転職面接時の服装・身だしなみのマナーを男性・女性、夏と冬に分けて解説!

最終更新日: 2022年06月20日
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Re就活編集部

転職面接時の服装・身だしなみのマナーを男性・女性、夏と冬に分けて解説!

初めての転職活動で、面接時にどのような服装で挑めばよいのか悩む方も多いのではないでしょうか?面接時の服装は、社会人としての常識が見られるので非常に重要です。服装や身だしなみが適切でないと、第一印象も悪くなり面接に影響する場合もあります。この記事では、面接時の服装で押さえておくべき重要ポイントを男女別で紹介します。

 

目次

面接時の服装・身だしなみで押さえておくべき基本

男性の面接時の服装

女性の面接時の服装

面接時の服装でシーン別に気を付けたいこと

夏場の面接で注意したいこと

冬場の面接で注意したいこと

雨の日の面接で注意したいこと

服装自由の場合はどうする?

既卒・第二新卒はどんなスーツを着ればいいの?

転職活動の面接は服装で第一印象が決まる!

面接時の服装・身だしなみで押さえておくべき基本

面接の際の服装は、応募先企業から指定がない限り基本的にスーツで行きましょう。ただし、応募先企業から、「私服」「スーツ以外でお越しください」などと指示がある場合は、それに従いましょう。アパレルやクリエイターなどの業界・職種では、ファッションセンスも評価基準の対象になる場合もあるので、服装について不安な場合は事前に確認をしておくとよいでしょう。

ここでは、スーツを着るときに気を付けるべき3つのポイントをご紹介します。

・清潔感があるか

・全身のバランスが取れているか

・TPOが意識できているか

清潔感があるか


一番気を付けたい点は、清潔感があるかどうかです。清潔感のない服装や髪型は、第一印象を悪くする可能性があります。特に、スーツのシワやしみ、靴の汚れには注意が必要です。また見た目だけではなく、カビやたばこ、香水の臭いも評価を下げるポイントになってしまいます。事前にクリーニングに出し、面接当日もタバコなどの臭いが付着しないように注意しましょう。髪型に関しても、ボサボサしていると清潔感のない印象を与えます。面接前には、髪もしっかりと整えて、鏡の前でも自分が面接官にどう見られているかを意識してチェックしましょう。

全身のバランスが取れているか


面接官は全体を見てあなたを判断しています。せっかく清潔感のあるスーツを身に着けていても、スーツのサイズが合っていないとだらしない印象を与えます。面接前には、お直しをしてもらい自分の体型に合ったスーツを着ましょう。また、スーツを着る際は、スーツに合ったアイテムで統一すると、見た目もまとまった印象に見せることができます。「靴がスニーカー」や「鞄がクラッチバック」も、全体のバランスが崩れ、だらしない印象を与える可能性があります。面接前に、全身が見える鏡で全体をチェックしましょう。


TPOが意識できているか


面接では社会人としての常識も見られています。普段、ビジネスシーンで着用する一般的なビジネススーツを着ていれば問題ありません。既卒や第二新卒の方なら、リクルートスーツを着ていても大丈夫です。しかし、30代や40代の転職活動でリクルートスーツの着用は避けましょう。面接官に社会人経験が浅いなどの印象を与えてしまいます。また、夏でも冬場のスーツを着るといった季節感のない服装も避けて、TPOに合わせた服装を意識しましょう。

男性の面接時の服装

ビジネススーツとは言っても、色や柄だけでなくシャツや靴など何を身に着ければ、より好印象なのか気になりますよね。ここでは、一般的にOKな例とNGな例をご紹介します。

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  OK NG
髪型

清潔感のある髪型

前髪が目にかからない髪型

清潔感のない髪型

ボサボサした髪型

スーツの色・柄

色:ネイビー、ダークグレー、黒

柄:無地、薄めのストライプ

色:赤や白など派手な色

柄:明らかに派手な柄

シャツの色・種類

色:白無地、淡い青系

種類:襟付き

色:明らかに派手な色柄

種類:襟無し

ネクタイ

シンプルな色とデザイン

例)ストライプやチェック

奇抜な色やデザイン

例)ブランドロゴ

ベルト

シンプルな革製ベルト

カジュアルなベルト

例)大きいバックル、

靴・靴下

靴:革製のビジネスシューズ

靴下:黒や紺の無地のロング丈

靴:スニーカーやブーツ等

靴下:白や派手な色・柄

くるぶし等

カバン

A4サイズが入るビジネス鞄

ビジネスリュック

手ぶら、紙袋

カジュアルな鞄

時計

シルバーや革ベルトの時計

時計なし

カジュアルな時計

※応募先企業の社風により異なるので注意が必要です。

男性はジャケットとパンツがセットになっているセットアップのスーツが基本です。全体的に、シンプルかつ清潔感のある格好を心掛け、面接にふさわしくない派手な服装は避けたほうがよいです。特に、普段スーツを着ない人でも、私服で使用しているアイテムで代用はしないようにしましょう。

