「企業に応募はしてみたけど、面接当日までに何をしたら良いのか分からない」と困ったことはありませんか。そこで、このコラムでは面接当日に焦らないためにも、企業に応募した後に準備しておきたいことを4つのステップでご紹介します。
ステップ1:応募企業の情報を整理
ステップ2:提出した書類を確認
ステップ3:よく聞かれる質問の意図を確認
ステップ4:面接当日の持ち物/面接会場までの行き方を確認
ステップ1:応募企業の情報を整理
応募企業数が多くなると、1社ずつの応募理由や仕事内容など、全てを記憶しておくことは難しいですよね。応募した企業を比較検討するためにも、企業の情報を整理してみましょう。下記の5つの情報を整理すると、面接で聞かれる質問にも回答しやすくなるので、試してみてください。
・企業名
・選考日
・募集職種
・応募理由(応募先企業に魅力を感じた点)
・応募先企業に聞きたいこと
応募理由(応募先企業に魅力を感じた点)は、「転職の軸とどのように結びついているか」を明確にできていると、志望動機を深掘りされたときも答えやすくなります。
また、企業情報を調べるときに、気になったこと・疑問に思ったことをメモしておきましょう。面接で必ず聞かれる「逆質問」を考えるときに役立ちます。
さらに、整理する際も、応募した企業専用のノートやExcelファイルを作ると、他の企業の情報と混同しにくくなります。
面接前までに、応募企業に提出した書類を確認できていますか。面接官は、あなたが提出した書類をもとに質問するので、提出書類にも目を通しておきましょう。
ステップ3:よく聞かれる質問の意図を確認
「面接では様々な角度から質問されるから、対策の仕様がない」と思われている方もいるかもしれません。ただ実は、よく聞かれる質問はある程度決まっています。さらに、質問の意図を把握した上で伝えたい内容を考えると、的を射た回答ができるようになります。ここでは、よく聞かれる質問ごとに質問の意図をまとめたので、確認していきましょう。
自己紹介を聞く理由
・コミュニケーション能力があるか。(初対面の人との接し方を見られています。)
・応募先企業で活かせそうな素質があるか。
➡アピールする内容は応募先企業に適切かを考えましょう。
志望動機を聞く理由
・志望度を確かめるため。
➡応募先の企業を選んだ理由や、携われる職種(仕事内容)を重視する理由を答えられるようにしましょう。「その企業・職種を選んだ理由」と「転職の軸」がどのように結びつくかも、ステップ1で作成した資料を参考に考えてみてください。
・どのようなキャリアビジョンを抱いているかを確認するため。
➡その企業でどのように頑張っていきたいかを考えましょう。
転職理由/退職理由
・応募先の企業と求職者の相性が良いか。(たとえば、入社後すぐに辞めてしまわないか、自社で活躍してくれそうかなどを確認しています。)
➡転職理由がその企業で叶えられるかを確認しましょう。
自己PR
・アピールしている強みは、応募先企業で活かすことができるか。
➡強みが応募先の企業でどのように活かせるかを考えましょう。
逆質問
・志望度を確認するため。
➡質問内容などから志望度を見たいと思っています。企業HPやIR情報を見れば分かる内容ではなく、それらの情報を見て気になった点・疑問点を聞くようにしましょう。逆質問を考える際に、スッテプ1で整理しておいた「応募先企業に聞きたいこと」も参考にしてみてください。
ステップ4:面接当日の持ち物/面接会場までの行き方を確認
「面接に向けて準備を進めてきたのに、忘れ物や面接場所への行き方が分からず、万全の状態で面接に臨めなかった」ということは避けたいですよね。前日に必要な持ち物や、面接会場までのアクセス方法を確認しておきましょう。下記に面接当日に必須となる持ち物をリストアップしたので、参考にしてみてください。
≪面接当日の持ち物≫
・A4の書類が入る鞄
・クリアファイル
・提出書類(エントリーシートや履歴書)
・メモ帳と筆記用具
・腕時計
・ハンカチ、ティッシュ
面接当日に、企業からパンフレッドなど資料をもらう場合もあります。そのようなときに備えて、A4の書類が折り曲がらずに入る鞄を用意しておくと安心です。クリアファイルも1枚は持参しましょう。企業からもらった書類をそのまま鞄の中に入れる行為は、面接官や人事にとって良い印象ではありません。事前に準備することをおすすめします。
メモ帳と筆記用具は、逆質問で聞いたことをメモしたり、次回の選考日を提示されたりもするので、鞄の中に入れておきましょう。
応募後に準備しておきたいことを4つのステップに分けて見てきました。面接当日に自分の良さを出し切れるよう、このステップに沿って準備を進めましょう。