面接官の質問に言葉が詰まってしまったときの対処法!!

最終更新日: 2022年08月04日
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Re就活編集部 こむぎ

面接官の質問に言葉が詰まってしまったときの対処法!!

様々な観点から質問される面接!自分も想定していなかった質問を投げかけられたり、質問の意図が汲み取りきれなかったりと、面接官からの質問に対して、言葉に詰まってしまうときもありますよね。今回は、明日の面接から実践できる、言葉に詰まったときの対処法をご紹介していきます。

1章:すぐにできる対処法!

2章:言葉に詰まってしまった時に避けたいこと

3章:言葉に詰まる時間を少しでも減らすには

終わりに

 

 

1章 すぐにできる対処法!!

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実は面接で言葉に詰まってしまったからといって、不合格になるわけではありません。詰まってしまいそうなときに対処法を知っていれば、面接で焦らず話せるようになります。

ここでは、すぐにできる対処法を大きく2つご紹介します。1つ目は、回答するまでの時間を増やす方法と、2つ目は分からないことを素直に伝える方法です。

 

回答するまでの時間を増やす方法

①面接官に質問の意図を聞いてみる。

面接官から聞かれている質問の難易度が高い場合や、様々な捉え方ができるような、回答に困る質問など、質問で聞かれていることが不明瞭で回答に時間がかかってしまうときもありますよね。

質問内容を理解することに時間がかかるときは、質問の意図を確認することが役立ちます。

「この質問は、○○のことについての質問という認識で合っていますでしょうか。」と何についての質問かを聞いてみましょう。そうすることで、投げかけられた質問の理解が難しくて、沈黙になってしまうことを避けられます。

質問の意図を確認することで、的を外した回答を減らすことや、この質問で何を聞きたいか考えることに頭を使わずに、回答する内容に専念して考えられるというメリットもあるので、分からないときは気軽に聞いてみましょう。

また、面接官の目には、分からないことをしっかりと確認できる人と映るので、評価に繋がる場合もあります。

 

②質問内容を繰り返す。

質問で聞かれたことに対して、何を話せば良いか迷ってしまう場合もありますよね。回答する内容が決まっていないときに役立つのは、質問内容を繰り返して時間を稼ぐ方法です。

面接官からの質問:なぜその業務を大変だと感じたのですか?

その回答:はい!そうですね、私が○○という業務を大変だと感じた理由は、○○だからです。

と上のように伝えると、少しではありますが考える時間を作ることができます。

さらに、面接官の聞きたいことを復唱するため、結論から答えやすくなるメリットもあります。

面接官が一番聞きたいことは質問の答えなので、毎回質問を繰り返してから答えるようにすると、自分が知りたいことを教えてくれるまでに時間がかかる人だと印象が下がってしまう場合もあります。多用しすぎないように注意しましょう。面接官の質問に対して、話す内容がまとまっていないときに使うことがおすすめです。

 

分からないことを伝えることも大事

面接官の質問に応じるための方法をお伝えしてきましたが、どうしても何を答えればよいか分からない場合もありますよね。答える内容が思いつかない時は、分かりませんと素直に伝えることも大事です。

ここでポイントになるのは、「ここまでは分かるけど、ここからは分かりません」と分かっている部分と分かっていない部分を整理して伝えることです。

たとえば、自分のことに関する質問の場合、「この部分は○○と考えているのですが、ここからは自己分析・自己理解が甘く、しっかりと考えられていませんでした。」と伝えてみましょう。そうすると面接官に、すべてが分かっていないわけではない事実を伝えられたり、分からないなりに質問に一生懸命答えていると面接への真剣度を伝えられたりします。分からないことをごまかさずに分からないと言える、素直な人と評価が良くなる場合もあります。

ただし、志望動機や転職理由など、どの面接でも聞かれる質問に対しては有効ではありません。定番の質問に対する回答は事前にしっかりと準備しておきましょう。

 

 

2章 言葉に詰まってしまった時に避けたいこと

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面接は様々な角度から質問される場合もあるので、頭が真っ白になり必ず1章で紹介した通り対処できるとも限りませんよね。

絶対にしない方が良いことを行わないだけでも、十分沈黙が続いたときの対処法になります。対処法をすぐに実践できるか自信がない場合は、NG行動を押さえて選考に臨みましょう!

