献身的な忠実主義
素直で忠実。空気を読みまくる典型的日本人タイプ。 献身的だが受け身でもあるので、組織力の強い企業を探すべし。 責任感の強さとサポート力を活かせる仕事が適職。決断力や競争力が求められる仕事はプレッシャーを感じるでしょう。
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あなたの適職性
仕事に取り組む姿勢
『どうしたら皆が心地よくよく仕事ができるだろう?』 ――大きな組織が円滑に機能するところで必要とされる。
前もってものごとを理解し、起こりうる問題を予期し、どうすればよいのかあれこれ思案することに関心がある。また、グループ内での合意を勧め、または明確な規則および権限系統の範囲内で、ルールに則った運営をすることにも関心を持つ。
タイプ6はよく質問をします。質問することによって相手の言っていることが正当かどうかを見極め、話の表面だけを鵜呑みにしてはいけないという姿勢の表われなのです。また同僚が準備万端だと思えることでも、6から見ると、まだ突っ込まれそうな穴があるように思えて、反論に会う場面をひたすら想像する作業に没頭します。逆境において強さを発揮しますが、あまり簡単に成功すると疑い深くなる傾向があります。いったん疑いが生じると、最悪の事態が頭に浮かんでくるとともに、「この状況が危険なものに変わったら?」とか、「もう一度よく考えてみるべきではないか?」と、つい考え込んでしまいます。皮肉なことに、不安が頂点に達するのは、誰の目にも明らかな成功をおさめたときです。評判が競争を呼んでしまうからです。しかし同時に、弱者のためや、状況をひっくり返すためには、全力を尽くして戦おうとします。とくに協力してくれる味方がいるときに、この傾向は顕著となります。
このタイプの多くはチームを組んでするような仕事、大きな組織に帰属することを好みます。自分が社会と密接につながっていることを常に実感できていると、安心できるからです。組織の中で常に間違いが起こらないように「次は何を押さえておけばよいか」をさりげなく心を砕く、忠臣役としての存在が、組織の安定に貢献するのです。
タイプ6 魅力を感じる仕事の領域
命令系統のはっきりとした、上下関係の強い環境が、働きやすい職場となります。自分がどんなことを期待し、どんなものに抵抗を感じるのかを、きちんと自覚しています。あるいは自営業もいいです。自分で自分に命令を下せるからです。自ら決断を下して難問に対処できるので、天性の紛争調停人であり、高い能力を持った分析家といえるでしょう。
明確な権威がいて、問題点のはっきりしている環境をよしとするタイプ6は、誠実さが尊重され、厳しい質問が求められるような仕事が向きます。具体的な職種としては、膨大な権威の引用から文献を纏め上げる大学の研究者、会計監査、調査関係の仕事などがあります。また、警察や公務員或いはかっちりとしたピラミッド組織を形成する大企業といった、権力の所在がはっきりとした縦関係に適性があります。
権威に囚われているこのタイプは、規則に徹底的に従順に従うか、権威に反抗した行動をとるか、両極端の反応を見せます。そういう意味で、権力者のいない自由業も適しているのです。
タイプ6の人たちは、ほとんどどんな職業にも就いていますが、多くの場合、司法組織、軍隊・警察、組織で動く企業社会・公務員、学会などに惹かれます。タイプ6の多くは、チームの一員になることを好みます。保健・福祉、教育の分野に携わっている人も多くみられます。権威に反抗する型の人たちは、物理的な危険を守る仕事や、会社建て直しをする経営コンサルタントや、弱者救済をする仕事に就いてもいます。
- 例1「責任感の強さ」という特性を生かして
- 安定した集団の中で人の助けになるサポート的な役割を担う人が多くみられます。このタイプの人がいると、人間関係も円満となり、大きな組織は良い形にまとまります。責任のある職種で、決められたことを、きっちりこなす実直さが必要な、会計関係、司法関係といった資格の必要な仕事に向いています。また着実に実務をこなすクラーク的な仕事も適任でしょう。
- 例2「気配り」という特性を生かして
- いつでも皆が良い状態で円滑に仕事ができるように、常に気を払いますから、秘書、ケースワーカーといった人のお世話をする仕事に適性があります。
《タイプ6に不向きな環境》
事前に準備ができずに、その場で決定を下すプレッシャーのかかる仕事は負担が多くて不向きといえます。またガイドラインが曖昧で、水面下で操作が行われるような、人目につく、競争の激しい職業も適応するのが難しいところがあるでしょう。
方向性のはっきりしない状況の多い環境や、主流派に有利に働く状況も居心地の悪さを感じます。また多くの根回しが必要な仕事も、八方美人的対応を余儀なくされてストレスがたまります。自分一人に責任が背負い込まされる状況も、逃げ出したくなります。