わだ・ひろみ◆　お客様の９８％から契約をもらう「ファンづくり営業」で、日本トップ、世界142か国中2位を収めた女性営業のカリスマ。累計220万部越えの著書には『世界No.２「売れる営業」に変わる本』『成約率９８％の秘訣』『人生を好転させる「新・陽転思考」』などがある。また独自の理論を活用し、NHK Eテレなどへレギュラー出演し多岐に渡る活動を展開。絵本「ぼくはちいさくてしろい」は小学校の道徳の教科書に採用。また、小学校でWADA式陽転思考の体験授業も開催している。今回は全6回にわたって1月31日開催「大転職博」での講演『どんな会社に就職・転職しても仕事が楽しくなる考え方』をご紹介します。

20代の転職のカギは「食わず嫌い」にならないこと？――

どの会社にするか、どんな仕事にするか、きっとこの転職博に来場している方はそんな迷いを持っていることと思います。

でも、実際にやってみないことには仕事の面白さはわからないもの。

知名度は度外視して、知らない会社でも話を聞いてみるという姿勢が転職成功のためには必要なことだと思っています。

転職理由のトップはずばり…――

会社を辞める理由として最も多いものが、「人間関係」と言われています。上司や同僚との関係が悪いと辞めてしまう方が多いようです。

つまり、仕事を選ぶ上で重要なのは「待遇」ではないですし、働き方改革が叫ばれる時代ではあるけれど、人生の3分の1は仕事をしていかなければなりません。

その仕事が楽しくないのは嫌なことですよね。

人によって働く上でのストレスは様々だとは思います。

給与が低いことかもしれないですし、満員電車に揺られながら出社をすることかもしれません。

でも、上司に会社を楽しくしてくれ、給料を倍にしれくれ、といってもそれは無理なことですよね。

つまり、給料をもらう側というのは立場として弱いのです。

スキル習得は“楽しく働く”近道――

スキルが身に付くことで他の会社からオファーを受けることもあるでしょうし、今の会社から「辞めないで」と言われるようになります。

こうして誰かに必要とされるということが、仕事を楽しくする一番の秘訣と言えますし、自分の価値を上げるということにもつながっていくのです。

さて、そんな私の今の仕事は、コラムや記事を書いたり、こうして皆さんの前で講演したりする仕事をしています。

30代で起業をし、普通の会社員としての仕事をしていないのは、20代で結果を出してきたからです。実は、私の出身校は有名でもないですし、学歴も高いわけではありません。

でも、実績さえあれば関係ないのです。20代の内に専門スキル、知識を磨くことで、将来の肩書は変わってきます。

私の社会人生活は事務職としてのスタートでした。

当時は今の時代ほど「女性活躍」にフォーカスされていたわけでもなく、女性社員は内勤として働くのが一般的でしたし、名刺すら持たせてもらえない時代でした。

そんな働き方は嫌だと思って転職を決意。ですが、転職の面接で、いくらやる気や野心をアピールしても、「君は何ができるの？」と聞かれ結局、面接を通過することができませんでした。

でも、それって当然ですよね。会社にとって投資に見合う人材でなければ採用することはないですから。

もちろん、面接のときの明るさや、しっかりと会社の下調べをしているかどうか、質問をしているかどうかは、それ以前の話です。

最初からできる人はいない？――

そうして何社か落ちていく中で、自分は何がやりたいのかを見つめなおし、お金が稼げる仕事が何かを考えていきました。

そして、シカゴに本社を置く外資系企業に入社し、セールスとして働き始めることとなります。

とはいえ、当初は全く結果を出すことができず、すぐに辞めようと思い、男性の上司に退職の相談をしたのですが、「仕事を最初からできるわけないでしょ？」と言われてしまったのです。

考えてみれば当たり前のことで、スーツをかっこよく着こなすためにダイエットをするのと同じように、自分からその仕事に向くように努力をすることが必要なのですよね。

そして、努力をしていくと人は信じられないくらい変わることができるものです。

そこには、学歴も性格も一切関係ありません。

今の自分がどうであるかは考えず、将来やりたいことのため、どのように努力をするかを考えることが何よりも大切です。

（第2回につづく）

20代の転職なら「Ｒｅ就活」

20代・第二新卒・既卒のための転職サイト「Ｒｅ就活」。
「もう一度、納得できる仕事を探したい」というあなたの向上心に期待する企業との出会いが待つ転職サイトです。

求人はキャリアチェンジ大歓迎求人が多数。あなたを採用したい企業から届く「スカウト機能」など、はじめての転職をサポートする機能が満載です。

“これまでの経歴”ではなく、“これからの可能性”を。

あなたの可能性に期待するたくさんの企業が、あなたのチャレンジを待っています。