更新日:2025年02月01日
就職・転職活動を進めていくと、面接で企業の方から名刺をもらう機会があるかもしれません。
この記事では、転職活動中の面接で名刺を差し出された場合、どのように対応するのが正解なのか、また受け取り方のマナーについてなどを紹介します。
目次
転職時の面接で名刺を差し出されたらどうするのが正解?
転職時の面接における正しい名刺の受け取り方
転職時の面接で名刺を扱う際のマナー
受け取る際に相手の会社のロゴや名前に指をかけないよう気をつける
名刺にメモを書き込むなら面接後にする
念のため現職の名刺も持っていく
転職時の面接でもらった名刺の管理・処分の仕方
名刺ホルダーなどにしまう
データ化して保存する
不要になったらシュレッダーにかける
マナーを守って失礼のないように名刺のやり取りをしましょう
転職時の面接で名刺を差し出されたらどうするのが正解?
転職時の面接で面接官に名刺を差し出された場合、どのように対応するのが正解なのでしょうか。
通常のビジネスの場面だと、相手が名刺を差し出した場合、受け取った後自分も返すのがマナーですが、それは「自身の会社を代表」して渡しています。
面接の場合は応募者が「個人」として参加しているので基本的には名刺を返す必要はありません。
そもそも、本来会社名義の名刺を業務以外で使用することは禁止されていることが多いのでその点も注意が必要です。
退職した場合も同様で既に退職している会社の名刺を差し出すのもNGです。
退職した場合、名刺も会社に返却するのがマナーですので、退職した会社の名刺を差し出した場合、面接官に悪い印象を与えてしまう場合もあります。
転職時の面接における正しい名刺の受け取り方
1.お礼を伝えて一礼しながら両手で受け取る
2.名刺をいただいたら軽く見る
3.状況に従ってマナー通りに名刺を扱う
4.面接が終わったら名刺入れに入れてカバンにしまう
|
続いて、面接時に名刺を差し出された場合の正しい名刺の受け取り方について紹介します。
1.お礼を伝えて一礼しながら両手で受け取る
名刺を差し出されたら、椅子から立ち上がり、相手に対面し、一礼しながら「ありがとうございます」「頂戴いたします」と言いながら両手で受け取りましょう。
その際に、間に机を挟むとマナー違反になりますので面接官の方に移動して受け取りましょう。
何度もペコペコとお辞儀してしまうと相手に卑屈な印象を持たれてしまうため丁寧に一礼しましょう。
2.名刺をいただいたら軽く見る
名刺を受け取った後すぐに名刺入れにしまったり、テーブルに置いたりするとあまりいい印象を与えません。受け取ったら軽く名刺に目を通すようにしましょう。じろじろ長時間見るのは避けましょう。
3.状況に従ってマナー通りに名刺を扱う
名刺の置き方は状況によって違います。状況別にマナーを紹介します。
状況 |
名刺の扱い方のマナー |
名刺を一人から受け取った場合 |
自分から見てテーブルの左側に置いた自分の名刺入れの上に、いただいた名刺を置く |
名刺を複数人から受け取り、一番役職の高い人が判別できる場合 |
一番役職の高い人の名刺を名刺入れの上に置き、他の名刺は自分から見てテーブルの左側に座席順に並べる |
名刺を複数人から受け取り、一番役職の高い人が判別できない場合 |
自分から見て左前のテーブルに座席順に並べる |
一対一で名刺を受け取った場合は、テーブルに直接置かず、自分の名刺入れの上に置きます。
複数人の面接官から名刺を受け取った場合で一番役職の高い人が判別できる場合は、その人を名刺入れの上に他はテーブルの上に置きましょう。
もしぱっと見て役職の高い人が分からない場合は、名刺入れの上には何も置かず、すべてテーブルに置きましょう。
並べる順番は自分から見た相手の座席順に並べるとわかりやすいですよ。名刺入れがない場合もテーブルの上に置きます。
