高卒で転職して大手企業を目指すために必要なことは?おすすめの業種も紹介

最終更新日: 2025年06月05日
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Re就活編集部

高卒で転職して大手企業を目指すために必要なことは?おすすめの業種も紹介

高卒で転職して大手企業を目指すには、まず希望の業界や職種をしっかり研究することが重要です。本記事では、おすすめの業界や職種、注意点などを詳しく解説します。大企業を目指す際のポイントを正しく押さえ、スムーズな転職を成功させましょう

 

  目次

・高卒で転職して大手を目指すために必要なこと

・高卒で転職して大手を目指せるおすすめの業界

・高卒で転職して大手を目指すおすすめの職種

・高卒から転職して大手で働くメリット

・高卒で転職して大手で働く注意点・デメリット

 

  高卒で転職して大手を目指すために必要なこと

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・自己分析で強みを知っておく

・明確な志望動機を持つ

・学歴よりもポテンシャル重視の企業を選ぶ

・ビジネスマナーを身につける

高卒で大手に転職することは十分可能ですが、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。ここでは、転職成功のために必要な上記のポイントについて詳しく解説します。

 

システムエンジニア

大手企業の求人では応募者が多いため、印象を残すことが難しいですが、自分のスキルや強みを明確にすることで差別化が図れます。過去の経験、行動、感情の振り返りを行い、自分が得意とする分野や特徴を把握しましょう。
もし客観的に見極めるのが難しい場合は、家族や友人に意見を聞いてみるのもよいでしょう。他者からの視点を参考にすることで、自分では気づかなかった魅力や強みを見つけられます。

 

明確な志望動機を持つ

事前に企業研究を行い、志望動機を明確にしておくことも重要です。応募先の企業の特徴や企業理念、業務内容などの企業研究を徹底し、なぜその会社に入りたいのか、入社後どのような仕事をしたいのか、明確に話せるようにしておきましょう。
また、転職エージェントを活用することで、公開されていないリアルな企業情報を得ることができ、より具体的な志望動機を練り上げることが可能です。

 

学歴よりもポテンシャル重視の企業を選ぶ

学歴より実力やポテンシャルを重視して採用を行う企業を選択肢に入れることも大切です。そのような企業では、高卒であっても職務で実績を出すことで評価されやすい傾向があります。
自分の実力やポテンシャルをアピールするため、過去の経歴を見直し、自分が仕事上で貢献した実績や成長を示す具体的なエピソードを用意しましょう。事前に整理し、採用担当者に伝わるように話すことで、自分の能力や可能性を効果的に伝えることができるでしょう。

 

ビジネスマナーを身につける

面接に臨む際には、基本的なビジネスマナーをしっかり身につけることが大切です。ビジネスマナーとは、ビジネスの場で必要とされる礼儀作法や態度のことを指します。話し方や立居振舞、さらにメールの書き方など、マナーを理解しておくことで自信を持って対応できます。
不安がある場合は、親や社会人経験のある友人に相談し、自分の振舞に違和感がないか確認してもらいましょう。

 

  高卒で転職して大手を目指せるおすすめの業界

・製造業

・IT業

・不動産業

・建設業

・飲食業

・保険業

・小売業

・運送業

高卒でも大手企業に転職を目指せる業界は多くあります。ここでは、その中でもおすすめの業界について詳しく紹介します。

 

製造業

製造業は、自動車製造、機械部品の製造、食品加工など多岐にわたります。技能や経験を積むことでキャリアアップが可能で、未経験者でもスタートしやすい業界でしょう。
技術やものづくりへの興味があり、コツコツと作業に取り組むのが得意な人に向いています。また、チームワークを重視し、向上心を持って働ける人材が求められます。努力次第で安定した将来を築ける業界です。

 

IT業界

IT業は、プログラマーやシステムエンジニア、webデザイナーなどさまざまです。IT業界は学歴よりも専門的なスキルが評価される実力重視の環境です。未経験可の求人も多いため、転職のチャンスが広がります。
IT業は、常に進化しているため、最新技術への興味が強い人に向いているでしょう。また、独学やオンライン講座で技術を学び、常に成長を目指す姿勢が求められます。努力次第でキャリアアップが望める業界です。

 

不動産業

不動産業は、営業職の他にも不動産管理や専門職など多様な職種があります。実力主義の色合いが強く、学歴にあまり関係なく実力を発揮することが可能です。
人との対話が好きで、信頼関係を築くのが得意な人に向いています。また、フットワークが軽く、目標達成への意欲が高い人材が活躍しやすい業界です。経験を積むことでキャリアアップの可能性が広がります。

 

建設業

建設業は、建築施工管理や土木施工管理、設計士、営業職などの職種があります。建設業は、未経験からでも挑戦可能で、資格取得や経験を積むことでキャリアアップが期待できる点も魅力でしょう。建築業界は人材不足が続いており、20代など若い世代が歓迎される傾向があります。
体力があり、現場でのチームワークが得意な人に向いているでしょう。また、物事を着実に進める忍耐力や、責任感を持って仕事に取り組める人材が求められる傾向です。

 

