【第二新卒向け】自己PRの書き方を徹底解説!これを押さえれば、人事に響く自己PRが書けるように!?

最終更新日: 2022年09月26日
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Re就活編集部 こむぎ

【第二新卒向け】自己PRの書き方を徹底解説!これを押さえれば、人事に響く自己PRが書けるように!?

 自分の市場価値が何か分からないため、自分のどのようなところをアピールしたら良いか困っている第二新卒の方に、おすすめの自己PRの書き方をご紹介します。

 自己PRと言えば、自分のことをアピールすることと考えてしまいがちですが、実は企業がどのような人物を求めているか、企業のニーズを理解して書くことがとても重要になります。そのためこのコラムでは、1章では具体的な自己PRの書き方、2章では自己PRの質を上げることができる「企業のニーズ」の探し方、3章では自分の強みの見つけ方について説明していきます。

目次

1章:自己PRの書き方

2章:自己PRの質を上げることができる「企業のニーズ」の探し方

3章:自分の強みの見つけ方

終わりに

 

1章:自己PRの書き方

Re活のコラム②.jpg

 自己PRをどのように書いたら良いか分からないと困った経験がある方もいるのではないでしょうか。この章では、自己PRの書き方について、詳しく紹介していきます。

実は自己PRは、大きく4つに分けることができます。どのような構成で書かれているのかが分かると書きやすくなるので、構成を見ていきましょう。

自己PRの構成

① 心がけていたこと(仕事をする上で大事にしていた考え方・価値観)

② ①を達成するために取った具体的な行動(どのような強みがあるかを明示)

+α どのようにその強みを身に付けたかを書きましょう。

③  行動に対しての結果や成果

④  企業に貢献できるポイント(どのように役立つか)

 

 自己PRは、【①心がけていたこと②行動③結果④応募先との接点】の4つに分けて考えてみましょう。情報が整理されやすく、分かりやすい文章になります。①~④について詳しく見ていきます。

① 心がけていたこと

 働く上で心がけていたこと・意識して取り組んでいたことを書いてみましょう。ただし、意識していたことを伝える際は、志望企業の求める人物像と、志望企業に活かせる強みがずれないようにすることがポイントです。企業の求める人物像に当てはまっていないと、どんなに良い内容を書いても企業が採用したいと思ってはくれません。2章で企業の求める人物像の理解を深める方法を紹介しているので、気になった方は2章を参考にしてみてください。

② ①を達成するために取った具体的な行動

 働く上で心がけていたことをどのように行動に落とし込んだのかを具体的に書くことがポイントです。なぜその行動を取ったのか理由や背景を伝えるとより説得力のある自己PRになります。どのように思い、考え、行動したかを書くと、人事担当者はあなたが自社に入社した後のイメージを持ちやすくなります。

③ 結果や成果を書く

 ①・②によって、どのような成果が生まれたかを書きましょう。順位や数値を使って表してみてください。たとえば、社内で何人中何位であった、昨年と比較し何%UPできたなどと書くことができます。順位や数値で表しにくい仕事は、このような工夫をした結果、何分から何分に作業を効率化できたと改善したことを数値化するのもおすすめです。数値として伝えると、成果・努力がイメージしやすくなります。

④ 企業に貢献できるポイント(どのように役立つか)

 ①~③を踏まえて、あなたが企業でどのように貢献できるかを伝えましょう。そのためには、募集職種の仕事内容を理解することが大事です。募集職種の仕事内容を理解すると、自分の強みがどのように役立つか明確にアピールすることができるからです。

 以下、【前職:販売職/選考に進みたい企業:求める人物像を「人に喜ばれることが好き」としている、ITサポート事務職】を募集している企業を例に見てみましょう。

 

自己PR例

前職:販売職 

募集企業の求める人物像:人に喜ばれることが好き

募集職種:ITサポート事務職

① アパレル店員として1年間、「お客様が楽しく買い物ができるような接客をする」ことを大事に働いてきました。

(求めている人物像とマッチする、自分のこだわっていたこと・大事にしていたことを伝える。)

② お客様に買い物を楽しんでもらうためには、お客様それぞれの買い物スタイルを尊重することが大事だと考えたため、お客様に挨拶を行った後は、お客様の動きに目を配るようにしていました。何か困っていることがあれば声をかける、迷っているお客様がいらしたら、おすすめのものを提案するなどお客様に1人ひとりに寄り添った接客を行いました。

(自分が大事にしていたことを実現するために、取り組んでいたことを書く。)

③お客様の様子を見て臨機応変に動くことを継続したところ、お店の満足度アンケート結果を60%から75%上げることに貢献できました。

(行動したことで生まれた成果を伝える。)

