人事の「かなり生々しいホンネ」レポートを公開 ~半数以上の人事担当者は面接開始から「●分以内」で合否を判断する!?~

最終更新日: 2020年11月16日
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Re就活編集部

人事の「かなり生々しいホンネ」レポートを公開 ~半数以上の人事担当者は面接開始から「●分以内」で合否を判断する!?~

株式会社学情が運営する人事担当者のためのポータルサイト「人事の図書館」で、人事担当者のホンネを探る特別アンケートを実施しました。応募書類や面接などの選考活動について、普段は聞けない人事の生の声が分かるチャンス!ご自身の転職活動の振り返りとしてもご活用ください。

応募者からの提出書類について

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応募者からの提出書類には、「隅々まで目を通す」が6割弱。事前に応募者のことを理解するため、面接での質問内容を考えるためといった声のほかに、こちらから依頼している以上読むのは当然という声も。「ざっと目を通す」と答えた方からは、あまり先入観を持ちたくないから、面接重視だからなどの声が挙がりました。

提出書類が合否に与える影響は「5割程度」以下が87.4%。高い割合と答えた方からは、「書類作成のスキルや字の丁寧さを見る」といったコメントがありました。一方、「5割程度」以下は低い割合になるにつれ、面接での印象・人物重視の選考をしているといった声が多く挙がりました。

 

面接について

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35.0%が面接開始から「3分以内」に、過半数の53.9%が「10分以内」に合否を判断するという結果に。「10秒以内」と答えた方も5.6%となりました。

回答者が20名以上となった「販売・サービス業」「IT業界」「製造業」をピックアップしたところ、全体平均に比べて「販売・サービス業」は短時間で判断する傾向が見てとれた一方、「IT業界」は「3分以内」に判断する企業がわずか19.0%という結果に。対人折衝の能力が求められる「販売・サービス業」は第一印象が重視され、面接開始直後の動作や短時間での受け答えで判断するケースも比較的多い反面、スキルや経験、あるいはその素養が重視される「IT業界」はじっくりと候補者の適性を見極める傾向にあるといえます。

 

採用活動で重視する項目

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中途については「コミュニケーション能力」「社風とのマッチ度」「話し方」が上位を占め、続いて「職種理解」が重視されました。逆に重視度が低い項目としては「学力検査」「自己PR(課外活動)」「適性検査」が目立ちました。新卒においても、日本の新卒採用のほとんどが終身雇用を前提としたポテンシャル重視となっており、中途と同様、学力や適性検査以上に「長く活躍できそうか」「コミュニケーションに支障はないか」を重視していることが見て取れました。ただし、新卒において重視度が低い項目は「学歴」「学力検査」「キャリアビジョン」「逆質問の内容」と違いが見えました。

新卒・中途のそれぞれの重視度を比較すると、中途の重視度が高い項目として、「学歴・職歴」(新卒は「学歴」)が0.57ポイント、「キャリアビジョン」が0.36ポイント、「職種理解」が0.35ポイント、それぞれ新卒の重視度を上回る結果に。即戦力としての活躍を期待するからこそ、これまでの経歴や転職後の業務についての理解度、社風とのマッチ度を重視する傾向にあることが読み取れました。