飲食業

飲食業は、大手チェーンの居酒屋やレストラン、カフェなど多様です。接客や調理などは未経験から始められ、現場経験を積むことで例えば運営責任者やエリアマネージャーなどへの道が開けます。
人と接するのが好きで、チームワークを大切にする人に向いているでしょう。また、柔軟性があり、忙しい環境でも前向きに対応できる人が求められます。若いうちから経験を積むことで、将来のキャリア形成につながりやすくなるでしょう。

 

保険業

保険業では、特に営業職の求人が多く、未経験の高卒者でも応募できます。入社後はしっかりとした研修制度が用意されていることが多く、専門知識を身に着けながらキャリアアップが可能です。
人と話すのが好きで、信頼関係を築くのが得意な人に向いています。また、目標達成に向けた計画性や粘り強さを持つ人が活躍しやすい分野です。頑張次第で、収入を大きく延ばせる可能性があるのも魅力でしょう。

 

小売業

小売業は、製品やサービスを直接販売する業界で、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、専門店、ECショップなどです。接客業務から在庫管理、商品管理、マーケティングまで多くの職種があります。学歴や経験を問わない求人も多く、挑戦しやすい業界です。
接客が好きで、人と関わるのが得意な人に向いています。また、企画力や販売スキルが求められ、柔軟に対応できる適応力が活躍のカギとなります。

 

運送業

運送業は、物流の要として企業を支える業界です。宅配ドライバーやトラックドライバー、送迎ドライバーなどの職種があります。運送業界は人手不足が深刻で、若手の採用を強化している企業も多くあります。
体力があり、運転や物流業務に興味を持つ人に向いています。また、時間管理能力や責任感が求められ、計画的に働ける人材が活躍しやすいでしょう。

 

高卒で転職して大手を目指すおすすめの職種

・営業職

・販売職

・エンジニア

・ドライバー

・コンサルタント

高卒から大手企業を目指す際におすすめの職種には、例えば上記のようなものがあります。

 

営業職

営業職は、自社の商品やサービスなどを顧客に販売・契約する職種です。幅広い法人を対象とする法人営業や一般消費者などが対象の個人営業があります。
学歴よりもコミュニケーション能力や人間関係構築能力が重視されることも多いため、高卒でも活躍しやすい職種といえます。自己研鑽や努力次第で高収入を得られる点が魅力でしょう。

 

販売職

販売業は、商品やサービスの提案や販売、顧客対応を行う職種です。具体的な仕事は、接客やレジ打ち、在庫管理などです。経験や実績を積むことで、店長やエリアマネージャーなどにキャリアアップも望めます。
向いている人は、人と接するのが好きで、コミュニケーション力や細やかな気配りが得意な方です。また、目標達成意識が高く、柔軟に対応できる人材が求められます。

 

エンジニア

エンジニアの仕事は、プログラミングやシステム開発、運用管理など、多岐にわたります。スキルの向上や資格取得を活用することで、キャリアアップの可能性が広がる分野です。
向いている人は、問題解決が好きで、論理的思考や継続的な学習意欲がある人が挙げられます。また、技術への興味を持ち、細かい作業を厭わない人にも適しているでしょう。

 

ドライバー

ドライバー職は、トラックやバス、タクシーなどを運転して荷物や人を目的地まで輸送する業務が中心です。物流の近代化により需要が拡大しているため、安定した収入が期待できるでしょう。
向いている人は、運転が好きで責任感があり、時間管理が得意な人です。また、体力に自信があり、長時間の集中力を保てる人に適しているといえます。

 

コンサルタント

コンサルタントは、専門的な知識を持ち、クライアントの課題を分析し、改善策を提案する職種です。例えば、中小企業診断士やファイナンシャルプランナーなどの資格取得やスキル向上で自己の市場価値を高めることができます。
向いている人は、論理的思考や問題解決能力が高く、コミュニケーション力を活かせる人です。また、新しい知識を積極的に吸収し、柔軟に対応できる人が適しているでしょう。

高卒で転職して大手を探す方法

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・転職サイト

・ハローワーク

・転職エージェント

高卒で転職して大手企業を目指すことは十分可能です。ここでは、高卒で転職して大手を目指すための具体的な方法を紹介します。

 

転職サイト

転職サイトは、インターネット上で求人情報を提供する便利なサービスです。求職者は、自分の希望条件に合った企業を検索し、直接応募することができます。サイトによっては、スキルや経歴を登録しておくと、企業からスカウトを受ける機能も利用可能です。
また、高卒や未経験者向けの求人の多いサイトを利用すれば、より効率的に求人を探せます。自身で情報収集を行いながら希望の条件を明確にすることで、適切な選択ができるでしょう。

 

ハローワーク

ハローワークは厚生労働省が運営する公共職業安定所で、求職者を支援する機関です。仕事を探す方法として、最寄りのハローワークを訪れるか、インターネットで求人情報を検索する2種類の手段があります。
ただし、職員が必ずしも求人情報や転職市場を十分に把握しているとは限らない点に留意が必要です。自分自身での情報収集と併用することで、より効果的に仕事探しが行えます。

 

