転職の面接で「短所」を質問される理由と答え方

最終更新日: 2019年11月01日
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前畑 泰広

転職の面接で「短所」を質問される理由と答え方

転職の採用面接では、自身の性格や性質についてどのように考えているかを質問されることが多いものです。中でも見落としやすいのが「短所」についての質問です。長所については、自己PR文を準備する際にしっかりと答えを用意できていても、短所については何を答えたら良いか分からず、言葉に詰まってしまうケースも少なくありません。

答え方によってはネガティブな印象を与える可能性もあるので、自分なりの回答をきちんと準備しておきたいですね。

ここでは、転職の面接で短所を質問される理由と、答え方のポイントをご説明します。

採用面接で短所を質問される理由を知ろう

面接で的外れな回答をしないためには、面接担当者がどのような意図でその質問をしているのかを汲み取って、その意図に沿った答えを伝えることが大切です。面接担当者が短所を質問する理由とはなんでしょうか。

 

考えられる主な理由としては、社風や募集職種と応募者の性格のミスマッチを防ぐというものがあります。

例えば、チームワークが重要な職場において、あまりにも頑固だったり、マイペースだったり、独断的だったりする人を採用すれば、職場の雰囲気やスムーズな業務進行に悪影響を及ぼしかねません。

ほかにも、スピード感が求められる職種なのに慎重すぎる、優柔不断すぎるなどといったケースなども考えられるでしょう。こうしたミスマッチを防ぐために、どういった性格・性質の持ち主であるのかをあらかじめ確認したいという考えから、短所について面接で質問するというわけです。

 

とはいえ、短所というのは誰にでもあるものです。社風や職種にやや合わないかもしれない性質を持っているからといって、そのことだけで不採用になるというわけではありません。むしろ、自身の短所をどの程度客観的に理解できているのか、どのように改善していこうと考えているのかが重要です。短所についての質問は、自己分析力や自己管理力を確認するための質問であるということもできるでしょう。

短所を質問されたときの答え方のポイント

 

上でお伝えしたような質問の意図を踏まえ、面接で短所を質問されたときは以下のようなポイントを押さえて答えるようにしましょう。

 

・長所と合わせて伝えるようにする

長所と短所はまったく別物のように感じるかもしれませんが、実は人間の性質というのは、場面によって長所にも短所にもなるものです。例えば、「よく言えばとても慎重、悪く言えば優柔不断」というような具合です。こうした「よく言えば○○、悪く言えば△△」という言い方にあてはめて、自分の長所と短所を分析して伝えるようにしましょう。単純に短所だけを伝えるよりポジティブな印象になりやすいですし、多面的な見方や自己分析ができる人であると思ってもらいやすくなるはずです。

・改善策や対処の取り組みも合わせて伝える

ポジティブに伝えるとはいえ、表面的な傾向だけを言葉にしたのでは、あまり自己分析ができていない人だと受け取られかねません。具体的にどういった点を自分で問題だと捉えているのかを、周囲の人からの評価や実際にあったエピソードなどを交えて伝えるようにしましょう。そうした客観的な事実から自分の短所をどのように捉え、改善のためにどういった対処をしているのかも合わせて伝えることが重要です。

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転職の面接で短所を質問される理由と、答え方のポイントについてお伝えしました。自分の短所についての話題など、できればあまり話したくないというのが本音の方が多いかもしれません。しかし、ここでお伝えした質問の意図を踏まえて、自分なりの答えを準備しておけば自信を持って回答できるはずです。面接で困らないように、あらかじめしっかりと考えておくことをおすすめします。

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