空気を読まない生き方!?世界一のひねくれもの?意外と深い哲学者たち

最終更新日: 2019年11月11日
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もりし

空気を読まない生き方!?世界一のひねくれもの?意外と深い哲学者たち

「周りに合わせすぎて自分の思ったことがなかなか言えない」

なんてことありませんか?

 

「空気を読む」って日本で生きていくうえではすごく大事ですよね。

 

だけどやっぱり全く周りの目を気にせずに自分を貫くって

かっこよく見えてしまいます。

みなさんの中にそう思う方も多いのでは?

 

実は歴史上の哲学者・思想家にはそんな変わってるけど自分を貫いた人たちがたくさん。

 

そんなこんなで今日は僕が大好きなそんな哲学者をゆる~く紹介したいと思います。

彼らのエピソード面白いですよ

 

誰にも屈しなかったディオゲネス

まず最初に紹介するのはディオゲネスという古代ギリシアの哲学者です。

 

調べてみるとすごい逸話がたくさん載ってます。

 

ディオゲネスは海賊に捕らわれて奴隷になってしまったことがあります。

奴隷として売られる前に奴隷商人はディオゲネスに

 

「おまえは何ができるんだ?」(きっと怖い男の人ですよね)

と迫ったそう。すると彼は

 

「人を支配すること(ドヤ顔)」

と答えたそう。

 

ちょっ、おまえなにいってんの?殺されちゃうよ??

なんでそんなこと言うんだよ(笑)

 

そう思いますよね。

でも彼の目は本気だったそう。

 

「自分の主人は自分だけで、他の誰にも支配されてない

だから私は自由であるし、人を支配して彼らを自由にすることもできるんだ!」

 

誰もが彼の発言に耳を疑いました。

でも一人の富豪が彼の発言を気に入って主人を名乗り出たそう。

しかも、ディオゲネスは主人の商売を手伝ったり主人の息子の家庭教師をしたことが

主人に認められて奴隷から解放されたとか。

 

ディオゲネスはんぱないって

 

そんな感じでしょうか(笑)

 

僕が同じ状況に立ったら

「言われたことは何でもしますから殺さないで~」

なんて言うでしょうか。

 

こんなとき自分の意見はなかなか言えないですよね。

 

どんな状況にも屈しない

ディオゲネスの本気度と彼のユニークな考えに主人は心を打たれたんですね。

 

その後も自由奔放に生きたディオゲネスはそのユニークな信念、徹底した生き方からいつしか町の人気者に。

 

噂を聞きつけた国王様はわざわざ彼に会いに行くことにしました。

そして

「あなたの今の望みはなんですか?」

そう聞いたそうです。

 

するとディオゲネスは

「私は今日向ぼっこをしていて、あなたにそこに立たれると日陰になるからどいてください。」

といったそう。

 

それを聞いた国王は帰り道に

「私は生まれ変わったらディオゲネスになりたい

戦争などの争いを一切せずに彼のように自由に生きてみたい。」

と言ったそう。

 

やっぱディオゲネスはんぱないって。

 

上司や先輩に欲しいものを聞かれたとき、つい遠慮してしまいますよね。

 

それでも自分の望み(しかもかなり失礼なこと)をしっかり言える

ディオゲネスに国王様も心動かされたんですね。

 

国王様は自分の好きなように生きていくことのすごさを

ディオゲネスと話して気づいたのかもしれませんね。       

 

どうでしょうか?

そろそろみなさんも哲学者の面白さがわかってきたのでは??

ここで僕が好きな哲学者をもう一人ご紹介。

 

無駄なものはない??のんびり生きた哲学者荘子

次に紹介するのは古代中国の思想家。荘子。

彼もこれまたかなりのひねくれもので

当時の国王から宰相(今でいう総理大臣)を任命されたのにもかかわらず

 

「ぜったいやらないから」

と断固拒否したそう。

欲望に一切とらわれることなく自然の道理にしたがって生きることがポリシーだった荘子は

人為的に何かをすることを嫌っていて政治には一切関与せずに

細々と極貧生活をしながら友人とおしゃべりしたり議論しながらのんびり一生を過ごしたそうです。

 

荘子(森下).jpg

なんか仙人みたいですね

 

そんな荘子さんですが今度はちょっと深いお話を一つご紹介。

 

最近いろんな物事の効率化・実用化が進み

無駄がどんどん省かれていますよね。

 

荘子さんが生きたのも実学が重要視されていて

すべての物事を有益か無益かで判断することが主流になっていった時代。

 

しかし荘子はそんな人たちに

「君たちはほんとに役に立つものを知らないんだね

例えば大地を考えてみて。

大地ってすごい広いよね?

でも、人間が実際に使っているのは足の踏む大きさだけ。地球上のほとんどの場所は自分の足で歩かない、役に立たないところだよね??

じゃあ自分の足の大きさ分だけ残るように土地を削ってしまったら…

 

それでも君たちはこの広い大地が無駄だというのかね??(ドヤ顔)」

 

と言ったそうです。

 

皮肉たっぷりですね。いやな感じ(笑)。

でも考えてみると深い。。。

 

実際に働いてみると

「この勉強無駄だな~」

「この仕事無駄だな~」

って思うこと結構ありますよね?

 

荘子さんが上司ならきっと

 

「無駄だと決めつけてるのはあなた。

一見何の役に立っていないように見えるものこそが、実は本当に役に立つんですよ」

 

って論破されちゃいますね。

 

政治に全く関与せずに無駄だと言われてものんびり生きた荘子の生涯が歴史に名を残している事がそれを証明してくれてますね。

生きてる時代は違うけどはっとしちゃいますよね!

 

終わりに~空気を読まない生き方~

 

今回紹介した二人はきっと今風にいうと

 

「あいつKYだよな?」(KYって死語ですかね??)

 

そんな感じでしょうか。

 

にもかかわらず誰の意見にも左右されなかった二人は今この時代にも評価されているんです。

 

周りに流されないってすごく難しいことだけど、

だからこそやっぱり自分の信念を曲げないってかっこいいし

人の心を動かすことができるんですよね。

 

もしかして歴史に名を残す人って

ちょっと空気読めないくらいがちょうどいいのかも(筆者の強い願い)

 

僕は教科書に載る人間にはなりたいとは思わないし

今日紹介した二人ほど極端に生きていこうとは思いませんが

 

「たまには空気読めなくてもいいかな??」

そう思っちゃいます(笑)

 

 

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