知っておきたいマナー! お茶出しはお客様を優先することが基本

最終更新日: 2019年11月19日
  • シェア
  • ツイートする

前畑 泰広

知っておきたいマナー! お茶出しはお客様を優先することが基本

会社で働いていれば来客対応をしなければならない場面にたびたび遭遇すると思います。その際、お客様にお茶を出すことがあるかもしれませんが、失礼のないようそつなくこなしたいものですよね。これから就活をしようという方の中には、「お茶出しなんてしたことないな」と不安に思っている方もいるかもしれませんが、お茶出しで「この会社は社員のマナーが悪いな」なんて思われては会社にとってもマイナスのイメージになってしまいます。ですので、ここでしっかりマナーを押さえておきましょう。

ここでは、見落としてしまいがちなお茶出しのマナーについてご紹介します。

お茶出しはお客様を先に

来社されたお客様を会議室や応接室、ときには社長室にお通しします。そのあと、ただちにお客様にお茶出しをするのがマナーとなります。

会議室の長方形のテーブルに、お客様と自社の社員が一緒に座っている場合は、お客様のお茶を先にお出しをするのが一般的です。お客様にお茶出しをしたあと、自分の会社の社員にお茶出しをします。

お客様の役職にも注意

お客様が複数人で来社された場合には、お客様のなかで最上位の役職者からお茶出しをするのがマナーとなります。ただし、誰が上の人なのかわからないケースもあるかもしれません。そのような場合は、テーブルのもっとも奥に座っている人物、もしくはテーブルの中央の座席に座っている人物が、お客様のなかでの最上位者であることが一般的です。また、自分の会社の社員のなかで最上位者がテーブルの奥に座っていれば、お客様のなかの最上位者もテーブルの奥に座っている可能性が高いです。しかし一概には言い切れませんので、あらかじめお客様と面識のある自社の社員に確認をするなどして、臨機応変に対応する必要があります。

なお、お客様にお茶出しをしたあとは、自分の会社の社員にお茶出しをしますが、この場合も役職が最上位者から順番にお茶出しをするのがマナーとなります。

適温のお茶を出す

お客様にお茶を出す際には、熱すぎないお茶を出すことも重要です。給湯室でお茶を入れて、すぐに応接室や会議室にお茶を出してしまうと、お客様が舌を火傷してしまったり、湯呑を落としてしまったりしてしまう可能性もあります。このため、お客様がすぐにお茶を飲める適温状態でお茶出しをすることもマナーのひとつです。

しかし、適温のお茶を出すために、お客様が来社されてから10分経過してからお茶出しをするのではマナーに適っているとはいえません。このため、あらかじめ社内で情報共有をしてもらい、何時に、どんなお客様が来社するかをチェックしておき、お客様が来社される5分前に担当者が給湯室に行き、お茶出しの準備をすることが望ましいといえます。お茶をあらかじめ湯呑に入れておくと、お客様が来社されたタイミングでちょうどお茶の温度が適温となっているはずですよ。

また、ときには突然の来客対応もあるためでしょう。そういう事態に備えあらかじめポットの温度を適温に設定しておくという方法もあります。

pixta_24867408_M.jpg

来客対応の基本は、お客様を会議室や応接室にお通ししたら、すぐにお茶出しをすることです。そして、熱いお茶ではなく適温のお茶をすぐに出せることも重要です。

社会人としてのマナーが試される場面のひとつ。就活中の方でマナーについて不安があるという方は、ここで紹介したことを参考にしてみてください。

Re就活」ではほかにも、就活中の方に役立つコンテンツがいっぱいです。ぜひご活用ください。