④お客様が楽しく買い物ができるよう柔軟に動く対応力は、貴社の様々な悩みを抱えるお客様の状況に合わせてサポートすることに役立つと考え、志望しました。

(自分の強みを、応募企業でどのように役立つかを伝える。)

  このように自己PRの構成を捉えた上で、書いてみましょう。さらに、人事担当者に響く自己PRにするためには、企業がどのような人を求めているのか「企業のニーズ」の理解を深めることと、「自分の伝えている強み」を見直してみるとことが大事です。2章では、「企業のニーズ」の理解を深める方法を、3章では「強みの見つけ方」について紹介していきます。

 

2章:自己PRの質を上げることができる「企業のニーズ」の探し方

Re活のコラム③.jpg このコラムの冒頭でもお伝えした通り、自己PRは「企業のニーズ」を理解して書くこと、すなわち、企業の求める人物像に自分の強みがマッチしていると伝えることが大事になります。その上で、自分の良さをアピールすることが大切です。求める人物像は企業によって異なります。よって、企業の欲しい人物を意識して自己PRを書けているかが重要になります。

求める人物像の理解を深めると、自己PRで「企業の求める人物像と自分がどのようにマッチしているのか」、「自分の強みがどのように企業に役立つか」をより明確に伝えられるようになります。

「企業の求める人物像」の理解の深め方を紹介します。

「求める人物像」の理解の深め方

 求める人物像と、募集職種を照らし合わせて考える方法です。企業が求める人物像の持つ能力は、何のために必要とされているかを仕事内容に結び付けて考えると、求める人物像の理解が進みます。

 たとえば、【求める人物像:「人と関わることが好きな人」/募集職種(仕事内容):不動産の事務職】と挙げている企業を例に見てみましょう。「人と関わる」とは、幅広く多くの人と関わることなのか、それとも社内の人と深く関わっていくのかなど、どのような人とどのように関わっていくのか「人と関わる」を分解して考えてみましょう。

この企業の不動産の事務職は、営業をサポートする内勤の事務職であることに加え、顧客との電話対応も行うとします。

そのため、営業の人としっかりとコミュニケーションを取ること(社内の人と深く関わること)と、様々な顧客と関わること(幅広く多くの人と関わること)の両方が求められていることが分かります。ただ単に「人と関わることが好き」ということをアピールするのではなく、「様々な人と深く関わることが好き」ということをアピールすると、あなたの強みがどのように企業に役立つか、より明確に伝えることができますよね。

 求める人物像を細分化し募集職種に照らし合わせると、企業の求めている人物像の「人と関わることが好き」ということの理解が進みます。そのため、どのように伝えていくかアピールの仕方も変わってきます。企業が求める能力の的を射たアピールポイントを書けるようになるので、企業の人事に響く自己PRになります。

 

3章:自分の強みの見つけ方

Re活のコラム④.jpg 自分のどのようなところを強みとして伝えたら良いか分からないなどと困っている方もいるのではないでしょうか。この章では、自分の強みの見つけ方を紹介していきます。

自分が繰り返し行っていた行動に、よくヒントが隠されています。得意なことは意識せずとも繰り返し行っていることが多いからです。その中でも、得意とする行動が多く表れている、目的意識をもって工夫・努力したことからエピソードを探してみましょう。

強みとできるものは、「○○のスキルがある」などではなく、「日々の些細な行動」でも構いません。たとえば、「確認を怠らない」ということも強みとできます。日々の小さなことでも確認を怠らないように行動をしているなら、それは「仕事の正確性」として、十分魅力的な自己PRになります。

 企業が第二新卒に期待していることは、新しい会社に馴染んでくれるか、業務を頑張っていけるかという熱意や素質を持っていることです。現時点で高い技術や能力を持っていなくても、今後どのように頑張っていけるかを伝えてみましょう。

※第二新卒とは、明確な定義はないのですが、「卒業後、就職したものの1~3年で転職または就職を志す若手求職者」を指します。

 どのようなことを工夫していたかを振り返るコツは、日々の仕事を書きだしてみて心がけていたことを思い出してみましょう。たとえば営業であれば、お客様と関わる上で大事にしていたことや、顧客の販売商品の理解が進むように、話し方を研究する・資料を作る・関係性を深めるなども工夫したことに入ります。日々の仕事で心がけていたことに目を向けることであなたの持ち味が見つかります。

 

終わりに

 自己PRを書けるようになるために、自己PRの構成、企業のニーズを知ること、自分の強みの見つけ方の3つの観点から見てきました。企業のニーズの理解を深めて、企業が欲している素質・人物像と自分に接点があるものを選び、アピールしていきましょう。

Re就活コラムには、他にも転職活動に役立つ記事が多いので参考にしてみてください。