第二新卒の転職希望者がよく聞かれる質問とその対策

最終更新日: 2019年11月01日
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玉田 誠一

第二新卒の転職希望者がよく聞かれる質問とその対策

第二新卒とは、新卒で就職したものの、おおむね3年以内に離職した人のことを指します。就業経験の『有無』が、既卒との大きな違い。この違いはしっかり押さえておきましょう。

最近では新卒の3割が3年以内に辞めると言われています。そこで企業側としては、会社で働いていた経験のある20代半ばの人材を欲しがることも少なくありません。なので、第二新卒であることを上手く活かして転職を成功させることが大切。

そこで今回は、第二新卒の人が面接でよく聞かれる質問と、その解答のコツについて見ていきましょう!

 

■なぜ前の会社を辞めたの?

これは新卒以外の転職活動では必ず聞かれる質問です。

「思っていた仕事内容と違う」

「人間関係が辛かった」

「ハードすぎて心身共についていけなくなった」

など、辞めた理由は人それぞれですが、本音をそのまま言ってしまうのはNGです。

「うちの会社に入っても、同じことが起きたら、すぐ辞めるのではないか?」と採用担当者に思われてしまうかもしれません。

自分に至らない点があったことを認め、周囲のせいにしないよう心がけましょう。

ポイントは“やりたいことを真剣に考えた結果、退社に至った”ということを説明すること!

「志望する企業では、やりたいことが実現できる」というリサーチは事前にしておき、辞めた理由を「ポジティブ」に変換し、応募先企業に対して将来の展望とやる気を持っていることを見せるのがコツですよ。

 

■前の会社ではどんな仕事をしていたの?

まず大切なのが、前職で担当していたことを「淡々と話さないこと」です!

前職の業務内容を説明する際は、取り組んでいた仕事だけではなく、「その仕事に対する熱意」「結果として得られた経験」などをセットにして話すことがポイントです!

「もっと具体的に」と言われたら、話を詳細に話すのではなく、自分が取り組んできた行動や仕事がどのように数字や成果に表れたかを話していきましょう。

経験が浅く、大きな実績を残していない…という場合でも大丈夫。「上司が使いやすい資料を効率的に作るために工夫したこと」や「テレアポの成功率を上げるために工夫したこと」など、自分なりに取り組んだ経験をしっかりアピールしましょう。

 

■やりがいがなくても大丈夫?

第二新卒は、現場の責任者が面接担当者になることが多いので、「一緒に働きたいかどうか」という視点で選考します。

やりがいを求めて転職活動している人に対して冷や水を浴びせるような質問ですが、実際のところ、やりがいがある仕事はごく一部。苦手な業務もたくさん行うことになるでしょう。

こうした質問を受けた場合には、「(目標や目的に向けて)どのようなものでも自分にプラスになると考えています」といった前向きな姿勢を見せることが大切です!

採用側としても、「後ろ向きな」発言をする方と一緒に仕事をしたいとは思わないはずです。

 

■あなたの今の課題は?

これは自分を客観的に見ることができ、課題に関して計画、実行できる人物かどうか見極めるための質問です。

「単に自分の課題を語るのではなく、その課題に関してどんな改善計画を考えているのか?」

「どんな行動を起こしているか?」

「その行動に対する自分の評価はどうか?」

という段階まで答えを用意しておきましょう!

課題を見つけ、改善するためのアクションを起こせる人は「自分で考え、行動できる人物」です。こうした人材を、多くの企業は求めています。企業が求める人材であることを積極的にアピールしていきましょう!

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面接では、どんな質問に対しても、前向きな内容に変換して答えることが大切です。

ネガティブな過去だったとしても、ポジティブな方向に路線変更して答えることで、第二新卒の弱点である「すぐ辞めるのではないか」という不安を払拭することができますよ。

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