25歳の転職ガイド|メリット・デメリットや成功のコツを徹底解説

最終更新日: 2025年10月30日
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Re就活編集部

25歳の転職ガイド|メリット・デメリットや成功のコツを徹底解説

25歳は大卒で入社した場合、ちょうど社会人3年目に当たる時期で、仕事にも慣れてくる頃です。現状を見つめ直す機会も増え「このまま今の会社に勤めていてよいのか」「もっと自分に合う仕事があるのでは?」と、キャリアに関する悩みを抱き始める方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、25歳が転職を考える理由や、実行に移すメリット・デメリット、転職を成功させるステップなどを紹介します。

25歳の転職に関する疑問や不安を解消し、後悔しないための具体的な行動が知りたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。

【この記事で分かること】

・25歳が持つ基本的なビジネスマナーやポテンシャル・柔軟性の高さは転職市場で大きな強みになる
・転職理由やキャリアプランが曖昧なままだとミスマッチが起こりやすく、後悔する可能性がある
・転職のプロの力を借りながら、自分の強みやスキルを具体的にアピールできる応募書類や面接対策を行うのが成功への鍵

目次

25歳が転職を考えるのはなぜ?

25歳で転職するメリットは?

転職の前に知っておきたい!25歳で転職する3つのデメリット

25歳で転職すべき人・慎重になるべき人の特徴

25歳の転職を成功に導くステップ

25歳の転職で意識すべきポイント

まとめ

25歳が転職を考えるのはなぜ?

25歳で転職を検討する人が多いのは、将来への不安や現職への不満が募りやすいタイミングであるためです。ここでは、25歳で転職を考える人が多い主な理由を3つ紹介します。

仕事内容とキャリアパスへの不満・希望がある

現職の仕事内容や今後のキャリアパスについて不満を感じている、あるいは他の業種・職種でのキャリアに就きたいという思いから、転職を考える人が多いようです。

社会人1~2年目は仕事を覚えるのに必死ですが、3年目になるとある程度のスキルや実務経験を得て「本当にこの仕事が合っているのか」といった不安や「今後希望するキャリアを積んでいけそうにない」といった会社の事情が分かってくるようになります。

特に自分の持つスキルと現職にミスマッチを感じたり、年功序列制度で若いうちからキャリアを積めないと感じたりした場合、25歳という節目の時期にキャリアチェンジを考え始めるでしょう。

働く環境に不満がある

現職の労働環境に何らかの不満がある方は、このまま長く働くことのデメリットを考慮して、転職を検討する傾向にあります。何に対して不満を感じるかは人それぞれですが、以下のような理由が多いようです。

・上司や同僚との人間関係にストレスを感じる
・時間外労働が多い
・採用時に提示された雇用条件と実際の労働条件に大きな食い違いがある
・企業文化や社風が合わない

上司や人事部に相談してもこれらの問題が改善されない場合「職場を移るしかない」という結論に達する方も多いでしょう。

給与・待遇面に不満がある

「がんばっているのに給与が上がらない」「同年代の人に比べて収入が少ない」など、給与や待遇面への不満もキャリアチェンジを考える理由になります。特に25歳は結婚やマイホームの購入など、将来につながる大きなライフイベントを意識し始める人が多く、給与や待遇への関心が高まる時期でもあります。

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25歳で転職するメリットは?

25歳で転職するメリットは?

25歳で転職すると、以下3つのメリットが期待できます。
・社会人としての基礎力が評価される
・異業種・未経験分野へ挑戦しやすい
・その後のキャリアチェンジも可能

具体的にどのような面で有利になるのか、詳しく説明していきます。

社会人としての基礎力が評価される

大学を留年せずに卒業し、すぐに就職した場合、25歳は社会人3年目に当たります。

採用活動をしている企業側からすると、新卒のように基本的なビジネスマナーや一般常識などを一から教える必要がない分、教育・指導にかかるコストをカットできるというメリットがあります。

応募書類や採用面接で実務経験や前職で身に付けたスキルをアピールすれば、転職活動で好印象を持ってもらえるでしょう。

異業種・未経験分野へ挑戦しやすい

25歳の若手は、まだ仕事への固定観念や特定の企業文化にとらわれていない分、異業種や未経験分野の環境に対応しやすいという強みがあります。企業側も伸び代や成長のスピード、育成のしやすさ、新しい環境への適応力などを評価し、若い人材を積極的に採用しようとするケースは多いようです。

現職の仕事が合わない、他の業種・職種に魅力を感じるという方にとっては、異業種・未経験分野にチャレンジしやすいタイミングでしょう。

その後のキャリアチェンジも可能

もしも転職後にミスマッチを感じたとしても、25歳という若さなら再び新しい環境にチャレンジすることも十分に可能です。

転職の際は「次も失敗したらどうしよう」という不安を感じがちですが、25歳なら失敗を経験として生かし、再び転職活動を始めることもできます。

転職の前に知っておきたい!25歳で転職する3つのデメリット

25歳の転職にはメリットが多い反面、以下のようなデメリットもあります。

・未経験の転職の場合に年収が下がる可能性がある
・経験・スキル不足と見なされる可能性がある
・周囲からの理解が得られない場合がある

なぜこのようなデメリットがあるのか、チェックしていきましょう。

未経験の転職の場合に年収が下がる可能性がある

未経験で転職すると、その分野での実務経験やスキルがほとんどないと判断されるため、現職(前職)よりも給与が少なくなるケースは珍しくありません。特に大手企業から中小企業やベンチャー企業に転職する場合、給与が大幅に下がったり、充実した福利厚生を受けられなくなったりする恐れがあります。

