転職活動で複数の内定をもらったときの対応はどうする?

最終更新日: 2019年11月01日
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玉田 誠一

転職活動で複数の内定をもらったときの対応はどうする?

転職活動に励む人の中には、複数の求人に同時進行で応募している人も多くみられます。1つの企業だけに目を向けるのではなく、いくつかの企業と比較・検討することで、自分の理想の働き方や職場に求めるものをさらに明確にできるというメリットがあります。しかし、いくつかの企業から同時に内定をもらったり、第一志望の企業から結果を待っている間に他の企業から内定をもらったりした際には、どのように対応すればいいのでしょうか? 今回は、複数の企業から内定をもらった際の適切な対応の仕方やマナーをご紹介します。

 

内定への返事を保留にする際は、期間を設定しましょう

内定をもらったら、入社するか否かを企業へ連絡する必要があります。中途採用の求人の多くは欠員補充が目的であるため、企業にしてみれば内定を出したからにはできるだけ早く働き始めてほしいと考えるのが一般的です。入社の諾否の連絡はなるべく早く行うのが企業への礼儀といえます。

しかし、さまざまな理由から内定の返事を保留にしたい場合、きちんと申し出ることで企業も一定期間は返事を待ってくれるはずです。

では、実際にどのくらい保留期間をとれるのでしょうか。企業によって多少差はありますが、一般的には2~3日、長くても1週間程度と考えましょう。それ以上待たせた場合、「入社の意思がない」とみなされ、内定が白紙になる可能性もあるので注意が必要です。

 

複数の内定の中から悔いのない決断をするためには?

複数の企業を相手に転職活動をしている場合、最終的に入社できる会社は1社だけなので、いくつかの内定を辞退するという決断はつきものです。新卒の就活と違って社会人としての経験を積んでいる分、再就職する会社を選ぶ際はより慎重になることでしょう。

悔いのない転職活動にするためにも、自分がなぜ転職したいのか、働く上でどんなことを重要視するのかをさまざまな角度から見直すことが大切です。とはいえ、限られた時間の中でその答えを出すのはなかなか難しい課題といえます。複数の内定の中から1社を選ぶのに迷ったら、それぞれの会社に入社した自分を想像し、そのメリットやデメリットを書き出してみるのがおすすめです。各社の特徴を可視化することで比較しやすくなり、頭の中を整理することができます。

 

転職活動で内定を辞退する際のマナーとは

検討を重ね、どの会社に転職するかの意思が固まったら、内定を辞退する会社へすみやかにその旨を伝える必要があります。保留期間がまだ残っていたとしても、1日でも早く連絡を入れるのがマナーです。

内定辞退の連絡は、メールで済まさずにお詫びの気持ちを込めて電話で行いましょう。始業・終業前後の忙しい時間帯はなるべく避けるなど、基本的なビジネスマナーをしっかりと守ることが大切です。

また、他社への入社を決めたことは自ら話さなくても構いません。「十分に検討した末のことなのですが、個人的な事情もあって内定を辞退する決断をいたしました」という伝え方が無難です。

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複数の企業から同じタイミングで内定の通知がくると、「早く1社に絞らなくては」という焦りが生じてしまいがちですが、まずは気持ちを落ち着かせ、冷静な判断の上で転職先を決めましょう。また、内定を辞退する企業にも最後まで誠実な姿勢で対応することも社会人のマナーとして大切です。複数の企業を相手に転職活動をされている方は、今回ご紹介した内容を参考にしてみてはいかがでしょうか。

Re就活」では、転職活動に関するさまざまなノウハウをご紹介しています。就職・転職活動中に何か困ったことがあったら、ぜひご利用くださいね。

 

 

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