【20代意識調査】「勤務先で副業が認められている」20代は17.6%。副業を認めている企業に持つイメージは「柔軟な働き方ができそう」が最多。一方、「本業の給与カットや賞与削減につながりそう」の指摘も。

最終更新日: 2020年12月18日
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Re就活編集部

【20代意識調査】「勤務先で副業が認められている」20代は17.6%。副業を認めている企業に持つイメージは「柔軟な働き方ができそう」が最多。一方、「本業の給与カットや賞与削減につながりそう」の指摘も。

今回は、「勤務先で副業が認められているか」に関して調査。「コロナ前(2020年1月以前)から認められていた」14.9%、「コロナ禍(2020年2月以降)で認められた」2.7%となっており、「勤務先で副業が認められている」20代は17.6%でした。一部の大手企業などで、副業の解禁は進むものの、「勤務先で副業が認められている」20代は2割に満たないことが分かります。副業を認めている企業に持つイメージは「柔軟な働き方ができそう」が72.5%で最多。多様な働き方ができることに好感を示す回答がトップになった一方、続く回答は「副業と本業を合わせた労働時間が増えそう」31.3%、「給与カットや賞与削減につながりそう」19.5%となっており、トータルの労働時間が長くなることや、本業以外にも稼ぐ手段を得ることで、本業の収入が減る可能性があることに不安を感じる20代が一定数いることが分かります。

 

【TOPICS】

(1)    勤務先で「副業が認められている」の回答は17.6%。「認められているか知らない」の回答も33.2%

(2)    副業を認めている企業に持つイメージは「柔軟な働き方ができそう」が72.5%で最多

「労働時間が増えそう」「本業の給与カットや賞与削減につながりそう」の指摘も

(3)    副業のイメージは「納税などの手続きが複雑になりそう」が「収入を増やすことができそう」に次ぐ

(1)   勤務先で「副業が認められている」の回答は17.6%。「認められているか知らない」の回答も33.2%

図1.jpg

 勤務する会社で副業が認められているかに関しては、「コロナ前(2020年1月以前)から認められていた」14.9%、「コロナ禍(2020年2月以降)で認められた」2.7%で、「勤務先で副業が認められている」の回答は17.6%となりました。一部の大手企業などで、副業の解禁は進むものの、「勤務先で副業が認められている」20代は2割に満たないことが分かります。また、「認められているか知らない」の回答が33.2%となっており、自身の勤務先で認められているかを確認する術がない20代も一定数いると推察されます。

(2)   副業を認めている企業に持つイメージは「柔軟な働き方ができそう」が72.5%で最多。「労働時間が増えそう」「本業の給与カットや賞与削減につながりそう」の指摘も

図2.jpg

副業を認めている企業に持つイメージは「柔軟な働き方ができそう」が72.5%で最多。多様な働き方ができることに好感を示す回答がトップになった一方、続く回答は「副業と本業を合わせた労働時間が増えそう」31.3%、「給与カットや賞与削減につながりそう」19.5%、「休業時などに給与が保証されなくなりそう」18.3%となりました。トータルの労働時間が長くなることや、本業以外にも稼ぐ手段を得ることで、本業の収入が減る可能性があることに不安を感じる20代が一定数いることが分かります。

(3)   副業のイメージは「納税などの手続きが複雑になりそう」が「収入を増やすことができそう」に次ぐ

図3.jpg副業に対して持つイメージは、「納税などの手続きが複雑になりそう」が51.3%で、「収入を増やすことができそう」51.7%に次ぐ結果となりました。また、「本業への影響がないか不安」40.3%、「本業と副業で、仕事以外の時間を確保できるか不安」34.2%、「どのような副業があるか分からない」27.3%となっており、「副業したい」と考える20代は半数を超えるものの(下記グラフ参照)、実際には副業を始めることにハードルを感じている20代が多いことが推察されます。

図4.jpg

 

■調査概要

・調査対象:[20代専門]転職サイト「Re就活」へのサイト来訪者

・調査方法:「Re就活」にアクセスしたサイト来訪者に、アンケートのポップアップを表示

・調査期間:2020年11月12日~2020年11月24日

・有効回答数:476名