テーブルがない場合は、受け取った名刺を軽く見てからしまいましょう。
4.面接が終わったら名刺入れに入れてカバンにしまう
名刺は面接が終わってから名刺入れにしまうようにしましょう。
名刺入れがない場合は、手帳などに丁寧に挟みましょう。
名刺をしまうときはポケットなどにしまうのではなくカバンの中に収納しましょう。
名刺は忘れずに持ち帰るようにしましょう。置いて帰るのはNGです。
転職時の面接で名刺を扱う際のマナー

続いて、転職時の面接で名刺を扱う際のマナーについて紹介します。
受け取る際に相手の会社のロゴや名前に指をかけないよう気をつける
名刺を受け取る際に、相手の会社のロゴや面接官の名前が指で隠れてしまうのは失礼にあたります。
受け取る際は角をもって受け取りましょう。
名刺にメモを書き込むなら面接後にする
一度自己紹介されただけでは面接官の名前や印象を覚えるのは難しいですよね。
そこで名刺にメモを書き込むとあとで見返せるため便利です。
ですが、書き込むのは当然のことながら面接後にしましょう。
相手がいる状態で相手の名刺に何か書き込むのは失礼に値します。
念のため現職の名刺も持っていく
名刺を交換する必要はないと上記しましたが、まれに面接官から求められることもあるため、念のため現職の名刺を持っていくと安心です。
この時、面接官が名刺を求める理由として名刺交換のマナーができる人なのか、履歴書を内容があっているかなどを見ているので丁寧に対応しましょう。
ただし、本来名刺は転職活動で使うものではないですし、個人情報でもありますので取り扱いに注意しましょう。
また前述した通り、求められたとしても退職した会社の名刺を渡すのはNGです。
転職時の面接でもらった名刺の管理・処分の仕方
面接後に名刺を名刺入れに入れっぱなしにしてしまうと、時間が経ってから面接官の顔と名前を思い出そうとしても思い出せないといったことになりかねませんので、貰った名刺はきちんと管理することが大事です。
その管理方法と、もし不要になった場合の処分の方法を紹介します。
名刺ホルダーなどにしまう
まずはアナログで管理する方法です。
名刺ホルダーやファイルなどに入れて管理しましょう。
その際に名刺の裏に面接した日や面接時の内容を書いておくと後から思い出しやすくなります。
また並び順も会社ごとや50音など自分の好きな順序で並べておけるのもアナログ管理のメリットですね。
データ化して保存する
続いてデジタルで管理する方法です。
アナログと違いかさばらないことと、大量の名刺でも検索機能を使ってすぐに取り出せることがメリットです。
スマホに保存しておけば出先でも見返せるので便利ですね。
アナログと違い、データが飛んでしまうと取り戻せないので複数の箇所に保存するなどの対応は必要かもしれません。
不要になったらシュレッダーにかける
面接に落ちてしまったり辞退したりと名刺が不要になる場合があります。
上記した通り名刺は個人情報ですので、不要になったからと言って雑に扱うのはよくありません。シュレッダーにかけてから破棄するなど相手に配慮した処分方法を取りましょう。
マナーを守って失礼のないように名刺のやり取りをしましょう
今回は、就職・転職時の面接で名刺をもらった際の受け取り方や正しいマナーを紹介しました。マナーを守らないとせっかく面接自体が上手くいったとしても面接官に悪い印象を与えてしまう場合がありますので気を付けましょう。
ビジネスマナーがまだ身についていない職歴の浅い方や、いままで働いたことのない既卒の方でもご安心ください!
Re就活とは?
Re就活は、20代・若手社会人専門の転職サイトです。若手人材を求めている企業の求人を多く取り扱っているため、社会人経験が浅い20代でも応募先を見つけやすいのが特徴です。
Webセミナーや転職イベントだけでなく、転職ノウハウも充実しているため、初めての転職でも安心して利用できます。