パワフルな自力主義
裏表がない親分肌。パワフルに人を引っ張るアニキ・アネゴタイプ。 自分の信念が絶対なので、裁量の大きい仕事を選ぶべし。チャレンジ精神を活かせる自営的職業で実力発揮。 命令に無条件に従わなければならない職場環境は苦手でしょう。
このタイプにぴったりな求人を見る
あなたの適職性
仕事に取り組む姿勢
『どうしたら自分のやりかたを押し通せるだろう?』 ――イニイシアティブをとって。一国一城主として本領発揮。
熱心さ、パワーをもって将来の標的に対抗するために、充電し、且つコントロールを行使したいと考えている。関心・注意は、主要な障害に向けられ、その克服のために挑戦する。遅滞すること、躊躇は我慢ならない。
主な関心は、自分のテリトリーを確保するための支配権を握ることにあります。「権力をもっているのは誰だ?その権力者は公正なのか」を知りたがります。情報の全面的な開示を求め、全体像を把握するだけでは飽き足らず、常に職場の力関係を押えておこうとします。誰かに支配されているよりも、自ら主導権を握り、競争を勝ち抜いていこうとします。怒りを覚えればストレートに出しますが、意識した上での怒りであり、また他人への信頼は、対立を通じて育まれます。
人は怒っているときこそ本当の考えを洩らすものだと考えているので、対立の中で、相手がごまかし屋でないか、正直であるか、直ぐに逃げ出す弱虫でないかを、判断しようとしています。
正義のために進んで立ちあがる人、圧力に屈しない人、ひるまない人はそれが敵対関係にある人であっても敬意を表します。また強者が弱者を支配するという認識を持っていますから、「私の味方」「私の部下」「私のチーム」を何があっても守ろうとします。
仕事ではエネルギーをオンにしたりオフにしたりするスイッチを持っています。興味あるプロジェクトにかかると一気にオンになり、とてつもないコントロール不能と思えるエネルギーが上昇し、巨大なプロジェクトのために、夜遅くまで何週間も残業をします。
何事も逐一自分で判断し、選択する自由を持っていたいので、組織の中でおとなしく収まっているタイプではありません。強力なリーダーシップやチャレンジ精神は、後ろ盾など必要とせず、リスクをも引き受けて皆を先導し、目の前に立ちはだかる困難さを打ち破ったときに、一番輝くときです。
タイプ8 魅力を感じる仕事の領域
活力・挑戦・そして競争への渇望を癒してくれる場――膨大な時間とエネルギーを必要とする仕事に向かって突き進んでいける戦場こそ、活き活きとできる仕事の場となります。
競争的な要素があって、建設的なエネルギーのはけ口が得られる仕事に燃えることができます。自分のなわばりを好み、不満のもとを正す命令を発したがります。常に人の上に立つ立場で、自らが信じる力をもって、影響力を行使して支配権の確立を目指そうとします。クレーム電話の応対など、誰もが逃げ出したくなる困難な局面こそ、自分の出番だと奮い立ちます。
権力を早期に握れる職種に魅力を感じます。黒幕として実権が握れていれば、表舞台に立つ必要を感じません。政治家、自営業の創業者、企業のトップ、組合幹部など、属する組織や業界を牛耳る立場に身を置く人が多く見られます。彼らには「自分の陣地、自分の支配」といったマフィア的メンタリティーあります。「私には口出し無用」なのです。
何事によらず責任を引き受けたがります。自分自身で選択する自由をもっていたいので、しばしば組織に入らず独立自営の職業に従事します。また、金銭上の安全に対して強い欲求を持っています。――お金を権力の行使の象徴と捉えていますから、幾らでもお金を欲します。
金融業の起業家や、正義感を発揮できる法曹関係、体力が勝負のパワーフルなプロスポーツ選手といった自営的職業、また面倒見の良さから福祉介護の仕事に就いている人が多くいます。いずれも、力で押して行く姿から、タイプ8であることは直ぐに見て取れます。組織に属する場合にも、実権を行使できる立場に立とうとします。警察や軍隊といった、権力行使ができかつ権力構造のはっきりした組織を好みかつその上に立とうとします。
- 例1「リーダーシップ」という特性を生かして
- 上司や組織の判断をいちいち仰がなければ先に進まないような、仕事にはストレスを感じます。小さくとも独立自営の職種が向いています。また大きな責任を担えますから、小なりと言えども組織の長に立てる環境が適しています。
- 例2「チャレンジする」という特性を生かして
- 闘争心がエネルギーの源なので、ハイリスク・ハイリターンが信条です。その戦略的駆け引きを必要として、本能的な直感に基づいて即時の決断を下せるような、のるかそるかの大勝負が賭けられる、金融、証券の最前線も向いているでしょう。
《タイプ8に不向きな環境》
法律は自分と思っているところのあるタイプ8は、普通正しく行動し、きちんと決められた任務には就こうと思いません。命令に従う頻度の高い職業にも多くは見られません。また、権力操作やのっとりにさらされやすい状況も好みません。そして、不正を正す機会の少ない、上司の善意に頼るような職業には、不信感を抱きます。
緻密で微妙さを必要とされる交渉事や、他人に従うことが重要となる仕事では、あまり力を発揮できません。時間のかかる駆け引きや、管理責任の分担を必要とする仕事、共同司会者、顧客の応対サービス、代理の立場などは、彼らにとっては願い下げの仕事です。