パワフルな自力主義

 

裏表がない親分肌。パワフルに人を引っ張るアニキ・アネゴタイプ。 自分の信念が絶対なので、裁量の大きい仕事を選ぶべし。チャレンジ精神を活かせる自営的職業で実力発揮。 命令に無条件に従わなければならない職場環境は苦手でしょう。

  • バイタリティ
  • 統率力
  • 達成力

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あなたの特性

性格の概観

タイプ8の人は、人生を戦いの場ととらえています。持てる能力とスタミナを、自分が正義と信じるものに捧げ、不正に対して敢然と挑戦する役割に燃えます。常に自分の属する分野での第一人者であることを目指します。
トップに立てる絶対的な力を信じ、障害となるものとはいつでも力で対決する身構えができています。弱さを嫌い、人の拒絶を恐れない強さは傲慢ととられることもあります。このパワーで人を動かすことを好み主導権を獲得していきます。
彼らの疲れを知ることのない活力は、新しい事柄、建設的なことへ次から次へ挑戦することで発揮されます。このようなこわもての厳しい個人主義者としての外見を持つ反面、内側に心優しい気持ちを秘ませています。

持ち味/強み

周囲の人間にしっかりそれぞれの立場を示してやることができる。人間関係では本音を求め、また守るべき自己イメージもないため、自分の欲しいものに直進する。友人には、時間やエネルギーを惜しまず提供する。
ビジョンをもち、率先してリスクを取る。自信満々で、困難を避けたり、間違いを認めたりはしない。勇敢、不屈で他意のない率直さがある。裏表がなく見たままの姿である。

勇気
  • 難局に立ち向かう
  • 権威を恐れない
  • 果断
  • はっきり主張する
  • パワフル
  • リスクを取る
  • 裏表のない
  • 傷つく事を恐れない
統率力
  • カリスマ性
  • 度量
  • 責任をとる
  • 親分肌(身内をかばう)
  • 行動力
  • バイタリティー
  • 権力を握る
  • 支配力
自力本願
  • 自信に満ちた
  • 人目を気にしない
  • 率直
  • 感情的にさっぱり
  • 素朴
  • 存在感
  • 正義感
  • 現実的
意識並びに行動
の向かうところ

タイプ8は弱みを人に見せないことをモットーとして、その意識の焦点は「私がこの場を支配できるかどうか、主導権確保と影響力の拡大」ということに向かいます。
自分の目の届かなくなる可能性に敏感です。強者は生き残り、弱者は淘汰されるという基本的な考え方に立ち、タイプ8は瞬時にしてどちらが強いか、影響力を発揮できるかを計るといわれます。力の行使は強いほうが勝つことで、そのことによって自己存在証明をしようとするのです。

従って行動は「自分の力、存在を誇示する」方向に向かうのです。好戦的な傾向もここからきています。その行動様式は「断定的で、決然としている。主導権、コントロール、意思決定権を握る」という形で見られます。

あなたの価値観

仕事をして行く上で、自分自身がもっている価値観そして動機付けられるポイントに寄り沿う―仕事の取り組み方、職種―を選ぶことが、より自分自身を溌剌とさせ、自分らしさを発揮できる働き方ができていくのです。

価値をおく特質
  • 影響力行使
  • 権力、権威
  • 自主独立
  • 主張
  • 意思決定
  • イニシアティブ
  • リスクをとる
  • 難題解決
  • リーダーシップ
  • 本音
  • 勇気、不屈
  • 正義
  • 支配
  • 尊敬
  • 確信
  • 自己信頼(誇り)
  • 好戦性
  • 威力
  • 達成、結果
  • 挑戦
動機づけられるポイント
『生命力を燃やして生き残ることの渇望』

タイプ8の動機付けられるポイントは「自分自身の正義(欲望)に基づいて行動し、環境を支配し、幅が利かせること。自己存在の証明のために、戦いの場を求め、全精力を投入して生き残りを賭けようとする」ことです。
別の表現を使うなら「自分たちの運命を独自に支配でき、自立できる」でもあります。全身全霊を傾けられない仕事はやる価値がないと思っています。成し遂げるべき重要な何かがなければ、努力する必要などどこにあるのか?と考えています。彼にとっては何事も「全てかゼロ」なのです。
世の中で、頼るものは自分だけしかいないと思い込み、人生を生き残りを賭けた場として捉えている私は、自分の進む道を邪魔する者には「対抗してやり込める」ことで生き延びようとします。そして自分の力が存分に行使できて、周囲を圧倒できているときがよい状態です。

