オリジナルの『勝負自己PR』を書くためのコツとは?

最終更新日: 2023年09月27日
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Re就活編集部

オリジナルの『勝負自己PR』を書くためのコツとは?

いざ履歴書に自己PRを書くとなると、どのように記入すればいいか、そもそも何をアピールすればいいのか悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。まとまった文章で自分をアピールするのは意外と難しいですよね。今回は自己PRを書くポイントと具体例を第二新卒・ハイキャリア・既卒・フリーターの4つに分けてご紹介します。

 

目次

1.採用担当者が自己PRから知りたいこと

2.自己PRに書く前にやるべきこと

3.自己PRに何を書くべきか

4.Re就活の「自己PR」と「職務経験」を登録しよう

採用担当者が自己PRから知りたいこと

 

採用担当者は、「何ができるか」「どういう風に取り組む人なのか」「どういう結果を出してきたのか」を見て、それらを通してその人の「成長性(=可能性)」を判断します。そのため、自己PRには

 

・具体的な行動

・成果(実績)

が見えるように書きましょう。

 

ただ「成果」と言われると、「たいした実績はない…」と尻込みするかも。しかしRe就活には、「社会人経験が浅い(または、社会人経験がない)」ことを知った上で募集している企業も多くあります。そういった企業は「実績」だけでなく「過程」を重視することが多いです。

 

「目標を達成した」「売上げが上がった」という成果はもちろん、その目標やゴールに向けた「過程」の中で、自分が考えたことや行動したことを示すことができれば、採用担当者にあなたの成長性・可能性を伝えることができます。

 

自己PRに書く前にやるべきこと

 

仕事・アルバイト経験や学生時代頑張ったことについて、「何をやってきたか」一つずつ振り返り書き出していきましょう!

 

とはいえ、漠然と振り返るのは難しいかもしれません。ここで視点を変えて、企業が求めている「能力」から逆算し、「その能力が自分にもある」と示せる経験がないか探していくのも手です。

 

ということで主に企業が求めている能力(引用:経済産業省が提唱する社会人基礎力より)を下記に挙げてみました。これを参考にして、たとえば「主体性」なら「何か自らやるべきことを見つけ積極的に取り組んだ経験があったか」と記憶を辿っていってみてください。あなたのオリジナルの経験をもとに、人間性(=自己PR)を伝えることができますよ。ここから『自己分析のやり方』を見ることができます。

社会人基礎力.gif

 

自己PRに何を書くべきか・具体例

 

では「具体的な行動」の内容について。「どういう経験を書くか」を、第二新卒・ハイキャリア・既卒・フリーターに分けてご紹介します。

 

第二新卒の場合

具体的な仕事内容について伝えましょう。短期間といえども、「できるようになったこと」「学んだこと」「数字として明確になったこと」などの経験があるはず。詳細に振り返り、見つけましょう。

 

具体例

私が営業で心がけていたのは、機動力と対応力によりお客様から信頼を得ることです。特に気を遣っていたのは、「訪問ごとに、お客様の情報を細かくメモする」「見積もりや問い合わせには、スピーディーに対応する」「できないとは絶対に言わずに、次善の策を考えること」の3つです。「対応が良かったから」という言葉をもらうことが一番嬉しかったため、そのために「何が必要か」常に考えながら行動をすることで、お客様と信頼関係を築くことができました。このように、私は相手が求めているものだけでなく、さらに先を見越して行動することができます。

 

【ポイント】

・大きな実績でなくても、自分なりに意識して取り組んだことはアピールポイントになります。
・複数の具体例を盛り込みましょう。

 

ハイキャリアの場合

ある程度の職歴がある場合は「どういった職務経験があるか」「会社の成績に影響を与えたこと」など、前職での成果・その過程についてアピールしてみましょう。「即戦力にもなる」というアピールにもつながります。

 

具体例

前職では営業職につき、目標達成に対してこだわりをもって仕事を行っていました。1年目の前期、成績は下から二番目でしたが、年間の目標を達成するために「訪問社数を、現状の2倍にする」という目標をたてて、何が必要か考え、自らの行動を変えていきました。具体的には「先輩に同行を頼み、自らの営業方法についてフィードバックをいただく」「上司に頼み、ロールプレイングを行う」など実行しました。その結果、お客様からの受注が増え、最終的には与えられた目標に対して102パーセント達成という結果を残すことができました。

 

【ポイント】

・「具体的な行動」を示し、働いているシーンが想像できるようにしましょう。
・数字で示せる成果は、必ず盛り込むようにしましょう。

 

既卒の場合

基本的には新卒の就職活動と同じ内容でOK。大学時代の部活動やアルバイト経験などをアピールしましょう。卒業後のアルバイト経験などアピールできる経験が積めている場合は、そちらでもOKです。

 

具体例

私は大学卒業後、1年間フィリピンへ留学をしました。留学先では小学校のサッカー教室のボランティアに参加しました。チーム全員で「地区大会に優勝すること」を目標とし、子供たちと一緒に毎日練習に取り組みました。その過程で、チーム全体のレベルを上げるために個の課題に取り組むための時間をメニューに導入しました。すると子供たちのモチベーションが下がってしまい、参加人数が減ってしまいました。私は子供たちの様子を観察したり、実際に会話を交えたことで、「自分一人の力で練習する時間が彼らにとってのサッカーの楽しさを消してしまっていること」が原因だと考えました。私はこれを改善するために、互いの目標とその日の成果を共有しあえる時間を練習の最初と最後に入れました。すると、子供から「みんなと一緒に頑張れる」という声が上がったり、率先して自主練に取り組む子が増え、最終的には目標だった地区大会優勝を達成するまでにチームを成長させることができました。

 

【ポイント】

・「卒業後の空白期間、何をしていたか」がわかる内容にすると、企業側にアピールすることができます。

 

フリーターの場合

アルバイト経験について、就職先で役に立ちそうな能力を想定して書くことが大切です。また、正社員並みの仕事ができていたのであれば、それも盛り込みましょう。自己PRでは触れる必要はありませんが、「なぜ職歴がないのか」という点については、きちんと伝えられるように考えてきましょう。

 

具体例

大学時代を含め、現在まで小売店で4年間接客のアルバイトをしてきました。お客様のご要望の商品をスムーズにご紹介できるようになりたいと考え、まず既存の商品ラインナップはもちろん、毎月50種類以上入荷する新商品を、次回のアルバイトまでに完全に覚えるようにしていました。また、お客様が購入する際に、価格・機能などの中で最も重要視しているものを聞き出すことを心がけ、『こういうお客様には、この商品をお薦めするとご購入いただけやすい』と、傾向を捉えながら接客を行いました。志望している営業職の経験はございませんが、短期間で商品を覚える仕事への集中力や、試行錯誤しながら成績をあげる習慣は身についております。

 

【ポイント】

・具体的にアルバイトで「意識したこと」を盛り込み、取り組む姿勢をアピールしましょう。
・最後に、実際の就職先でも活かせそうな能力に落とし込んで書くと、好印象を残せます。

 

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