転職エージェント

転職エージェントは、転職支援のプロであるキャリアアドバイザーが、企業と求職者を仲介するサービスです。希望や条件に基づき、適切な求人を紹介してくれるだけでなく、履歴書や面接の選考対策も提供します。また、企業との日程調整を代行してくれるため、効率的な転職活動が可能です。
大手企業の求人を多く揃えているエージェントを活用することで、転職の選択肢を広げることができるでしょう。
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高卒から転職して大手で働くメリット

・社会的信用が得やすい

・福利厚生が整っている

・高い給料を得られる

・教育制度が整っている

高卒から転職して大手企業で働くメリットには上記のようなものが挙げられます。1つずつ詳しく解説します。

 

社会的信用が得やすい

大手で働くことで、一般的に社会的信用を得やすくなるとされています。例えば有名企業は業績が安定しており、将来も安心というイメージが強いため、周囲からの信頼を得やすいでしょう。また、ローンやクレジットカードの申請時にも評価の対象になります。
さらに、大手企業での経験や職歴は次の転職活動においても企業名が強みとなり、有利に働く場合があります。安定した職場環境とキャリア形成の両方を得やすいため、高卒から転職して大手で働くことには大きなメリットがあるといえます。

 

福利厚生が整っている

大手企業では「法定福利」(健康保険や厚生年金など法律で定められたもの)に加え、「法定外福利」も充実している傾向です。法定外福利には、住宅手当や家賃補助、社員食堂、家族手当、退職金などが含まれます。
また、大手企業が導入していることが多い「企業型確定拠出年金」とは、企業が掛け金を積み立て、加入者が運用を行う制度です。この制度は、原則60歳以降に年金を受け取れるため、将来の生活設計に役立ちます。

 

高い給料を得られる

厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査の概況」によると、大中小企業の正社員における平均賃金は、以下の表の通りです。

 

男女計

男性

女性

大企業

36万5,400円

39万5,700円

29万4,800円

中企業

31万8,200円

34万3,500円

26万9,900円

小企業

28万7,100円

30万8,000円

24万3,100円

参考:厚生労働省|令和2年賃金構造基本統計調査の概況(賃金の推移)

上記のとおり、大企業では、中小企業よりも男女問わず給与水準が高い傾向があります。令和2年度の、大企業と中企業との1か月あたりの賃金の差が、男性で5万2千円以上、女性で2万4千円以上あり、小企業だとさらに格差があることがわかります。

また、大企業は、昇給制度が整っており、安定的な収入が見込みやすくなります。さらに、福利厚生の充実やボーナスの支給などを含め、収入面での魅力が多いことも特徴でしょう。

 

教育制度が整っている

大手企業では、入社後に成長を目指せる教育制度が充実していることが多いでしょう。新入社員や未経験者向けの研修や、資格取得や専門性を高めるプログラムが多く、キャリアアップをサポートしてくれます。
これは、中小企業やベンチャー企業と比較して、大手企業には新入社員に教育やスキルアップに時間と資金を投資できる余裕があることが多いためです。このような環境で働くことで、着実にスキルが向上し、自分の市場価値を高めることが期待できます。

 

高卒で転職して大手で働く注意点・デメリット

・転勤や異動がある

・自立するのに時間がかかる

・出世が遅くなる可能性がある

高卒で転職して大手企業で働く際の、注意点・デメリットには上記のようなものが挙げられます。1つずつ詳しく解説しますので、押さえておきましょう。

 

転勤や異動がある

大手企業では、全国に拠点を持つ会社が多いため、転勤や部署の異動を命じられることがあります。特に、海外にも拠点を持つ企業では、海外への転勤の可能性も考えられます。
そのため、さまざまな経験を積むチャンスが広がる一方で、自分の希望する勤務地を選びにくいという点がデメリットといえます。転勤や異動は成長の機会となる反面、新しい環境への適応がストレスになる場合もあるでしょう。

 

自立するのに時間がかかる

大手企業では教育制度が整っている分、自立が遅れる場合があります。新入社員には、研修や指導に多くの時間が費やされるため、その間は実務経験が少ないままです。
そのため、短期間でスキルアップやキャリア形成を目指したい人には向いていないでしょう。効率重視で早期の成長を求める方には、他の選択肢を検討するのも1つの手段です。

 

出世が遅くなる可能性がある

大手企業では、中小企業に比べ社員数が多いため、社内の競争が激しく、出世が遅れるケースがあります。たとえ頑張って成果を上げても組織全体の成果とされることも多く、個人の待遇に直接反映されるとは限りません。
そのため、昇進を目指すには長期的な努力が必要で、中小企業に比べ出世するまでに時間がかかる傾向があります。

 

大手企業のメリット・デメリットを理解し転職を成功させよう

高卒で転職して大手企業を目指すには、高卒や未経験でも挑戦しやすい業界や職種を選ぶことが重要です。本記事では、高卒で大手企業への転職を目指す方におすすめの業界や職種を詳しく解説しました。
大手企業に転職するメリット・デメリットをしっかり理解した上で、就活のプロにも相談し、自分に合った転職をしましょう。

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