20代の転職活動の期間ってどれくらい? 転職の平均期間とその理由

最終更新日: 2019年11月25日
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前畑 泰広

20代の転職活動の期間ってどれくらい? 転職の平均期間とその理由

転職活動を始めたくても、どれくらい時間がかかるか分からず不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか? 

実は20代で転職活動を始めた人の9割が、短い期間で内定を勝ち取っています。

今回は20代の転職活動の期間についてのデータを見ながら、その理由についてご紹介していきます。

20代の転職活動期間は短い

20代の転職活動にかかる期間は、ほとんどの方が「3か月以内」と短期間です。

転職サイト利用者を対象とした「転職活動にかかった期間」に関するアンケートによると、20代のおよそ43%の人が「1か月半以内」、約48%の人は「3か月以内」に転職活動を終えています。これに対して「6か月」以上と比較的長い期間がかかった人は約10%。実に9割の20代が3か月以内に転職活動を終えていることが分かりました。

なお、30代で「1か月半以内」に転職活動を終了した人は約19%、「3か月以内」が約63%に増加しています。さらに40代で「3か月以内」に転職活動を終了した人はおよそ50%、「6か月以内」が約35%に増加。年齢が上がるにつれて転職にかかる期間は長くなることがわかります。

採用側が20代の人材に求めるものは、他の年代の人材とまた異なっていることから、20代の転職は短期決戦で終えやすいと考えられます。ではどのような理由で20代の転職は短期間で内定に至りやすいのでしょうか?

20代の転職が短期間で内定に至る理由とは?

・企業にとって若手人材の登用は人件費を抑えやすい

20代の転職が短い間に決まる理由は、30代以上の人材に比べて賃金が安いことにあります。

転職サイト利用者述べ25万人以上を対象とした調査では、20代男女の平均年収は350万円、一方30代の平均年収は470万円。その差額はおよそ120万円になることが分かりました。

人件費は、経営コストの中でも大きな比重を占めることが多い費用です。その中で賃金の安い20代は、採用人数に対して人件費を安く抑えることが出来る人材ということがわかります。

・20代の人材採用は「今後の成長への可能性」

20代の転職が短期で終わる理由として、企業が求める人材ニーズも関係しています。企業が若手に求める資質は、「特定領域への経験値」よりも「今後の成長への可能性」であることが多いです。

キャリア層となる30代以降の世代が転職する際、これまでの経験や知識といった専門性を求められます。ピンポイントに専門性の高い人材市場は、マッチングにも時間がかかってしまうことが多いです。

一方20代の人材採用には、将来企業を支える世代を集める“投資”的側面があるのです。そのため多くの企業は、それまでの経験値や専門性以上に、「ポテンシャル」や「チャレンジ精神」「飲み込みの速さ」といった“投資価値”を求めています。このような要素は応募者の人柄や社風との相性によるものが大きいため、キャリア層以上にマッチングが成立しやすいのです。

転職を短期間で決めるには準備が大切!

20代の転職活動が短い期間で決まりやすいことは確かですが、見切り発車の転職でもすぐに決まるというわけではありません。転職活動を早期に決める人の多くは、しっかりとした事前準備を済ませています。

自分のスキルやポテンシャルを伝えるための自己分析や、その能力を発揮できる業界の分析、さらにより良い職場を見つけるための転職イベントへの参加など、転職のゴールに向けてひとつひとつ課題をクリアしていきましょう。

 

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