異業種への転職で重要な業界研究のポイント

最終更新日: 2019年10月31日
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山井 まちか

異業種への転職で重要な業界研究のポイント

職歴をある程度積んだ人材が転職する場合、一般的には異業種への転職は難しいと言われています。しかし第二新卒など20代の転職の場合、企業側が採用に当たって業界経験を重視しないケースが多く、比較的成功しやすいと言えます。

未経験の業種も視野に入れて転職活動をしたいという方は、業界研究をしっかりと行うことが転職を成功させる重要なカギとなります。

転職活動で業界研究が大切な理由と、業界研究の方法などについてご説明します。

転職活動で業界研究って必要なの?

転職活動で業界研究をするイメージがあまりない方もいらっしゃるかもしれませんが、次のようなとき、業界研究をしておくと転職活動をスムーズに進めることができます。

(1)志望する業界を絞り込めない、志望業界が分からないとき

多種多様な業界の中から、自分がどのような業界で活躍したいのかをイメージ先行で絞り込み突き進んでしまうのは、なかなか難しく危険なこと。先入観をいったん除いて、広い視野でどんな業界があるのかや、それぞれの業界の特徴などを知って、興味が持てる業界ややりがいを感じられそうな業界などを絞り込んでいきましょう。

(2)志望する業界の現状や将来などがわからない、知りたいとき

志望する業界がある程度絞り込めたり、最初からある程度志望業界の目星がついている場合には、さらにもう一歩踏み込んだ業界研究をしてみましょう。それらの業界の全体的な構造や現状、代表的な企業や安定性、将来性などがわかれば、本当にその業界を選ぶべきかどうかを判断する際のヒントになるでしょう。また、業界についての基本的な知識は、応募企業に面接に行ったときや、実際にその業界で働くことになったときにも役立ちます。

転職活動での業界研究方法

転職活動での業界研究の方法としては、まず主に以下のようなものを活用して情報収集するのが良いでしょう。

新聞、ニュース

業界にまつわる最新の情報をキャッチしたい場合にオススメです。

新聞やネットのニュース配信などで、さまざまな業界のニュースを日々チェックしておくことで業界で直近話題になっていることや、その業界が悩んでいることなども情報収集しやすいでしょう。

四季報、IR情報

業界・企業の特徴や動向、将来性などを知りたい場合にオススメです。

四季報や各企業のホームページにあるIR情報など投資家のための情報は、各企業の売上高など経営状態を知ることができるため、いくつか候補が絞り込めた段階でこのあたりも細かく見ていくと良いですね。

書籍

特に詳しく知りたい業界がある場合は、主に新卒の就活生などに向けて編集された、各業界についてまとめた書籍を読むのもおすすめです。その業界への就職を考えている人に向けて書かれた本が多いため、参考になる情報が多いでしょう。

業界研究をする上で活用できる情報はさまざまにありますが、すべてを頭に入れていくとなると膨大な時間と労力がかかるもの。収集した情報の「整理」も重要です。

整理の仕方としては、以下のように「定量的な情報」「定性的な情報」の2つの視点で情報を分け、比較表を作るのがオススメです。

①  定量的な情報(業界規模、業界売上、将来性、主な事業内容のデータなど)

②  定性的な情報(雰囲気、評判、働き方など)

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業界研究というと、新卒の就職活動で行うものという印象があるかもしれません。しかし、転職にあたっても業界研究を行う意義は大きいです。特に異業種を視野に入れて転職活動をする人は、企業研究だけではなく業界研究にもしっかりと取り組むことをおすすめします。

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