実際の待遇は会社によって異なりますが、給与は新卒社員と同程度と考えておいた方がよいでしょう。

経験・スキル不足と見なされる可能性がある

25歳は社会人経験が3年程度であるため、基本的なビジネスマナーは身に付いていても、専門的なスキルは不足していると見なされるケースがあります。特に応募先の企業が即戦力となる人材を募集している場合や、専門的な資格・スキルを要求される仕事の場合は、未経験・無資格で採用されるのは難しいでしょう。

ただし、人手不足が著しい業界や、若手人材にポテンシャルを求めている業界では積極的に採用しているところもあるため、過度に悲観的になる必要はありません。

周囲からの理解が得られない場合がある

25歳で転職を考えると、友人や家族など周囲の人から「まだ早いのでは?」「もう少し今の会社でがんばってみたら?」といった言葉をかけられるかもしれません。特に終身雇用制度が当たり前だった世代の方は「ころころ職場を変えるのは良くない」という考えが根付いているため、ネガティブな反応を受けることもあるでしょう。

なぜ早期離職するのか、その理由を理路整然と説明できれば周囲を説得できますが、転職理由や今後のキャリアプランが明確でない場合は反対される可能性が大きいです。

なお、転職する理由を明確に伝えられない場合、採用面接でも不利になるため、説得力のある説明を行えるかどうかが重要なポイントになります。

25歳で転職すべき人・慎重になるべき人の特徴

25歳での転職にはメリットもデメリットもあるため、自分の現在の状況と照らし合わせて、転職すべきか、慎重になるべきかをしっかり見極めておきましょう。

ここでは25歳で転職すべき人と、慎重になるべき人それぞれの特徴をまとめました。

転職すべき人

努力しても現在の職場で解決できない問題がある人や、新しいことにチャレンジしたいという明確な目標がある人は、新しい活躍の場を探した方が良いでしょう。

例えば、人間関係に問題があって上司や人事部に異動を申し出たが断られた、今の職場は年功序列型で若いうちからの昇進は望めそうにないなどが挙げられます。このようなケースは個人がいくら努力しても解決できない可能性が高いため、転職を検討するきっかけとなります。

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慎重になるべき人

以下の特徴に当てはまる場合は、25歳での転職を今一度考え直してみた方がよいかもしれません。

・明確な転職理由やキャリアビジョンを持っていない
・年収を減らしたくない
・直近で転職したばかりである

現職に対して何らかの不満を感じている場合「なんとなく今の職場が嫌だから転職したい」「とにかく今の職場を辞められれば何でもよい」など、曖昧な理由や勢いだけで転職を考えることもあるでしょう。

しかし、採用面接では転職理由や今後のキャリアビジョンなどを質問されるケースが多く、論理的な説明ができない場合、面接官にマイナスのイメージを与えてしまいます。

転職理由やキャリアビジョンがはっきりするまでは、転職を考えるのは一端待ってみた方が良いかもしれません。

25歳の転職を成功に導くステップ

25歳の転職を成功に導くステップ

25歳の転職を成功させるために、転職活動では以下3つのステップのコツをつかんでおきましょう。

1.自己分析で転職の軸を明確にする
2.徹底的な企業研究を行う
3.応募書類と面接で前向きな姿勢をアピールする

以下で一つずつ解説します。

1.自己分析で転職の軸を明確にする

まずは、自分がなぜ転職を決意したのか、その理由を明らかにするための自己分析を行いましょう。具体的には、現職での経験を振り返って以下のポイントを洗い出します。

・どのようなことにやりがいを感じたか
・自分はどういう仕事が向いていると思ったか
・応募先企業で活用できる強みは何か
・現職の何が不満だったのか

・転職先でどういうキャリアパスを希望しているか

自己分析を徹底すればこれらの要素が明確になり、転職の軸を固定できます。振り返り作業にはそれなりの時間と手間がかかるため、面倒に思うかもしれません。

しかし、自己分析が甘いと「やっぱりこの仕事は向いていないかも」「前の職場の方が良かった」といったミスマッチが起こるリスクが高くなります。

その場合、再度転職活動を検討する必要があるため、丁寧に分析してミスマッチを防いだ方がトータルで見ると効率的です。

2.徹底的な企業研究を行う

自己分析を終えたら、徹底した企業研究を行いましょう。自分が定めた転職の軸と、応募先企業の条件がマッチしているかどうかを確かめるために重要な工程です。

企業のコーポレートサイトや会社案内にしっかりと目を通して、事業内容や経営理念、評価制度、研修制度などの情報をひと通り把握しておくと、自分に合っている企業かどうかを判断できます。

また可能であれば企業に関する口コミもチェックしておきましょう。実際にその企業で働いた人の口コミを参考にすれば、企業文化や社風などの内情を確認するのに役立ちます。ただし、口コミは主観的なものであるため、真に受けないようにしましょう。詳しい内情を知りたい場合は、転職エージェントの利用がおすすめです。

企業研究の方法を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

転職に必須な企業研究!ワークシートの作り方やポイントも解説!