女性の面接時の服装

女性の場合は、男性よりビジネスファッションの幅が広く、面接に何を着ていけばいいのか迷ってしまう方も多いと思います。また女性でも、30代、40代と年齢に関係なく、ジャケットは必須です。ここでは、一般的にOKな例とNGな例をご紹介します。

fukusou3.png

  OK NG
髪型

清潔感のある髪型

前髪が目にかからない髪型

まとまりのない髪型

ボサボサな髪型

スーツの色・柄

色:ネイビー、グレー、黒

ベージュ、キャメル

柄:無地、薄めのストライプ

色:赤や白など派手な色

柄:明らかに派手な柄

ボトム

セットアップのパンツ

膝丈のタイトスカート

膝丈のセミタイトスカート

デザイン性の高いもの

身体のラインを強調したもの

例)ミニスカート・スキニーパンツ

インナー(シャツ・ブラウス・カットソー)

色:白や淡い色

柄:無地

派手な色や柄のインナー

胸元が開きすぎないもの

ストッキング

ナチュラルストッキング

装飾入りのストッキング

タイツ        

秋冬の黒タイツ

タイツ

ネイル

なし

ベージュや薄いピンク

長いネイル

ネイルアート

カバン・靴

カバン:A4サイズが入るビジネス鞄

靴:パンプス

カバン:トートバッグ・リュック

靴:スニーカー・ピンヒール

メイク

ナチュラルメイク

バッチリメイク

アクセサリー

なし

シンプルなネックレス

揺れないピアスやイヤリング

派手な物

ブランドロゴが目立つもの

※応募先企業の社風により異なるので注意が必要です。

女性の場合も、全体的にシンプルかつ清潔感のある服装を心掛けましょう。また、スーツに合わせるボトムはスカートでもパンツでも構いません。髪型は、面接の最中に頻繁に髪をかきあげたり、整えたりしなくても済むよう、すっきりしたスタイルにしましょう。さらに、メイク、ネイル、アクセサリーなどはビジネスシーンに相応しいものを選びましょう。

面接時の服装でシーン別に気を付けたいこと

夏場の面接で注意したいこと


「クールビズでお越しください」と指示があっても、転職活動でクールビズを取り入れるのはNGです。クールビズの格好に明確な基準はありません。そのため、「ノーネクタイでお越しください」など明確な指示がない限り避けるのがベストです。男性の場合、ジャケットを着て、長袖のシャツにネクタイを着用しましょう。女性でも、ジャケットを着て、長袖のブラウスにスカートまたはパンツ姿が基本です。夏場は暑いので、移動中はジャケットを手に持ち、面接会場近くのカフェで涼むなど、暑さ対策をしましょう。

冬場の面接で注意したいこと


冬場は、トレンチコートのようなビジネスシーンで使えるコートを羽織って大丈夫です。ただし、コートは訪問先企業に入る前に玄関で脱ぐのがマナーです。遅くても受付をする前には脱いでおきましょう。コートの着用は大丈夫ですが、脱ぐ時のマナーを忘れないように注意しましょう。

>>面接時のマナーについて詳しく知る<<  

雨の日の面接で注意したいこと

面接に持っていく傘は普段の傘で問題ありません。ただし、ビジネスの場なので、派手な色や奇抜な柄は避けましょう。また、ビニール傘は積極的に持っていくべきではありませんが、

出先で急に雨に降られた場合は、ビニール傘でも大丈夫です。事前の準備で、折り畳み傘を持ち歩くと安心です。

服装自由の場合はどうする?

服装自由でも特に指定がないのであれば、スーツを着ていきましょう。アパレル業界やクリエイター業界などの場合、「スーツ以外の服装」「私服でお越しください」と指定されるケースもあります。その場合でも、面接はビジネスの場なので、清潔感のあるオフィスカジュアルを心掛けましょう。企業は、「自社の社風に合っているか」や「スーツ指定でなくても、適切な服装を選べるか」などの点を見ています。「スーツ以外や私服」といった場合でも、カジュアルすぎる私服で行くのは避けましょう。

既卒・第二新卒はどんなスーツを着ればいいの?

fukusou4.jpg既卒・第二新卒の方が面接する場合は、リクルートスーツでも大丈夫です。しかし、既にいくつかスーツを持っているのなら、ビジネススーツの方を選ぶのが無難です。いずれにしても、清潔感のあるシンプルなスーツ姿を心掛けるのが基本です。面接官は服装や言動から、社会人としての常識やマナーがしっかりと身についているかを判断します。

転職活動の面接は服装で第一印象が決まる!

男性も女性の場合も、転職の面接時の服装はスーツが基本です。ベルトやアクセサリー、バッグなどの小物についても細かく注意が必要です。季節ごとに注意すべき点についても考慮しましょう。また、既卒や第二新卒の場合は、基本的にリクルートスーツでも問題はないでしょう。マナーに沿った服装は社会人の基本なので、服装が良いからと言って面接が有利になるわけではありません。しかし、不潔であったり、だらしなかったりすると悪い印象を持たれ、面接の合否を左右することもあります。この記事を参考に、清潔感のある服装を選び、自信をもって面接に臨みましょう。