既卒だからこそ持っておきたい! 就活で有利になる資格

最終更新日: 2019年11月15日
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玉田 誠一

既卒だからこそ持っておきたい! 就活で有利になる資格

既卒は、新卒・キャリアと比べて、就職・転職活動では不利になりがちです。

面接の時に「なんでブランクがあるの?」という質問からは、避けては通れないでしょう。

そんな時、何もしていないよりは、志望する業界・職種に関係する資格取得を目指した方が質問にも答えやすくなりますし、やっぱり資格は強みになります。

そこで今回は、既卒の就活を有利にしてくれる資格について見ていきましょう!

 

■技能を証明する資格

資格には大きく分けて、「技能を証明する資格」と「業界で活躍できる資格」の2種類があります。

まずは「技能を証明する資格」から見ていきます。

この種類の資格で有名なものは、『TOEIC』と『秘書検定』。

TOEICでは英語能力、秘書検定ではビジネスマナーという、仕事の種類を選ばずに活用できるスキルは、企業が即戦力や仕事への適正を判断するのに役立つので、就活に有利に働くと言えるでしょう。

TOEICなら800点以上、その他の外国語ならビジネス会話が可能なレベルを目指しましょう。そのほか、経理・会計の知識を持てる日商簿記2級、経営の知識を持てる中小企業診断士(科目合格も含む)や、ソフトウェアやネットワークなどの知識を持てるOracleマスターなども、このタイプの資格です。

 

■業界で活躍できる資格

特定の業界で活躍できる資格を持って、その業界を志せば、たとえ実務経験がなくとも熱意を評価してもらえるので、就活に有利。

代表的なものとして、不動産業界なら宅地建物取引士(宅建)、金融業界ならファイナンシャルプランナー、IT系ならITパスポートやCCNAなどがあります。

特に宅建は、不動産業を営むためには、5人に1人の割合で宅建を持った人がいなくてはならないため、この業界を志すなら持っておいて損はない資格。不動産以外にも、建築業界や金融業界でも使えます。

事務系ならMOSや秘書検定などが、スキルの証明となる資格です。

日本では介護業界が深刻な人手不足に陥っていますので、介護業界を目指すなら、介護職員初任者研修を取っておきましょう。施設での介護だけでなくデイサービスや訪問介護など、様々な場面で活躍できるので、就職に有利になりますよ。

 

■資格は重視される?

リクルートの採用意識調査によると、資格を重視している企業は、全体の9.6%と低い数値。これは新卒採用の場合の調査ですが、既卒でも3年以内なら新卒と同じ選考基準を取るところが多いので、既卒を採用する場合、企業は持っている資格よりも人柄・熱意を重視することがわかります。

ですので「資格を持っているから即戦力になれる!」というアピールよりも「この業界で働きたいからこそ、この資格を取りました!」というアピールのほうが企業には嬉しいもの。

必ずしも資格が重視されるとは言えませんが、ブランク期間で資格取得ができれば、就職に対して前向きな行動なので、プラス材料にはなるはずです!

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企業にとって、「実務経験がない人の資格は重視されるほどではない」とはいっても、やる気や知識の判断材料には役立ちます。また、難易度の高い資格ほど評価は高くなりますが、だからといってあれもこれもと欲張らないようにしましょうね。

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