私を駆りたてる源は「闘争心」から湧きあがってきます。しかし一方、自信過剰で権力志向の強さは、人を萎縮させ遠ざけてしまう傾向をはらむことになります。

よい状態の時の自己感覚

充実した満足を覚える状態とは、「力が満ちている。その力を存分に発揮できている」ときです。そのときの自己価値を反映する内なる言葉は「私は力があり、強い存在だ。文句があるなら言って来い、有無を言わせないぞ」という言葉で表現されます。
このようなときのタイプ8は「活力は新しい事柄にチャレンジするときにこそ発揮される。そして自分が傷つくことを顧みずに、障害や困難、そして弱者を守り抜くということに対して、勇気をもって立ちあがる」行動がとれます。その「度量の大きさと熱情」に人は心服します。

仕事上の行動特性

立場はどうあれボス的な仕切りたがり屋です。権力に関心を寄せ、権力を持つものが公平であるかどうかを見ています。また実生活を現実的に考える人間で、時間と労働に対して公平な対価を求め、自分が公平と見なす制度を強く支持します。成熟すると組織の信奉者の先頭に立ちます。未熟な内は権威に反抗的な言動をとることがあります。
競い合うことに夢中になって、興味があれば最後までエネルギッシュに取り組みます。問題を避けるよりは果敢に立ち向かい、個人的な存在感によって、重要な地位に就きます。

対人関係
人間関係の基本は誰が支配権を確保するかということに関心があり、誰がどの程度強いのかを知るために、相手の力量を試すことをします。一方守るべきだと判断した人は徹底的にかばいます。他人との対話では激論を好んでします。激論を交わすことで、相手の真意や、本音が読み取れると思っています。そこから信頼のおける人物かどうかを測っているのです。
組織の中で
どんなグループのなかでも第一人者を任じ、他への影響力を行使するために、見解をストレートに言い、人に任せるより自らの手で直接ことに当たることがあります。彼らは、自らのテリトリーの感覚をしっかりと持っています。それは物理的領域であったり、心理的領域であったりします。他の人が無断で闖入してくれば、徹底的に排除します。自分の領分ではあれこれ指図されたくないのです。
他人の評価をあまり気にせず唯我独尊の態度をとります。基本的に、自分は自分、他の人は他の人という考え方が根底にあるからです。
意思決定の
特徴
狙いをつけたものは必ず手に入れるスタミナに満ち、素早い決断でことを一気に決めようとします。最後の決定的な一言をいう人間になることが望みです。「妥協することは敗北である」と捉えて、自らの主張を譲りません。
関係する領域のことであれば、自分の見解は必ず持っていて、その見解に合わないものは、簡単に「ノー」と言って切り捨てます。イエスと言うことは相手に負けたと思えるからです。
コミュニ
ケーション
スタイル
力の行使によるダイレクトな方法をとります。無愛想ながら率直な態度で、裏表がないことを、周囲の人は評価します。立場が危ういと感じればすぐに非難を人に向けますが、自分のミスを見つけたときは、自らに怒りを向け、同じように厳しくとがめます。
人にものを伝えるにはとにもかくにも率直であることが一番だと学んでいます。何事も主導権を握ります。
時間の
使い方
時間というものも自分の掌中におき、コントロールするものだと考えていますから、時間は思い通りに使います。自分が関心のあることに集中し、一方、他のことには注意を払わないという点でも、時間を意のままにしています。

あなたの適職性

仕事に取り組む姿勢

『どうしたら自分のやりかたを押し通せるだろう?』 ――イニイシアティブをとって。一国一城主として本領発揮。

熱心さ、パワーをもって将来の標的に対抗するために、充電し、且つコントロールを行使したいと考えている。関心・注意は、主要な障害に向けられ、その克服のために挑戦する。遅滞すること、躊躇は我慢ならない。

