Re就活編集部員が語る!初めてのテレワーク体験談~4週目~ 【最終回】20代Re就活編集部員が4週間テレワークをやってみた結果とは?メリット・デメリットの総集編!

最終更新日: 2020年05月19日
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Re就活編集部

Re就活編集部員が語る!初めてのテレワーク体験談~4週目~ 【最終回】20代Re就活編集部員が4週間テレワークをやってみた結果とは?メリット・デメリットの総集編!

新型コロナウイルス感染拡大防止策として、テレワークを導入する企業が増えています。もしかすると、この記事を読んでいるあなたも在宅勤務中、もしくは在宅を経験されているかもしれませんね。

私たちRe就活編集部でも、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在テレワークを導入しています。普段はオフィスにて顔を合わせながら仕事をしているので、「在宅勤務」という働き方は初めての経験。実際にテレワークを実施してみると、想像以上に快適な点もあれば、不便を感じることも・・・

今回は4週間にわたり、3人のRe就活編集部員が実際に感じたテレワークのメリット・デメリットをお伝えできればと思います。

 

Re就活編集部員が語る!初めてのテレワーク体験談~3週目~はこちらから

https://re-katsu.jp/career/knowhow/khw_contents.aspx?c1=/sonota-oyakudachi/zaitaku_report02-1

Re就活編集部員が語る!初めてのテレワーク体験談~2週目~はこちらから

https://re-katsu.jp/career/knowhow/khw_contents.aspx?c1=/sonota-oyakudachi/zaitaku_report02

Re就活編集部員が語る!初めてのテレワーク体験談~1週目~はこちらから

https://re-katsu.jp/career/knowhow/khw_contents.aspx?c1=/sonota-oyakudachi/zaitaku_report01

 

◆テレワークに挑戦中の編集部員◆

社会人5年目 A(男性):20代後半。彼女と同棲中。

社会人4年目 B(女性):20代半ば。実家で家族とテレワーク。

社会人2年目 C(女性):20代前半。四国の実家から上京している一人暮らし。

 

緊急事態宣言解除後の通常勤務に向けて、Re就活編集部では今週から週に1回出社をしていただくことになりましたね。

通常勤務に戻るにあたり感覚を取り戻していただきたいと考えているのですが、1ヶ月ぶりに出社した心境はいかがでしょうか。

Aさん:

約1ヶ月ぶりの出社となり、朝の準備や通勤時間が長く感じられました。テレワーク中は改めて時間の余裕があったと痛感しています。

普段はデスクトップのPCを使っており、今回のテレワークではデスクトップPCを持ち帰り業務をしていたため、今回の週1出社では会社に据え置きになっているノートPCを使っております。

この別のPCを使うことによる違和感も特にはないですね。

基本的にクラウド上にデータを保存することが多いため、データ連携をすぐにとることができ、スムーズに仕事に取り掛かることができました。

Bさん:

入社してから1ヶ月も会社に行かないなんて初めての経験だったので、小学生の夏休み明けのような、そわそわした気持ちで出社しました。

メイクをするのも久々でした(笑)

あと、1ヶ月前はまだ肌寒くて、薄手のセーターに春コートを羽織って通勤していたので、服装に困りました。

マスクもちょっと暑くなってきて、季節の移ろいを実感しましたね。

オフィスに着くと、見慣れた顔がたくさんあって、なんだかすごく安心しました。

特に別の部署の人とは、テレワーク中、連絡をとる機会も無かったので、お互い「元気でしたか!?」と1ヶ月ぶりの再会を楽しみました。

ただ、私はデスクトップPCに慣れすぎて、ノートPCだとちょっと違和感があり…やっぱり自分の使い慣れたPCが一番ですね。

 Cさん:

少し不安だったのですが、特に問題なく仕事を進められました!

