既卒で公務員を目指す! 公務員を目指す際のポイント

最終更新日: 2019年12月04日
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前畑 泰広

既卒で公務員を目指す! 公務員を目指す際のポイント

更新日:2019年12月4日

公務員は安定した生活を送れる仕事として、とっても人気のある職業ですよね。「公務員になりたい!」と考えている方も多いと思います。

なかには「大学卒業後、正社員にならずにフリーターをやっていたけど公務員になれるのかな?」なんて不安に思っている、いわゆる「既卒」の方もいるんじゃないでしょうか。

安心してください、大丈夫です。既卒の人でも公務員を目指せます!

既卒の方が公務員を目指す際のポイントをいくつかご紹介します。

まずは、国家公務員と地方公務員の違いから押さえていきましょう。

国家公務員と地方公務員の違い

務員には「国家公務員」と「地方公務員」の二種類があります。

まず、国家公務員は中央省庁や裁判所など国家の運営に関わる業務に携わる公務員のことです。次に地方公務員とは県や市町村など地方組織に所属する公務員のことです。

簡潔にまとめると、大まかにいうと国家に貢献する仕事を行うか、地域住民に貢献する仕事を行うかといった違いがあるのです。

公務員試験の特徴

公務員試験には「一次試験」と「二次試験」があります。

一次試験は、職種(一般職、教員職、公安職などの公務員の中での職種)によって多少異なりますが、基本的には「一般教養」「専門分野」「教養記述(いわゆる小論文)」という内容です。

一次試験の合格者が二次試験に進みます。二次試験は面接です。面接は複数回おこなわれることがほとんど。

一次試験はしっかり勉強すれば対策できますが、面接に関しては、きちんと合格するためのコツを押さえておく必要があります。

二次試験に合格すれば晴れてあなたも公務員です。ちなみに公務員試験は基本的に30歳までという年齢制限があるものの、地方自治体によっては年齢制限がないということもありますので、年齢的に不安だと言う方は地方の求人を探してみるといいと思いますよ。

既卒者の受験のポイント

既卒で公務員試験を受ける場合、受験方法が2つあります。

ひとつは新卒の人たちと一緒に受ける「一般枠」。もうひとつが「社会人採用枠」です。

社会人採用枠では、筆記試験における「専門分野」が省略されます。しかしその分、小論文や面接などで人柄やこれまでの経験などが重視される傾向があります。

既卒者の場合、社会人としての経験の不足などから社会人採用枠は難しい受験方法になるかもしれません。なので、既卒者であれば一般枠での受験がおすすめです。

高卒向けの公務員(警察官や自衛官、建築や土木など)であれば独学でも合格を目指せます!

一般職や教員職など、ある程度の専門知識が必要な公務員になりたいのなら、そのための予備校に通うことをおすすめします。

予備校に通うと同じように公務員を目指している人たちと出会えますので、情報を共有したりできますよ。新卒の人や大学生などもいますが、あまりその人たちと自分を比べて焦ってしまわないよう注意してくださいね。あなたにしかない強みは必ずあります!

民間企業との併願

公務員試験を受験される方の中には、保険として民間企業との併願を考えている方もいるかと思います。公務員試験と民間企業の試験では、対策が必要な勉強の範囲や面接対策において負担が大きくなる点は注意が必要です。

ただし、近年では転職・就職活動で利用されやすいSPI試験を実施している自治体も多いため、民間企業との併願をされる方は受験の候補にしてもよいかもしれません。

また、公務員試験と民間企業の試験では試験日程や日取りが大きく異なる場合もあるため予定調整には注意が必要です。選考の日程や内容を間違えないように注意しましょう。

面接のポイント

既卒・フリーターにとって、最も不安に思うのが面接試験ではないでしょうか。

新卒や正社員から転職しようとしている人たちと同じように受け答えしていたのでは、既卒・フリーターの場合、評価されづらいでしょう。

どうして既卒・フリーターになったのか、どうして公務員を目指そうと思ったのか、しっかりと答えられるように対策を練っておかなくてはいけません。過去の経歴の課題や反省点を踏まえて、これからどうしたいと考えているのかをアピールすることが重要です。

予備校では面接対策もおこなえます。模擬面接などを重ねて、しっかりと受け答えができるように準備しておきましょう。

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既卒者は経歴の上では確かにハンデがあります。でも、しっかり対策を練って挑めば合格することは充分可能です。

また、民間就職も検討する場合はぜひ「Re就活」をご活用ください。既卒者歓迎の求人や就活ノウハウがたくさんありますので、チェックしてみてください。きっと役に立つはずですよ。

 

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