2020年5月に実施したアンケート調査で36.1％（2020年2月比14.3ポイント増）が、「UIターンや地方での転職を希望する」と回答し、UIターン転職のニーズが高まっていることを受け、UIターンを希望する20代を対象に、アンケート調査を実施しました。UIターン希望者の約6割は、「3ヵ月以内」のUIターン転職を希望するとし、早期のUIターン転職を希望していることが分かりました。また26.7％は「UIターン転職で、多少年収が下がっても構わない」と回答しています。

【TOPICS】

（1）UIターン希望者の約6割は「3ヵ月以内」の転職を希望

（2）26.7％が「UIターン転職で、多少年収が下がっても構わない」と回答

（3）UIターンを希望する理由は「地方や地元に貢献する仕事をしたいと思うようになったから」が最多。「都市部で働くことにリスクを感じた」は2020年5月比22.9ポイント減少

（1）UIターン希望者の約6割は「3ヵ月以内」の転職を希望

UIターンでの転職を希望する時期は、「すぐに、できるだけ早く」が最多で38.8％、次いで「1～3ヵ月以内」が19.7％となりました。約6割が「3ヵ月以内」での転職を希望しています。

2020年5月に実施したアンケート調査では、36.1％が「UIターンや地方での転職」を希望すると回答。

2020年2月の新規会員登録者のデータ（同21.8％）と比較すると、14.3ポイント増加し、20代転職希望者の「UIターンや地方での転職意向」が増加傾向にあることが分かっています。UIターンを希望する人は増加傾向にあるだけでなく、早期でのUIターン実現を希望していることが分かります。

（2）26.7％が「UIターン転職で、多少年収が下がっても構わない」と回答

　「UIターン転職で当てはまるもの」では、「自分の時間を大切にしたい」が73.0％で最多となり、次いで「地元の人との人間関係を大切にしたい」が37.7％となりました。自分の時間を大切にしつつ、周囲とも良好な関係を気づき、丁寧な生活をしたいというニーズがあることが伺えます。

　特徴的な結果となったのは、26.7％が「UIターン転職で、多少年収が下がっても構わない」と回答したことです。年収は、20代の転職においても最も重視される項目で、「年収アップ」を希望して転職活動をする人が大半です。しかし、UIターン希望者の4分の1は「多少年収が下がること」も想定の上で、UIターンを希望しています。

（３）UIターンを希望する理由は「地方や地元に貢献する仕事をしたいと思うようになったから」が最多「都市部で働くことにリスクを感じた」は2020年5月比22.9ポイント減少

「UIターンや地方での転職を希望する理由」は、「地方や地元に貢献する仕事をしたいと思うようになったから」が最多で43.6％、次いで「もともと地元に戻ることを予定していたから」が34.2%となりました。「感染症の拡大などで、都市部で働くことにリスクを感じたから」は、6項目中5番目の回答数で19.4％となりました。前回2020年5月に実施した「UIターン」に関する調査では、「UIターンや地方での転職を希望する理由」として、42.3％が「都市部で働くことにリスクを感じたから」と回答しており、1ヵ月前の調査と比較すると22.9ポイント減少しています。新型コロナウイルスの感染状況の変化により、UIターン転職の理由にも変化が生じていることが分かります。

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^{■調査概要}

^{・調査対象：[20代専門]転職サイト「Ｒｅ就活」へのサイト来訪者のうち「UIターンを希望する」来訪者}

^{・調査方法:：「Ｒｅ就活」にアクセスしたサイト来訪者に、アンケートのポップアップを表示}

^{・調査期間：2020年6月5日～6月10日}

^{・有効回答数：289名}

^{【参考：2020年5月実施「UIターン・地方での転職」に関する調査】}

^{・調査対象：[20代専門]転職サイト「Ｒｅ就活」へのサイト来訪者}

^{・調査方法:：「Ｒｅ就活」にアクセスしたサイト来訪者に、アンケートのポップアップを表示}

^{・調査期間：2020年4月24日～2020年5月1日}

^{・有効回答数：361名}

^{・比較対象：2020年2月にＲｅ就活へ会員登録した会員への勤務地に関するアンケート}