3.応募書類と面接で前向きな姿勢をアピールする

履歴書・職務経歴書といった応募書類や採用面接では、その企業に入社した後に成長・活躍する意図があることをしっかり伝えましょう。ただし、明確な根拠もなく「自分に合っていると思った」「活躍できる自信がある」と伝えてもあまり説得力がありません。

そのため、応募書類や面接では過去の経験や実績を踏まえ、具体的な数値(前年比売上120%達成など)やエピソード(問題を解決した過程など)を盛り込んでアピールしましょう。

特に25歳の採用面接では、入社への熱意や意欲、これまでの経験を踏まえた上で導き出した志望動機、社会人としての基本的なビジネスマナーの習得などを前面に出していくと好印象を持ってもらえます。

25歳の転職で意識すべきポイント

25歳で初めて転職する方は、以下4つのポイントを意識して活動を進めていきましょう。

・在職中に転職活動を進める
・転職理由は前向きに伝える
・転職の話を職場の人にはしない
・転職エージェントを積極的に活用する

ここからはそれぞれのポイントについて詳しく説明します。

1.在職中に転職活動を進める

転職活動は、できるだけ現在の仕事を続けながら進めていくのがおすすめです。「仕事を退職した方が時間が取れてよいのでは?」と思うかもしれませんが、退職すると時間にゆとりを持てる一方、収入が途絶えて経済的な不安を抱えやすいというデメリットがあります。

生活面への不安から焦りが生じると「早く新しい仕事を見つけたい」という気持ちから、仕事選びを妥協してしまう可能性があります。

働きながら転職活動をすれば、経済的に安定した状態で職探しを行えるため、自分に合った職場が見つかる可能性が高くなるでしょう。

ただし、現在の職場が原因で心身に不調を来しているのなら無理は禁物です。心や体が元気でなければ転職もままならなくなるため、仕事を辞めて心の平穏を取り戻してから転職活動を始めるのもよいでしょう。

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2.転職理由は前向きに伝える

転職理由とは、退職にいたった理由を基に、次の職場で何をしたいのか、将来的にどうなりたいのかを明らかにするビジョンのようなものです。

例えば「賃金が安い」「人間関係が悪い」といったネガティブな理由で退職を決めた場合でも、採用面接ではポジティブな言葉に置き換えて伝えましょう。

例えば賃金に不満があるのなら「正当な評価を得られる職場で活躍したい」、人間関係に悩んでいるのなら「よりチームで協力し合える環境で成果を出したい」などと言い変えられます。

「前の職場が嫌だったから転職した」というような否定的な理由ではなく「明確なキャリアプランを軸に新しい環境に身を置いて自分を成長させたい」「御社の発展に貢献していきたい」という前向きな意欲をアピールすると、面接官の印象アップにつながるはずです。

3.転職の話を職場の人にはしない

社内に仲の良い人がいると、つい転職について話したくなるところですが、内定をもらうまでは現職の人に転職活動をしている話をするのはやめておきましょう。

周囲に転職を検討していることがばれてしまうと、職場の人間関係がぎくしゃくしたり、仕事に対するやる気や責任感を疑われたりする可能性があります。転職の話は、内定をもらって退職することが本決まりになってから、直属の上司に最初に伝えるのが基本です。

4.転職エージェントを積極的に活用する

25歳の転職をスムーズに進めたいのなら、転職エージェントに登録してプロからサポートしてもらうのがおすすめです。プロのキャリアアドバイザーは、自己分析から非公開求人を含む求人選び、応募書類の作成、模擬面接ありの面接対策、面接スケジュールの調整、入社条件の交渉など、転職にまつわるサポートを無料で行ってくれます。

また応募先企業の内情にも詳しく、企業文化や社風、離職率といった表に出にくい情報や、企業が求める人物像なども事前に提供してくれるため、転職後のミスマッチを防げるところも大きな魅力です。

特に25歳の場合は20代や第二新卒向けの転職エージェントサービスを利用すると、若手の転職に精通したプロから適切なサポートを受けられるでしょう。

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まとめ

25歳はある程度の社会人経験を積みながら、若手ならではのポテンシャルや柔軟性も持ち合わせているため、キャリアアップやキャリアチェンジに適したタイミングだといえます。

今回ご紹介した転職のステップや成功のためのポイントを参考に、25歳ならではの特徴や強みを生かし、自分のキャリアをより良い方向に導く一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

「経験が浅くてアピールできるスキルが思いつかない」「前職を辞めた理由を尋ねられたらどうしよう」など、転職活動に不安や悩みを感じているのなら、転職エージェントを利用してプロにサポートしてもらいましょう。

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