「第二新卒」って結局、何?「既卒」「新卒」との違いは?

最終更新日: 2019年11月19日
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玉田 誠一

「第二新卒」って結局、何?「既卒」「新卒」との違いは?

就職・転職活動をはじめる時に、まずやるべきこと。それは、「志望企業がどんな人材を募集しているか」を知ることです。募集人材は就業状況によって「新卒」「既卒」「第二新卒」などにカテゴライズされますが、その違いをちゃんと答えられる人は意外と少ないもの。今回は「第二新卒」の特徴や強み、注意すべき点を紹介しますよ!

第二新卒って結局、何よ?

今ではすっかり浸透している「第二新卒」という言葉ですが、実は、これにはハッキリとした定義があるわけではなく…。「第二新卒」とは一般的に「新卒で入社して3年未満の転職希望者」を指しますが、「学校卒業後に一度就職し、数年のうちに離職して転職する若手転職希望者」を含む場合もあります。なので、20代中盤までの転職者を総称して「第二新卒」と呼ぶケースが多いようですね。

一方「既卒」は、就活がうまくいかなかったり様々な理由で就活しなかったりで「学校卒業後、一度も就職していない人」を指します。つまり「第二新卒」と「既卒」の違いは「短期間でも就職したことがあるか」という点。ちなみに「新卒」は「社会人未経験の状態で、大学や専門学校、高校などの卒業後すぐに就職する人」のこと。

ようするに「第二新卒」とは、「経験豊富なキャリアはないけれど、社会人としての基礎は身につき、企業文化に染まりきっていないフレッシュな人材」、というワケです。

今、第二新卒を求める企業が急増中!

最近「第二新卒」を採用する企業が急増しているってこと、知ってますか?

この一番の理由は、第二新卒の「社会人経験がある」という特徴が重宝されているから。 “基本的なビジネスマナーを身に付けている” “社会経験がありながら若く、柔軟で会社に適応しやすい”などといった点を高く評価して、多くの企業が第二新卒を積極的に採用しているのです。また、人を雇う企業側のホンネとして“新卒と比較して教育コストが掛からない”という点も大きいようですね。

第二新卒側で考えれば、新卒の時には受けられなかったり入社できなかった企業に“リベンジ転職”できる大きなチャンス。

第二新卒での転職は、企業にとっても第二新卒にとっても大きなメリットがあると言えます。

第二新卒、ここは注意すべし

ただ第二新卒であるということは、新卒で入社した会社を数年で離職してしまったというネガティブな印象を与える要素でもあります。当然、これは第二新卒を採用する企業側も気にしている点なので、面接など選考の際には「早期退職して第二新卒になった理由」を答えられるようにしましょう。言わずもがなですが、ホンネは何にせよただのグチにならないよう、前向きな理由に言い換えてくださいね。

また企業は、第二新卒採用は入社後の教育費用がかからない点もメリットの一つとして考えているので、社会人経験があるからこその基礎スキルやポテンシャルがあるか、最低限のビジネスマナーが身についているかどうかが厳しく見られます。なので、企業とのメール・電話や面接などで基本的なマナーの指摘を受けないようにしっかり注意しましょう。

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「第二新卒」の強みは、現代の社会で多くの企業がアツく注目しているポイントです。20代の転職サイト「Re就活」なら、第二新卒を積極採用する求人のみが掲載されています。第二新卒のメリットは限られた期間にだけ得られるものなので、このチャンスを生かして転職を成功できるよう、頑張りましょう!