会社を辞める前に知っておきたい!転職活動にかかる費用ってどのくらい?

最終更新日: 2019年10月31日
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前畑 泰広

会社を辞める前に知っておきたい!転職活動にかかる費用ってどのくらい?

仕事が忙しい、平日休みが取れないなどの理由で、会社を退職してから転職活動を始めたいという方も多いのではないでしょうか?しかし、転職活動中はなにかとお金がかかります。

蓄えがなければ生活もままならないので、転職活動にかかる費用がどのくらいか、しっかりと把握しておきたいものですよね。

この記事では、転職活動をするときにかかる費用と、退職後に転職活動をする方に知っておいてほしい「失業保険」について紹介します。

 

転職にあたって必要になるお金には何がある?

仕事を辞めて転職活動に専念する場合には、貯金を切り崩しながら食費や家賃、光熱費といった生活費を賄っていくことになります。

また、会社に所属している人は、住民税、国民年金、健康保険が給料から自動的に天引きされますが、会社を一旦退職して転職活動をするときには、こういったお金も自分で支払う必要があります。

さらに、面接のためのスーツや靴が手元になければ準備する必要がありますし、転職活動には意外と交通費もかかります。転職にあたって新たな業種の勉強をするのなら、参考書などの購入費や資格取得費も計算に入れておきましょう。

 

具体的には、転職にはどのぐらいお金が必要?

転職活動にかかる期間は人それぞれですが、転職活動が長引く可能性や、新しい会社に入ってもお給料が入るまで1ヶ月ほどかかることも見越して、できれば1年ほど、短くても半年程度生活するのに必要なお金を把握しておくとよいでしょう。

半年分の生活費、転職活動中の交通費、スーツや資格取得に必要なものを揃える費用などを考えると、一人暮らしなら最低100万円ほどは必要と考えたほうがよい計算になります。

 

必要なお金を準備する方法!失業保険とは?

そんなお金すぐには用意できない!というのが20代のホンネ。ではどのように必要資金を確保すればよいのでしょう?ひとつの大きな味方が、失業中の生活を支えてくれる「失業保険」です。

会社を退職してから転職活動を行う場合、前職で雇用保険に加入して一定要件に該当すれば、失業保険(正式名称は「基本手当」)を受給することが可能です。退職前6カ月間の給料の約50~80%が支給されると言われていますので、ありがたいですよね。

ただし、受給要件を満たしていても、状況によって失業保険を受け取れる額や受給開始日が異なりますので注意が必要です。

会社都合による退職であればまた例外ですが、転職活動を理由に退職する場合は「(正当な理由のない)自己都合による退職」とみなされます。失業保険はハローワークで受給手続きをしてから7日の待機期間ののち、その翌日から3ヶ月間の給付制限期間を経てから受給できます。受給までにはかなりの期間があることを覚えておきたいですね。

また、失業保険は、会社に勤めていた期間が1年以上10年未満ならば90日分が受給できますが、離職した日から遡った雇用保険加入期間による条件もあります。条件に合致しているかは前もって確認しておきましょう。

さらに、失業保険は失業中でなければもらえず、7日間の待機期間内にアルバイトをしてしまったり、1日4時間以上のアルバイトをしてしまったりすると、給付期間が先延ばしになってしまいますので、このあたりにも注意が必要です。

条件さえ満たしていれば、収入の大きな支えになりますので、一度受給条件をチェックしておくとよいでしょう。

 

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転職活動中は、これまでのようにお給料が入ってこないことに不安を感じることもあることでしょう。しかし、これまでのワークライフバランスの改善や収入アップを目指して理想的な会社へ転職すれば、より良い生活をつかみとることができます。転職をしたいと考えている方は、未来の自分の為に計画的に転職を進めましょう。

 

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