転職活動するなら在職中と退職後、どちらが良い?

最終更新日: 2019年10月31日
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玉田 誠一

転職活動するなら在職中と退職後、どちらが良い?

転職を決意したとき、在職中に転職活動を行うか、退職してからにするか悩む方も多いと思います。どちらの場合も一長一短ありますので、よく検討してから転職活動を進めるべきです。

今回は転職活動を在職中に行うケースと退職してから行うケース、それぞれのメリットとデメリットをご説明します。

在職中に転職活動を行うケースのメリット、デメリット

在職中に転職活動を行うメリット

・経済面で安定している

・職歴にブランクが生まれない

・転職しないという選択肢を残せる

 

在職中に転職活動を行う場合、経済面で不安がないことは大きなメリットです。収入を確保できていれば今の生活を変えることなく転職活動を進められます。転職活動が長期化しても焦ることなく、納得いくまで転職先を探すことができるでしょう。

また、職歴にブランクがあるよりはないほうが、面接官に「なぜ次の仕事が決まる前に退職したんだろう?」「勢いでやめてしまったのだろうか」といった余計な不安を与えなくて済みます。

良い転職先が見つからなかった場合でも、現職に残るという選択肢を取れますので、心に余裕をもって転職先を探すことができるのも利点です。

在職中に転職活動を行うデメリット

・十分な時間を確保できない可能性がある

・セミナー、面接の日程確保が難しい

・入社時期について応募先企業の希望に添えないことも

 

在職中の転職活動は、なんといっても時間的制約が大きいのがデメリットです。仕事が忙しく残業が多い場合、企業研究や面接対策に十分な時間をかけられないこともあります。

また、面接は平日の日中に設定されることが多いので、有給や早退を使いづらい職場では、面接日程の確保に苦労することになるでしょう。

選考を進めることができても、自分が退職できる時期と応募先企業が求める入社時期が合わない場合は採用を断られるケースもあります。

退職後に転職活動をするケースのメリット、デメリット

退職後に転職活動を行うメリット

・時間に余裕があり、多くの企業を受けることができる

・急募案件に対応できる

 

退職後に転職活動をするメリットは、時間に余裕があることです。企業研究や履歴書・面接の対策に時間をかけられる上に、同時に多くの企業に応募して面接日程を組むことができるので、スピード感をもって転職活動を進めることができます。

「今すぐ働ける人材がほしい」という急募案件に対応できるのも強みになるでしょう。

退職後に転職活動を行うデメリット

・収入がない

・ブランクが長期化すると選考が不利になることも

 

転職活動を退職後にする場合には、十分な貯蓄が不可欠です。収入がなく、経済面が厳しくなってくると、転職を焦る気持ちが大きくなり、余計にうまくいかなくなる場合があります。

また、退職してからのブランクが長期化してしまうと、企業から「転職後のことを何も考えずに退職したのではないか」とマイナス評価をされる可能性があります。できれば3ヶ月以内くらいを目標に、集中して転職活動を行うことをおすすめします。

 

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転職活動は企業選びから入社まで、おおよそ3ヶ月はかかると見ておくのが安全です。納得いく結果を得るためには、時間的にも気持ち的にも、ある程度集中して転職活動に向き合う必要があるでしょう。

仕事やお金の事情は人それぞれですので、転職活動を在職中に行うべきか、退職後に行うべきか、上記でまとめてメリットとデメリットを踏まえて総合的に判断されることをオススメします。

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