 

NG行動① 黙り込んでしまう

面接官は、面接で求職者の対応力も見ています。難しい質問を投げかけられた際に、答えが浮かばないことは仕方がありません。しかし、その時にどのような対応をするかが大事になります。面接官からすると、黙り込んでしまうことは、相手からの救いの手を待っている、受け身な人と映ります。

対応力があることを伝えるためにも、自分が質問に即答できない理由(質問内容が分からないのか、回答に困っているのかなど)や、面接官にどうしてほしいのか(考える時間をもらいたいのか、もう一度質問を聞きたいのかなど)を伝えましょう。

 

NG行動② 言葉に詰まったときに、「えっと」や「あの」を使う

「えっと」や「あの」をという言葉を使うと、動揺していることや、質問の回答について考えられていなかったことを面接官に分かりやすくアピールしているようなものです。

質問内容にすぐ答えられないときは、「少しだけ考える時間を頂けますか」など、何かしら行動を起こしてみましょう。

 

 

3章 言葉に詰まる時間を少しでも減らすには

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実は、よく聞かれる質問はある程度決まっているので、対策することができます。ここでは、よく聞かれる質問について、答える際に伝えると良いポイントをご紹介しています。

事前にどのようなことを伝えたいかを考えておくと、自分の考えを整理でき、言葉に詰まる回数を減らせます。回答を準備できているかチェックしてみましょう。

 

① 自己紹介 

自己紹介では、「求職者の人柄」「簡潔に話すことができるか」を確認するために聞いています。自分のカラー(知ってもらいたい自分)が伝わる内容か、簡潔に話せる内容になっているかを確認しましょう。

 

② 退職・転職理由

「同じ理由で辞めてしまう可能性はないか」や「転職理由を自社で改善できるかどうか」を確認するために質問しています。募集先の企業で、転職理由を満たすことができるのかを改めて考えてみましょう。なぜそう考えることができるのか、根拠も言えるようにしておくと、深堀質問をされた際にも安心して答えられます。

 

③ 志望動機

志望動機は、①その業界を選んだ理由、②その会社を選んだ理由、③そこで何をしたいのかの3つについて、それぞれ自分の転職の軸とどのように関連性があるかを伝えることが大事になります。まず①~③を考えられているか確認してみましょう。つぎに①②③と転職の軸との接点を整理してみましょう。

 

④ 自己PR

自己PRは、自分の強みをただアピールするだけではなく、企業が求めている力と自分の強みがマッチしていることを伝えることが大事です。自分の強みとしていることが、企業で求められていることかを確認してみましょう。

企業には求める人物像があるので、その人物像と自分はどこがマッチしているのかを理解を深めておくと、自信をもって話すことができます。

自己PRの詳しい作成法を知りたい方はこちら≫

 

⑤ 逆質問

面接官は「自社への入社意欲を確認したい」や「入社後のミスマッチが起きないようにしたい」などの意図を持って聞いています。企業HPやIR情報に書いていることを質問してしまうと、志望意欲が低いと見られてしまう場合もあります。

まずは、企業HPやIR情報に目を通してみましょう。そこで分からなかったことや、企業HPやIR情報に載っていない、もともと気になっていたことを質問してみましょう。

 

 

終わりに

面接の場で言葉に詰まったときの対処法を見てきました。

面接は緊張すると思いますが、面接官と言葉のキャッチボールができているかが大事になります。言葉に詰まってしまったときはNG行動を取らないように気をつけながら、面接官とコミュニケーションを取ることができていれば大丈夫です。

余力があれば、1章の「すぐにできる対処法」や3章の「言葉に詰まる時間を少しでも減らすには」に書いてある内容を実践してみてください。