円満退職のために! 知っておきたい退職までの流れ

最終更新日: 2019年11月01日
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玉田 誠一

円満退職のために! 知っておきたい退職までの流れ

転職をするのであれば、どうしたって避けられないのが退職。

退職するのであれば、立つ鳥跡を濁さず、トラブルなく円満に済ませたいものです。突然「辞めます」などはもってのほか、きちんと計画を立てて、会社の人に迷惑をかけないように退職しましょう。

ここでは、円満に終わらせるための退職までの流れやポイントをご紹介します。転職を考えている方はぜひ参考にしてください。

退職までのスケジュールを立てよう

何かよほどの理由がなければ、それまで世話になった会社の人に退職することを切り出すのは心苦しいものです。だからと言っていつまでも言い出さず、直前になって突然退職宣言したのでは、会社の人も困ってしまいます。

少なくとも、辞める予定の2か月前にまでには、上司に退職の意思があることを伝えておきましょう。

2か月という期間は、仕事の引継ぎや会社側が後任者を決めるために必要なものです。また、場合によっては引き止められる可能性もあります。2か月あれば上司を説得するのにも充分であると言えるでしょう。

退職までの流れ

退職予定の2か月前に上司に報告を済ませてから、おこなっておきたい事柄は以下のとおりです。

 

退職一か月前

・  上司などと相談し、後任者を選ぶ

・  日付や誤字などをきちんとチェックして、退職願を提出する

・  引継ぎのための資料などを揃える

・  後任者と直接引き継ぐ仕事内容について話し合う

 

退職1,2週間前

・  取引先などへの挨拶

・  会社用のパソコン内の情報やデータの整理

・  自分宛てに届く郵便物の送付先を変更(後任者名か部署名)

・  健康保険証や社員証など、会社貸与のものを返却

・  年金手帳や雇用保険被保険者証などを受領する(会社が保管している場合)

 

退職日当日

・  担当している業務がすべて完了していることを確認する

・  万が一の場合(トラブルなどが起こった際)のために、退職後の連絡先を上司や後任者に伝えておく

・  世話になった人への挨拶

 

円満退職のためのポイント

以下のポイントを押さえておくことで円満退職をしやすくなりますよ。

 

退職するタイミングを考える

退職するタイミングは重要です。遂行中のプロジェクトなどがあれば完了時に合わせる、会社の繁忙期を避ける、など、会社の都合も考慮に入れたうえで退職するようにすれば、無用なトラブルを避けることができますので、よほどの事情がなければ意識するようにするといいですよ。

 

転職の意思はできるだけ人に言わない

上司への報告前に仲の良い同僚などにふと転職の意思を話したりすると、そこから噂が広がり、意図せぬ形で上司に知られてしまう可能性があります。噂で知ると上司の理解を得にくくなることもありますし、あなたを見る周囲の目が変わることあります。

 

会社の不満を言わない

原則的に、転職をする理由として会社への不満は言わないほうが無難です。不満を言えば残されたほうも気分がよくないですし、不愉快に感じてしまうこともあるでしょう。不満があっても転職理由はあくまで個人的事情ということにしておきましょう。

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退職後に転職活動をするのであれば、その期間の生活費についてもきちんと計算に入れて計画を立てるようにしてください。転職期間はどのくらいの長さになるかわかりません。行き当たりばったりでは後悔するかもしれませんよ。退職までの流れを押さえて計画を立てるのがポイントです。

転職をお考えの方は「Re就活」をご活用ください。転職に役立つ情報がたくさんあります。きっと何かの役に立つはずですよ。