どんな職種がある? 「建築技術者」について

最終更新日: 2019年11月14日
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前畑 泰広

どんな職種がある? 「建築技術者」について

「専門的な知識や技術を生かした仕事をしたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。さまざまな技術が発展し進化し続ける現代は、専門技術職の細分化も進んできていると言えます。技術者として自分が携わりたいと思う業種に具体的にどのような職種があるのかを把握し、自分に適した仕事についてしっかりと考えておくことが、本当にやりがいのある仕事を見つける第一歩となるはずです。今回は「建築技術者」について、どのような業務や職種があるのかと、求められる資質などをご紹介します。

建築技術者とは

建築技術者とは、一般住宅や集合住宅、商業施設や公共施設などさまざまな建築物の建設や改修にあたって、技術的な仕事を行う人のことを言います。

建築技術者の仕事内容は多岐に渡りますが、大きく「設計」と「施工」に分けられます。設計は、建築物の用途や規模に応じて仕様を決定したり図面を作成したりする仕事です。外観や内部の意匠の設計、地震や風雨に耐える構造の設計、配管や電気などの設備の設計といった業務があります。

施工は、設計図に基づき実際に工事を行って建築物を完成させる仕事です。必要な資材や作業員の手配、工事の進行管理、完成した建築物の検査などといった業務があります。

建築技術者にはどんな職種がある?

 

建築技術者には、主に以下のような職種があります。

 

・建築設計管理技術者

建築物の設計業務の管理を行うために配置される技術者です。

 

・建築設備設計技術者

建築物の電気や給排水、空調などの設備を設計する技術者です。

 

・建築構造設計技術者

建築物の全体から細部まで、安全性を確保できる構造を設計する技術者です。

 

・建築施工管理技術者

建築物の施工管理を行う技術者です。

 

・建築検査技術者

建築物に対するさまざまな検査を行う技術者です。

建築技術者に求められる資質やスキル

建築技術者は、建設会社や建築事務所、ハウスメーカーおよびアウトソーシング系の企業などに勤務して働くのが一般的です。建築技術者として働くには、建築士の資格が求められる場合が多いでしょう。建築士の資格には「一級建築士」「二級建築士」「木造建築士」の3種類があり、それぞれ設計・管理できる建築物が異なります。

設計業務・施工業務いずれにおいても、コミュニケーション能力を活かせます。設計業務では、数学・物理学などの知識があるほど良い仕事ができ周りからも信頼されるでしょう。また、発想力や美的センスが必要とされることもあります。施工業務は、臨機応変な判断力を持っている方におすすめです。

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