履歴書の資格欄を書くときのポイント

最終更新日: 2019年11月01日
  • シェア
  • ツイートする

前畑 泰広

履歴書の資格欄を書くときのポイント

履歴書には所持している資格を記入する欄がありますが、その正しい書き方は知っていますか?わずかなスペースとはいえ、自分の能力や意欲を企業にアピールする貴重なチャンスです。適当に書いていてはもったいないですよ! 

 

今回は、履歴書の資格欄を書く際の基本と、困ったときの対処法をご説明します。

履歴書資格欄、基本の書き方

取得年月日順に書く

履歴書の資格欄は、資格の取得年月日順に書きましょう。免許証や合格証に取得日が書いてありますので、よく確認して記載しましょう。

その際、履歴書の経歴欄などを含めて西暦か和暦かを統一するのも忘れないようにしてください。

いつ、どのような資格を取得したかを経歴と照らし合わせて見ていくことで、採用担当者はあなたのキャリアや前向きな取り組みをより具体的に理解することができます。

資格は正式名称で書く

資格は正式名称で書くのが鉄則です。資格というのは普段は略語で呼ぶことがほとんどですので、これも免許証や合格証を良く見て確認しなければいけません。

たとえば「普通免許」は「普通自動車第一種運転免許」、「MOS」は「Microsoft Office Specialist」が正式名称です。「英検」、「日商簿記」などもうっかりそのまま書いてしまいがちですので注意しましょう。

応募先の業務や募集要項をよく確認する

あまりに応募先の仕事とかけ離れた資格を書くのは避けましょう。人事担当者に「資格を活かせないのになぜ応募してきたのか」と疑問を持たれる可能性があるからです。

また、募集要項に「○○検定2級以上」などと要件が記載されている場合、その要件を満たさない資格を書いてしまうと、きちんと募集要項を読んでいないと判断されてしまいます。せめて「○○検定3級取得済み。今後2級を取得予定」など、前向きな姿勢が読み取れるように書きましょう。

資格欄を書くときのお困りパターン対処法

資格がたくさんあって何を書くべきかわからない

優先して書くべき資格は、国家資格、普通自動車第一種免許、パソコンスキルの認定資格、語学系の4つです。

国家資格は、応募先の業務に関係がない場合でも、自分のキャリアの証明になりますので、書くべき資格と言えます。

自動車の運転免許、パソコンスキル、語学系の資格は、どんな職種でも業務上の必要性が高いことが多いので、積極的に書くのをオススメします。

勉強中の資格は書いてもいい?

応募の時点では持っていない資格でも、勉強中であったり試験日が決まっていたりする場合は「○○○取得に向けて勉強中」や「○月取得予定」と書いても問題ありません。

人事担当者に自分のやる気や向上心をアピールするチャンスになります。

ただし、資格欄を埋めるためにいくつも「勉強中」と書くと逆効果になることもありますので、応募に関連した業務の資格を1つか2つピックアップするくらいが良いでしょう。

書く資格が何もないとき

履歴書に書ける資格を持っていないし、勉強もしていない場合、素直に「特になし」と記載しましょう。資格欄は自己アピールの補足的な要素ですので、きちんと書いてあったほうがいいのは確かですが、無理に埋めようと嘘を書くことは絶対にしてはいけません。

パソコンスクールや語学講座への通学、セミナーの受講歴などを資格欄に書くのもOKなので、もしあれば書いてみましょう。

mensetsu_men.jpg

採用担当者は履歴書の資格欄から、応募者のスキルや知識を読み取るのはもちろん、書類作成のルールを心得ているか、向上心があるかどうかなど応募者の人となりを判断しています。

たかが資格欄と適当に書かずに、基本の書き方を守り、自分のキャリアや成長意欲を効果的にアピールしましょう。

Re就活」では履歴書作成のコツなど、転職に関するさまざまな情報を提供していますので、ぜひご活用ください。

 

 

20代の転職なら「Re就活」
20代・第二新卒・既卒のための転職サイト「Re就活」。
「もう一度、納得できる仕事を探したい」…というあなたの向上心に期待する企業との出会いが待つ転職サイトです。

300リサイズ_会員登録ボタン(緑)unzip.jpg