新卒と同じはダメ? 既卒が気を付けたい履歴書の書き方

最終更新日: 2019年11月01日
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玉田 誠一

新卒と同じはダメ? 既卒が気を付けたい履歴書の書き方

すでに学校を卒業した「既卒」の方の場合、新卒と同じような履歴書の書き方をしてしまうと、書類選考の段階でネガティブな印象を与えてしまうケースもあります。

既卒者には既卒者なりの履歴書の書き方がある!

ここでは既卒の方が履歴書を書く上での書き方のポイント、考え方をご紹介します。

既卒の履歴書での「職歴」の書き方

採用側として、履歴書でまず目に入ってくるのが「職歴」。
新卒の場合は、職歴はないのが当たり前ですので職歴を書く必要はありません。

ですが既卒の場合は、学校卒業後に空白期間ができていますので、面接官はこの部分がとても気になってしまうのです。
職歴欄は基本的には正社員として働いた経歴を書く場所ですが、アルバイトやパートなどの非正規雇用の経験を書いても問題ありません。

このため卒業後、アルバイトやパート、その他個人事業などで仕事の経験がある場合は、たとえ正社員でなくとも積極的に記入しておいたほうが良いでしょう。

面接の際の会話の糸口にもつながるため、空白のままにするとネガティブなイメージで受け取られかねません。

卒業後に「何をしていたか」を書く

既卒の履歴書の場合、志望動機や自己PR欄などに、「卒業後何をしていたか」「なぜ新卒で就職しなかったか」「そこで何を考え志望するに至ったか」を織り交ぜた内容を書いたほうが良いでしょう!

前述した通り、企業で働く面接官は「新卒で就職する」ことを正規ルートとして考えている方が多く、そこから外れた理由を気にします。ここを完全に無視した内容にしてしまうと相手側は不信感を持ち、場合によっては書類選考で弾かれてしまうこともあるのです。このため、学校卒業からある程度の年数が経っている既卒の方は、卒業後何をしていたかの部分を織り交ぜるのが望ましいのです。
 

社会の厳しさを理解していることを、しっかりと伝える

既卒の場合は、学校卒業後、仕事をしていなかったとしても学生ではなく社会人として扱われます。

このため、志望動機、自己PR、長所短所、資格など、履歴書の中にあるあらゆる項目に対し、社会の厳しさを理解した、現実的な内容を記入した方が良いでしょう。ここで、学生のまっさらな状態と同じ目線で、あまりにも壮大な目標や、大げさな自己PRを記入してしまうと、かえってチープにみられ、評価を落とすことがあります。

自分がすでに学生ではなく、いち社会人である事を自覚し、自分がいま置かれている立場も理解した上で、内容を記入するように心がけましょう!

ただし、学校卒業後間もない時期であれば、学生目線の書き方でも受け入れられる場合もあります。このあたりは、卒業後の年数や自身の年齢を考えながら考慮してください。

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既卒者として書く履歴書には、既卒者だからこそのポイントがあることを紹介しました。

まだ既卒者としての自覚が薄かったり、どのように就活を始めてよいのか分からないという方も少なくないでしょう。

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