向いている仕事は存在しない・・・?私らしく働く秘訣とは?(第2回)

最終更新日: 2020年10月26日
  • シェア
  • ツイートする

Re就活編集部

向いている仕事は存在しない・・・?私らしく働く秘訣とは?(第2回)

わだ・ひろみ◆ お客様の98%から契約をもらう「ファンづくり営業」で、日本トップ、世界142か国中2位を収めた女性営業のカリスマ。
累計220万部越えの著書には『世界No.2「売れる営業」に変わる本』『成約率98%の秘訣』『人生を好転させる「新・陽転思考」』などがある。
また独自の理論を活用して、NHK Eテレ「芸人先生」や関西テレビ「イチ推しカンパニ―SP」へ出演。絵本「ぼくはちいさくてしろい」は小学校の道徳の教科書に採用。
また、小学校でWADA式陽転思考の体験授業も開催している。今回は全4回にわたって2020年9月25日・26日開催「大転職博」での講演をご紹介します。

■“この仕事、向いていないので、辞めたい”と言ったとき、上司は?

私はもともと、お金を稼ぎたいという一心で、営業職未経験から、23歳の時に営業の世界に飛び込みました。
スキルやキャリアを磨きたいと思ったのが、営業職を選んだ理由です。
私は営業職のなかでも、成果主義で厳しい外資系の会社に入りました。
外資系の会社では稼げる分、リスクが大きいのが特徴です。

まず、固定給はゼロ。電話代も自腹。固定給がないから家賃を払うのも大変。
辞めていく人も多かったです。
最初に営業したときは、全く話せない。だからお客様から断られる毎日でした。
このままじゃお金が入ってこないので生活できないと思い、
上司に「自分に向いていないので、辞めたい」と言いました。

そのときに、上司から言われたのは、
“最初から、向いている仕事があると思っているの?” という一言です。

■“自分に向いている仕事”は存在しない?

私も20代にときは、“仕事には向き不向きがある”と思っていました。
“向いている仕事”だから頑張れるはずだし、“向いていない仕事”は頑張れないと思っていました。

でも、私が辞めたいと言った上司は、“向いている仕事なんてない”と言いました。
仕事に向くように、自分を変えていかなきゃいけないということなんです。

■「自分に合う仕事」ではなく、自分が…

“向いている仕事なんてない”と言う上司は、こう続けました。
「今の自分に合う服を探す」のか、「着たい服が合うようになるように努力する」のか。

今の自分に合っている服(仕事)を選ぶと、ずっとそのままです。
Sサイズだから、Sサイズの服を選ぶでも、今はそれでいいですが、
Sサイズの服が世の中からなくなってしまうと・・・
仕事だと失業になってしまいます。

だから、自分に合う仕事を探すのではなく、
自分が仕事に“合わせていく”ことが必要なんです。

■“仕事に向いている自分”になると手に入るものとは?

仕事や目指すものに、自分を合わせようとすることは、
自分の“まだ知らない能力”を発見することにもつながります。
何か能力を伸ばすためには、ときに踏ん張ることが大切です。

私は、自分で稼ごう、自分で仕事をとってこよう、と思ったことが、
今の仕事の基礎になっています。

人間は誰でも適材適所に行こうとしてしまいますが、
目指すものに自分を持っていくことで、
成長したり、お金が稼げたり、“自分らしく働ける仕事”に出会えたりと、
いいことがたくさんあるのではないかと思っています。

20代の転職なら「Re就活」

20代・第二新卒・既卒のための転職サイト「Re就活」。
「もう一度、納得できる仕事を探したい」というあなたの向上心に期待する企業との出会いが待つ転職サイトです。

求人はキャリアチェンジ大歓迎求人が多数。あなたを採用したい企業から届く「スカウト機能」など、はじめての転職をサポートする機能が満載です。

“これまでの経歴”ではなく、“これからの可能性”を。

あなたの可能性に期待するたくさんの企業が、あなたのチャレンジを待っています。

300リサイズ_会員登録ボタン(緑).jpg