最近増えている【食事選考】。気を付けるべきポイントは?

最終更新日: 2019年11月01日
  • シェア
  • ツイートする

前畑 泰広

最近増えている【食事選考】。気を付けるべきポイントは?

転職・就職活動をしていると、応募した企業によっては「食事選考」というものが実施されることがあります。近年増えてきた選考方法で、その内容は名前通り「食事をしながら選考を行う」というものです。

食事会であるため、通常の面接と比べればカジュアルな雰囲気になりますが、それでも選考の一環ですので油断は禁物。しっかりと準備を整えてから臨むようにしましょう。

ここでは、近年増えつつある食事選考とはどのようなものか、その目的や参加する際のポイントなどをご紹介します。

食事選考の目的とは

食事選考は、ランチなどを食べながら会話をし、応募者がどのような人間性の持ち主なのか判断するための選考方法です。

基本的に「スーツなどではなく、私服で参加OK」とされることが多く、その雰囲気は比較的カジュアル。面接の重苦しい緊張感のようなものはあまりありません。

というのは、食事選考が「ありのままの応募者を見る」という目的を持っているからです。面接の場では聞きにくいことを聞いたり、応募先企業で働く人たちの人間性を知ったりできる場なので、ぜひいろいろと質問をするようにしましょう。

形式ばった受け答えをするのではなく、「できるかぎり素の自分を見せる」という意識を持って参加することが大切になります。

食事選考に参加する際のポイント

食事選考では、応募者の人間性や性格などが重点的にチェックされます。最低限のマナーを持っているか、ほかの人に対して気配りができるか、社交性があるかなど、チェックされやすい項目をしっかり把握して置き、ポイントを押さえた立ち振る舞いを心がけてください。

【食事選考のポイント】

・下座に座る

食事選考のテーブルに着く際は、できるだけ出入り口に近い座席(下座)に着くようにしましょう。個室であればわかりやすいですが、食事するお店によってはどこが上座でどこが下座かわからないことがあると思います。その際は先方から「こちらへどうぞ」と言われるのを待つようにしましょう。

・携帯電話をマナーモードにしてカバンの中に

誰かと一緒に食事をしているときに携帯やスマホをいじってばかりいるのはマナー違反です。食事選考ではこのような一般的なマナーもチェックされていますので、食事中はマナーモードにして、カバンの中にしまっておきましょう。

・その場にいるすべての人と話をする

特定の社員や、応募者だけと会話をするのは避けましょう。前述の通り、社交性や周囲への気配りなども選考基準に含まれています。発言をするときは周囲の人をなるべく巻き込んで話すように心がけましょう。

・タバコやお酒は控える

お店によっては喫煙ができる場合があります。しかし食事会とはいえ、採用選考の一環です。喫煙は遠慮するようにしましょう。また、お酒を勧められることもあるかもしれません。体質的にお酒を飲んでも問題なければ勧められた一杯だけ飲むことにして、酔っ払うほどたくさん飲むことは避けましょう。

pixta_54511389_M.jpg

食事選考での会話はカジュアルなものになる傾向があります。しかし、何度も繰り返すように食事選考も採用選考の一環です。あまりにもカジュアルになりすぎて、馴れ馴れしく接することは避けましょう。

とはいえ、このようなカジュアルな選考は、あなたという人そのものを知ってもらういい機会でもあります。最低限のマナーを守り、これも採用選考の一環だという意識を念頭に置きつつ、食事を楽しむようにしてくださいね。

採用選考などについて疑問がある方はぜひ「Re就活」をご活用ください。さまざまなコンテンツをご用意していますので、きっと何かの役に立つはずです。

 

 

20代の転職なら「Re就活」
20代・第二新卒・既卒のための転職サイト「Re就活」。
「もう一度、納得できる仕事を探したい」…というあなたの向上心に期待する企業との出会いが待つ転職サイトです。

300リサイズ_会員登録ボタン(緑).jpg