私は二人と違ってノートPC(少し大きめのもの)を持ち運んでいるので、接続に関してはスムーズにできました。

ただ、移動の際はかなり重いので煩わしいです…。

1ヶ月ぶりに一日中人と過ごしたので、思ったよりも身体が疲れました

在宅勤務中はヒールを履くこともなかったので、翌日は筋肉痛になっていましたね(笑)

外線対応をしたり雑用を積極的に引き受けたりと、徐々に通常勤務に慣らしていくための、いいリハビリになればと思います。

 

さて、4週間テレワークを経験した結果、メリットとデメリットそれぞれ見えてきたと思います。まずは、この1ヶ月を通じて実感したテレワークの『メリット』を教えてください。

Aさん:

仕事を進める上で、テレワークは「ストレスフリー」だと思います。

まず職場の人が周りにいないため、仕事をする際に話しかけられることも、気を遣う必要がありません。

静かに仕事をできることは集中力の面でも良いと思います。黙々と自分の仕事ができるので、仕事を進める上ではストレスを感じにくいです。

また、通勤時間が無くなることもかなりのメリットだと思います。

今まで満員電車で通勤していた私からすると、いつでもすぐに仕事を始められることは有難いです。

満員電車から解放される、時間がかからないこともそうですが、コロナウイルスへの感染対策になることも含め、

風邪やインフルエンザ、花粉対策につながることもテレワークが「ストレスフリー」だと思ったことの一つです。

Bさん:

通常勤務の時よりも、規則正しい生活を送ることができると思いました。

運動不足にならないように適度な運動(私の場合は朝のウォーキング)を習慣化させたり、

多少残業をしてしまったとしても20時前には夕食を食べ終えられたり、ゆっくりお風呂に浸かれたり…とても健康的な日々を過ごしていたなと思いますし、実際ちょっと痩せられました(笑)

むしろテレワーク期間中で太りそうだなと恐れていたのでびっくりです。

Cさん:

1週目のコラムでもお話ししたのですが、一番はやはり、自分のペースで仕事を進められることですね。

これはAさんの意見とも近いのですが、出勤している日と比べると、急な依頼を受けたり、MTGが入ったりすることが比較的少ないので、作業のスケジューリングはしやすいです。

出社して思ったのは、『人は、相手の顔を見たら用事を思いつく』とどこかで聞いたことがあるのですが、ほんとにその通りだなと…(笑)

いきなり上司から「あ、実はお願いしたいことを思い出してさ~」とか言われたときには、「今日は定時帰りを諦めよう・・・」とか思ってしまいました(笑)

また、通勤時間がない分、朝からウォーキングや洗濯をしたり、夜はゆっくり料理をしたりと、生活の質を上げることが出来たのはとても嬉しかったです。

 

通勤時間が無くなる分の時間を有効活用でき、生活のリズムも整うようですね。また、自分のペースで業務にあたれるという点も良かったと。反対に、経験してみたからこそわかった、テレワークの『デメリット』は何だと思いましたか?

Aさん:

先週お伝えした通りコミュニケーションの取りづらさはデメリットです。

チャットやメールでのコミュニケーションでは温度感が伝わりにくく、本当はできれば急いでほしい案件であるとか、結構困って相談しているのに返事が素っ気ないとちょっと傷つきますね(笑)。

あとは、これはメリットでお伝えしたことの裏返しですが、仕事とプライベートの垣根が低くなってしまうということもありました。

私も実際、夜間や休日など、目の前にパソコンがあるので、ついつい「今のうちにアレやっとくか」と仕事を始めてしまいました。

結局、ダラダラと仕事をしてしまうことになるので、勤怠管理という面でも問題ですし、決められた勤務時間内の効率が下がりかねないことも問題です。

この点に関しては「この時間はプライベートの時間!この時間は仕事!」と個人でしっかりスケジュール管理ができるようにしていく必要がありますね。

Bさん:

私は環境面に課題が多いと感じました。

オフィスという環境は、やっぱり仕事がしやすい設備が整っているな~と思います。

デスクや椅子、コピー機などの目に見えるものから、ネットワーク環境などの目に見えないものまで、あるのが「当たり前」だったものは全て、不自由なく仕事に集中するために必要不可欠で、会社が用意してくれていたんだなとテレワークを経験して初めて気づきました。

家でオフィスと全く同じ環境を整えるには、お金もかかりますし、限界がありますよね。

Cさん:

私の場合は、孤独を感じることが大きなデメリットだと思いました。

一人暮らしで会社にも行かないとなると、なんだか社会と切り離された気がして…。

週1出社で久しぶりに出勤した時、人との話し方を忘れかけてしまい会話がぎこちなかったようで、上司に笑われてしまいました(笑) 

