自分に合う仕事を見つけるための考え方

最終更新日: 2019年11月11日
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山井 まちか

自分に合う仕事を見つけるための考え方

今の会社や仕事が自分に合っていないのでは?と感じつつも、じゃあ自分にはどんな会社や仕事が合うのかと考えると、いまいちよく分からない方も多いのではないでしょうか?

社会人として働いてみてはじめて分かることってとても多いですよね。自分の適性に悩んだり、ほかに良い仕事があるのではないかという思いが頭に浮かぶこともあるかもしれません。そのような場合、どのようにして自分に合う仕事を見つけたらいいのでしょうか?

自分に合う会社や仕事が見つけやすくなる2つの方法をご紹介します。

 

100%自分に合う仕事はない!?

2018年10月にリスクモンスター株式会社が新卒入社1~3年目の男女600名を対象に行った「第2回若手社員の仕事・会社に対する満足度調査」によると、「3年後も勤務し続けていると思う(49.0%)」と回答した人は、「3年後は勤務し続けていないと思う(51.0%)」をやや下回ることがわかりました。過半数の若手社員が転職を意識しながら勤務していることになります。

 

会社員として働くということは、程度の差はあっても指示された仕事をするということです。いつも自分が得意な仕事や人間関係の良い人と一緒に、やりがいのある仕事を任されるとは限りません。不満を感じることもあるでしょう。しかし、不満は期待の裏返しともいえます。自分の不満を文字に表し「見える化」することで、逆に自分は仕事に何を求めているのか、期待しているのか、考えを整理できます。では、どのように不満を「見える化」すればよいのでしょうか?

 

仕事をする上での不満を「見える化」する方法

物事を「見える化」するのに有効な手法を2つご紹介します。

①付箋を利用して考えを整理する方法

付箋を利用する方法は、アイデア出しをするときなどによく使われます。

 

・付箋、付箋を貼る大きな紙、マーカーなどの筆記用具を用意する

・1枚の付箋に不満をひとつ書く

・不満がなくなるまで書き出す

・似たような不満をグループ化する

・グループ内にある不満の共通点を見つけて名前を付ける(「仕事内容」、「人間関係」など)

 

不満の数が多かったり、言葉が強かったりするグループの内容が、あなたが特に強い不満を感じていることといえます。

 

また、同じ要領で、今の仕事で満足していること、今後も維持したいことも書き出してみましょう。こうすることで、先々転職した際に「○○は今の会社のほうがよくなったけど、△△は前の会社のほうがよかったなぁ…」という事態を防ぐことができます。

せっかく環境を変えられるチャンス。今の仕事のいいところはそのままに、悪いところを改善していきたいですよね!

 

②リスト化して考えを整理する方法

仕事や会社の評価項目をリスト化し、ひとつひとつ評価する方法です。

 

・紙と筆記用具を用意する

・仕事や会社の評価項目を思いつく限り書き出す

・それぞれの項目に対し「〇、△、×」をつける

・〇が付けられない場合は、理由を考えて書き出す

・すべて書き出したと思えるまで繰り返す

 

項目をリスト化した上で評価をするので、どの部分に不満があるかを一目で把握できます。

 

評価項目に何を設定するかは、仕事に求めるものによって人それぞれですが、代表的なものは、

・仕事内容とやりがい

・仕事量

・給与

・昇給・昇進しやすさ

・終業時間

・休日数

・人間関係

・経営方針

などが挙げられます。

 

仕事に求める条件の「優先順位」と「改善見込み」をつける

自分の不満が見える化できたら、次に行うのは順位づけです。付箋の場合でも、リストの場合でも、一番強い不満はどれで、その後に何が続くのかを明確にしましょう。次に、ひとつひとつの項目について、今の環境で改善が見込めるのかについて考えてみましょう。

 

自分の考えが実際に目に見える形に表されると、仕事をする上で何を大切にしているかが分かるはずです。そして、それらが「今の環境のままで改善されるのか?」が整理できると、転職活動をするか否かの指標にもなるはずです。

転職活動をする上で、譲れないものとそうでないものが分かっていれば、自分に合う仕事を見つけやすくなりますよね。

 

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仕事探しについての条件は十人十色です。自分にとってのベストは自分で見つけるしかないからこそ、分からないことだらけで不安で、つい足を止めてしまいがち。自分に合う仕事が分からないときには、現状の不満を洗い出し、そこから自分が何を望んでいるかを探り出す方法を試してみてください。

 

近しい友人、キャリアアドバイザーなど色々な人と話をしてみるのも自分を知る方法の一つです。話すことで、自分が大切にしている価値観を改めて確認できたり、ふだん意識していなかった自分の良さを指摘してもらえることもあるかもしれません。

 

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