【20代の意識調査】20代テレワーク経験者の住みたい環境は「都心」6割―通勤やプライベートでの利便性を重視

最終更新日: 2020年07月28日
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Re就活編集部

【20代の意識調査】20代テレワーク経験者の住みたい環境は「都心」6割―通勤やプライベートでの利便性を重視

新型コロナウイルスの感染拡大やテレワークの推奨を受け、20代の仕事観や転職意識をひも解くために、アンケート調査を実施しました。

今回は、住宅や働く環境に関するアンケートを実施。20代のテレワーク経験者は、住みたい環境について「都心」と回答した人が6割を超え、「郊外」と回答した人(24.9%)を、35.3ポイント上回りました。20代は、通勤・プライベートを含めた利便性を重視し、「都心」に住むことを希望している人が多いことが分かります。また、テレワークを実施してみて「自宅」に関して感じた変化では、約半数が「デスクを置くなど仕事をする環境を整えようと思った」と回答。今後テレワークが定着していくと、都心に住みたいというニーズは変わらないものの、住宅を選ぶポイントは変化していくことが想定されます。

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【TOPICS】

(1)    20代テレワーク経験者の住みたい環境は、「都心」が6割で「郊外」を大きく上回る

(2)   テレワークにより、約半数が「デスクを置くなど仕事をする環境を整えようと思った」と回答

(3)   旅行をしながら旅先で仕事をする「ワーケーション」に、約半数が「興味がある」と回答

(1)20代テレワーク経験者の住みたい環境は、「都心」が6割で「郊外」を大きく上回る

20代テレワーク経験者の住みたい環境は、「通勤・プライベート含めた便利さ重視で都心に住みたい」33.1%、「どちらかと言えば通勤・プライベート含めた便利さ重視で都心に住みたい」27.1%となっており、約6割が「都心」に住みたいと回答しています。「家の快適さ重視で郊外に住みたい」「どちらかと言えば家の快適さ重視で郊外に住みたい」の回答は24.9%にとどまり、20代は家の快適さよりも、都心へのアクセスの良さを重視していることが分かります。「都心は家賃が高く、部屋は狭いけれど、どこに行くのにも便利」「アクセスが良い場所に住んだほうが、移動時間の無駄がない」「絶対に都心が良いわけではないが、友人の多い場所に住みたい」「郊外も魅力的だけど、ずっと都心に暮らしているので郊外に住む実感が持てない」などの声が寄せられました。

 

(2)テレワークにより、約半数が「デスクを置くなど仕事をする環境を整えようと思った」と回答

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テレワークをしてみて「自宅」に関して感じた変化では、「デスクを置くなど仕事をする環境を整えようと思った」が最多で48.9%、次いで「より広い部屋に住みたいと思うようになった」25.6%となりました。テレワークを実施することにより、「自宅」の環境を整えたいと感じている20代が多いことが分かります。今後テレワークが定着していくと、都心に住みたいというニーズは変わらないものの、住宅を選ぶポイントは変化していくことが想定されます。

 また「自宅以外のシェアオフィスなどで仕事をしたいと思うようになった」の回答は23.3%でした。「自宅と仕事をする場所は分けたい」「『職場』に出社したほうが、メリハリがつく」「『職場』に出社したほうが気持ちを仕事モードに切り替えられる」といった声が挙がっており、今後、テレワークの定着と比例して、シェアオフィスの需要もニーズが拡がることが推察されます。

 

(3)旅行をしながら旅先で仕事をする「ワーケーション」に、約半数が「興味がある」と回答

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旅行をしながら旅先で仕事をする「ワーケーション」について、「興味がある」29.3%、「どちらかと言えば興味がある」18.0%となっており、約半数は、ワーケーションに興味を持っていることが分かります。気分転換にワーケーションも活用するなど、より柔軟な働き方が増えていく可能性も考えられます。

 

■調査概要

・調査対象:[20代専門]転職サイト「Re就活」へのサイト来訪者

・調査方法:「Re就活」にアクセスしたサイト来訪者に、アンケートのポップアップを表示

・調査期間:2020年7月16日~2020年7月20日

・有効回答数:491名(緊急事態宣言中にテレワークを実施した人は133名・実施していない人は358名)