後は、仕事でのモチベーションを上げることもなかなか難しかったですね。

サボろうと思えばサボれてしまう環境ではあるので、手が空いてきた時には他の人のヘルプをして暇な時間を作らないなど、工夫は必要だと感じます。(ありがたいことに、私の場合はとっても忙しい毎日でした)

zaitaku4week_2.jpg

第1週目で登場したBさんのレンタルデスク。緊急事態宣言があけて通常出社に戻ったらデスクも返却予定です。

 

デメリットとしては、コミュニケーションの齟齬、いつでも仕事ができるがの勤怠管理が甘さや、仕事をする上での設備・環境、また他人と会わないことの孤独感、といったところですね。メリット、デメリットがそれぞれ出てきましたが、ぶっちゃけ皆さんはテレワークと通常勤務、どちらが好きですか!?

Aさん:

私は断然テレワーク推奨派です

確かにコミュニケーションや環境面で問題があるとはいえ、資材投資や光熱費支払い問題さえきちんと対処されていれば特に問題なくテレワークはできます。

ただ、もちろんオフィスでしかできない業務もありますので、週1もしくは月2~3日の通常出社ができれば理想です。

基本的にはテレワークでワークライフバランスを整え生産性を上げるために健康を維持し、オフィス限定業務や社員同士のコミュニケーションのために適宜出社をする、といった働き方が現代人にはあっているのではないでしょうか。

企業目線にたっても交通費削減などにも繋がるかと思います。

Bさん:

わがままを言えるのであれば、通常出勤をメインに、時々テレワークも可能、みたいな働き方が一番の理想です(笑)

体力を温存しつつ、自由な時間も確保できる在宅勤務の快適さを知ってしまったので…

でも、あくまで会社で仕事をするのが基本、というスタイルがいいです。

数人の友人から、今後もテレワークがメインになり、オフィスを縮小することになったという話も聞きましたが、個人的にはそれじゃ寂しいなと思います。

学生時代ずっと吹奏楽をやっていて「みんなで頑張る」ことが好きな私の性格もあるかもしれませんが、

同じ会社に集う仲間とは同じ場所で、同じ時間を過ごし、切磋琢磨し合いながら、共に求職者やクライアントにもっと喜んでもらえる商品・サービスを追求していきたいですね。

Cさん:

通常勤務です!

私は人と話すことや関わることが好きなので、やっぱり会社に行ってみんなで働く方が楽しいです。

何でもない雑談の中で、いいアイデアが湧いてきたりすることもあると思いますし。

特に若手のうちは、社会人として成長することを考えると、実際に上司や先輩とコミュニケーションを取りながら仕事を進めていく方が色々と吸収できるんじゃないかなと。

ただ、Bさんも話しているように、テレワークも時々出来ると理想的です。

体調が優れない日に在宅勤務という選択肢があると、女性としても嬉しいですね。きっと通勤電車の中では、テレワークが恋しくなると思います。

 

ありがとうございました。4週にわたって皆さんにインタビューをしていきましたが、人それぞれ感じ方や、考え方に違いはあるにせよ、このテレワーク期間は様々な気付きがあったようで、貴重な経験となったようですね。

さて、テレワークをしていた編集部員からのお話を聞かせてもらいましたが、編集部員を統括する立場からはいかがでしょう。4週間の締めくくりに、編集部員の上司の方にもお話を聞いて、このコラムの結びとしたいと思います。

上司:

Aさん、Bさん、Cさんのそれぞれのテレワーク下での気付きや感想を楽しく読ませていただきました。

当初、いきなりのテレワークになるということで、問題なく仕事をすることができるのか心配をしていましたが、結果として、通常業務は問題なくできたということで安心しています。

さて、私は管理をする立場ですので、突発的なトラブルに対応するためにも、基本的には出社をして仕事にあたっていました。その立場から、テレワーク期間中の勤務に対して以下のような感想を持ちました。

 