主な関心は、自分のテリトリーを確保するための支配権を握ることにあります。「権力をもっているのは誰だ?その権力者は公正なのか」を知りたがります。情報の全面的な開示を求め、全体像を把握するだけでは飽き足らず、常に職場の力関係を押えておこうとします。誰かに支配されているよりも、自ら主導権を握り、競争を勝ち抜いていこうとします。怒りを覚えればストレートに出しますが、意識した上での怒りであり、また他人への信頼は、対立を通じて育まれます。
人は怒っているときこそ本当の考えを洩らすものだと考えているので、対立の中で、相手がごまかし屋でないか、正直であるか、直ぐに逃げ出す弱虫でないかを、判断しようとしています。
正義のために進んで立ちあがる人、圧力に屈しない人、ひるまない人はそれが敵対関係にある人であっても敬意を表します。また強者が弱者を支配するという認識を持っていますから、「私の味方」「私の部下」「私のチーム」を何があっても守ろうとします。

仕事ではエネルギーをオンにしたりオフにしたりするスイッチを持っています。興味あるプロジェクトにかかると一気にオンになり、とてつもないコントロール不能と思えるエネルギーが上昇し、巨大なプロジェクトのために、夜遅くまで何週間も残業をします。
何事も逐一自分で判断し、選択する自由を持っていたいので、組織の中でおとなしく収まっているタイプではありません。強力なリーダーシップやチャレンジ精神は、後ろ盾など必要とせず、リスクをも引き受けて皆を先導し、目の前に立ちはだかる困難さを打ち破ったときに、一番輝くときです。

タイプ8 魅力を感じる仕事の領域

活力・挑戦・そして競争への渇望を癒してくれる場――膨大な時間とエネルギーを必要とする仕事に向かって突き進んでいける戦場こそ、活き活きとできる仕事の場となります。
競争的な要素があって、建設的なエネルギーのはけ口が得られる仕事に燃えることができます。自分のなわばりを好み、不満のもとを正す命令を発したがります。常に人の上に立つ立場で、自らが信じる力をもって、影響力を行使して支配権の確立を目指そうとします。クレーム電話の応対など、誰もが逃げ出したくなる困難な局面こそ、自分の出番だと奮い立ちます。
権力を早期に握れる職種に魅力を感じます。黒幕として実権が握れていれば、表舞台に立つ必要を感じません。政治家、自営業の創業者、企業のトップ、組合幹部など、属する組織や業界を牛耳る立場に身を置く人が多く見られます。彼らには「自分の陣地、自分の支配」といったマフィア的メンタリティーあります。「私には口出し無用」なのです。

何事によらず責任を引き受けたがります。自分自身で選択する自由をもっていたいので、しばしば組織に入らず独立自営の職業に従事します。また、金銭上の安全に対して強い欲求を持っています。――お金を権力の行使の象徴と捉えていますから、幾らでもお金を欲します。
金融業の起業家や、正義感を発揮できる法曹関係、体力が勝負のパワーフルなプロスポーツ選手といった自営的職業、また面倒見の良さから福祉介護の仕事に就いている人が多くいます。いずれも、力で押して行く姿から、タイプ8であることは直ぐに見て取れます。組織に属する場合にも、実権を行使できる立場に立とうとします。警察や軍隊といった、権力行使ができかつ権力構造のはっきりした組織を好みかつその上に立とうとします。

例1「リーダーシップ」という特性を生かして
上司や組織の判断をいちいち仰がなければ先に進まないような、仕事にはストレスを感じます。小さくとも独立自営の職種が向いています。また大きな責任を担えますから、小なりと言えども組織の長に立てる環境が適しています。
例2「チャレンジする」という特性を生かして
闘争心がエネルギーの源なので、ハイリスク・ハイリターンが信条です。その戦略的駆け引きを必要として、本能的な直感に基づいて即時の決断を下せるような、のるかそるかの大勝負が賭けられる、金融、証券の最前線も向いているでしょう。

《タイプ8に不向きな環境》

法律は自分と思っているところのあるタイプ8は、普通正しく行動し、きちんと決められた任務には就こうと思いません。命令に従う頻度の高い職業にも多くは見られません。また、権力操作やのっとりにさらされやすい状況も好みません。そして、不正を正す機会の少ない、上司の善意に頼るような職業には、不信感を抱きます。
緻密で微妙さを必要とされる交渉事や、他人に従うことが重要となる仕事では、あまり力を発揮できません。時間のかかる駆け引きや、管理責任の分担を必要とする仕事、共同司会者、顧客の応対サービス、代理の立場などは、彼らにとっては願い下げの仕事です。

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