大学院を中退した場合の履歴書の書き方は? 就活は新卒? 既卒?

最終更新日: 2019年11月25日
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山井 まちか

大学院を中退した場合の履歴書の書き方は? 就活は新卒? 既卒?

就職活動をしている方の中には、「大学院を中退した」という方もいると思います。「大学院を中退した場合、履歴書にはどのように記載すればいいのかわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。「新卒なのかな? 既卒なのかな?」と自分の肩書きがいまいち把握できていないという方も多いでしょう。

そこで今回は大学院を中退した人が就活においてどのような扱いになるのか、また履歴書の書き方はどのようになるかなどをご紹介します。

大学院中退後は新卒、既卒?

結論から言うと、大学院を中退して就活を行う場合は新卒ではなく、既卒扱いになります。基本的には新卒枠での就活は行えませんが、近年政府が「卒業後3年以内の既卒者を“新卒扱い”とすること」という指針改正をしたことで、卒業後3年以内の既卒者を“新卒”として採用する企業がぐっと増えました。このような企業の場合は、既卒でも新卒枠での就活が可能です。応募先を検討する際には、既卒者の応募が可能か募集要項を確認しましょう。

また、中途採用枠でも未経験者の募集をしている企業はあります。Re就活に掲載している企業はまさに未経験者歓迎の企業ばかりです。中途採用の募集要項をチェックする場合も、既卒者の応募を受け付けているか確認しましょう。

大学院を中退した場合の履歴書の書き方は?

履歴書に大学院を中退したことを書くべきなのか悩んでいる方も多いと思います。「中退なら、最終学歴は大学卒業だから、そこまで書けばいいのかな?」と考える人もいるかもしれませんが、履歴書には大学院を中退したことをきちんと記載するようにしましょう。たとえ中退であっても大学院に進学したことは事実です。れっきとした自分の経歴ですし、在学中の経験も自分の人間性を形作る要素になっています。

履歴書には自分の経歴を漏れなくきちんと書くことが大切です。

具体的な書き方とは

「〇年〇月 〇〇大学大学院〇〇学研究科〇〇学修士課程 入学」と大学名と入学の旨を記載しましょう。さらにその下に「〇年〇月 〇〇大学大学院〇〇学研究科〇〇学修士課程 中途退学」と記載します。どの学校であっても中退した場合は学歴欄に中退した年月日を記載し、「中途退学」と正式名称で書くのが基本です。

また、中退した理由は企業側も少なからず気になっています。履歴書にも簡潔に中退理由を記載するとより良いでしょう。中退理由を記載する場合は、さらにその下に「病気療養のため中途退学 現在は完治し勤務に支障はありません」「家庭の経済的事情により中途退学」など、簡潔で分かりやすい文言を一言書きましょう。

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大学院を中退した場合は、基本的には既卒扱いになりますが、大学卒業後3年以内であれば新卒扱いになることが多くなりました。履歴書などの書き方について悩むこともあると思いますが、ここで紹介した通り、履歴書にも大学院中退と記載し、その下に中退理由などを軽く添えておくようにしましょう。

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