■社員のコンディションがつかみにくい

日々の体調面はもちろんですが、やはり、顔を合わせているとその人のコンディションは何となくわかるものです。

Aさんのコミュニケーションの課題にもありましたが、チャット、メールと対面は異なり、同じことを言うにしても、その表情が見えないので、その人の様子が分かりにくいですね。

もちろん、ビデオ通話もありますが、ビデオ通話の場合には、通話中だけ構えて話す人もいようかと思います。やはり対面の重要性は感じました。

 

■業務進捗の確認・評価の付け方の難しさ

その日の日報や業務報告を見れば、一日、どんな仕事をしたのかは項目としては分かります。

ですが、それが果たして良いものであったのかは注意してみなければなりません。

その都度、私が確認をする業務内容であれば、良し悪しをつけやすいです。

ですが、業務の全てを私が確認しているわけでもありません。

通常勤務の時には、その業務の進捗や内容の良し悪しについて、他のメンバーと相談している様子や、ディスカッションしている様子を目にすることができるので、しっかりやっていると評価できますが、テレワークではその様子を目にすることはできません。

進捗確認や評価の付け方も、いつも以上に慎重になりますね。

 

■個々人を成長させる工夫

Cさんも言っていますが、社内の何気ない会話からアイデアが出ることもありますし、Bさんのように通勤時間に何か気付きがあることもあります。

外に出て、人と接することから得られるものは大きいものです。

テレワークではその気付きが失われ、自分ではしっかり仕事ができているつもりでも、実はそれをもっと良くするヒントを見逃してしまっている可能性もあります。

そうした気付きを促す工夫が必要ですね。

 

・・・と、通常出社をし、それに慣れた仕事の進め方をしてきた立場では、突然のテレワークは困ったことが多いことは事実です。

評価のポイントでいえば、やっぱり報告をこまめにくれて、詳細が書いてある人の方がわかりやすく、良い印象になりがちです。

一方で、生活のリズムが整った、集中して仕事に取り組むことができるようになった、というのは通常出社ではなかなか実現することが難しいポイント。

ライフステージを考えれば、今後は子どもの面倒をみながら自宅で働く、という選択肢も重要でしょう。

どちらが正解、ということではなく、どんな状況に応じてでも、しっかり仕事ができるようにするために、考えていかないといけないですね。

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 先日、緊急事態宣言が39県で解除されました。(2020年5月19日現在)

また2020年5月21日を目途に、再び宣言の範囲を見直し予定となっております。

39県の緊急事態宣言解除について「コロナの時代の新たな日常を取り戻していく。今日はその本格的なスタートの日」と言及しており、我々の働き方も大きく変わろうとしています。

 

さて、今回は1カ月間、Re就活編集部員も初めてテレワークを体験しました。実際にやってみることで様々な良い点や課題点など浮かび上がってきました。

 

通勤にかかる時間やストレスが減る、プライベートの時間をしっかり確保することができる、黙々と仕事をすることで集中して働くことができる、といったメリットがありました。

一方で、仕事とプライベートの切り分けの難しさ、コミュニケーションの行き違い、誰とも会わないことでの孤独感や、何気ない会話や移動時間から生まれる気付きがなくなってしまうというデメリットもありました。

テレワークと通常勤務のどちらが良いか部員に聞いたように、どちらの働き方が優れているというものではなく、一長一短があるものです。

もしかすると、このコロナウイルスの影響で今後の働き方が変わってくることもあるかもしれません。どういった働き方が良いのか、テレワークになったときには何に気を付ければ良いのか、Re就活編集部員にとって、今回のテレワークは色々と考えを深める良い機会になりました。

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最初の1週目はテレワークの良い部分ばかりに目がいき、Re就活部員もテンション高めでした。

ですが、テレワークにはもちろんデメリットも。どんな働き方が自分には合っているのか、それを考えるヒントになりましたら幸いです。

zaitaku4week_3.jpg

「在宅勤務でみんなどんな感じで働いているのか」

「いつまでテレワークが続くのか」

「仕事をしている姿を見てもらえず、上司にきちんと評価してもらえているのか」

テレワークをしていると、様々な不安を感じることもあると思います。

私たちの、この4週間にわたるこのコラムが、あなた悩みや心配事を解決する小さなきっかけになれば幸いです。

 

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