新卒1年目での転職を目指すなら、押さえるべき 3つのポイント

最終更新日: 2023年04月18日
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Re就活編集部 こむぎ

新卒1年目での転職を目指すなら、押さえるべき 3つのポイント

「今年の4月から社会人として働いてみたけど、職場環境が合わない…」「思っていた仕事と違った…」などをきっかけに、転職を考えることもあると思います。第二新卒(※新卒1~3年目の人)の中途採用ニーズは高まっています。ですが、新卒1年目での転職は、社会人経験が浅いからこそ気をつけるべきポイントがあります。このコラムでは、「新卒1年目の転職者に企業が求めているスキル・素質」と「今から気軽に始められる転職活動」についてご紹介します。

1章:新卒1年目での転職を目指すなら、押さえるべき3つのポイント

2章:今から気軽に始められる転職活動方法をお届け!

終わりに
 

1章:新卒1年目での転職を目指すなら、押さえるべき3つのポイント

新卒1年目での転職。学校を卒業して間もないため新卒採用として採用する学生に近く、ポテンシャルが高いなどのアドバンテージはあるでしょう。ただ、第二新卒採用をしている企業は、社会人経験がある若手を求めていることが多いので、新卒採用のときとは別の観点で選考の合否を判断しています。

なので、まずは採用するにあたって企業が「第二新卒に求めているスキル・素質」を事前に把握しておくことが大事になります。この章では、新卒1年目での転職を考えている人に「求められるスキルやアピールすべきポイント」などを3つご紹介します。

①ビジネスマナー

第二新卒は、基本的なビジネスマナーを身につけた、ポテンシャルの高い人材として企業から期待されています。なので、新卒1年目での転職を成功させるには「ビジネスマナーが身につけられているか」という観点が大事になります。次のスキルが身についているか確認してみましょう。

▼気持ちの良い挨拶ができるか

▼TPOをわきまえた身だしなみができているか

▼正しい敬語を使えているか

▼電話対応で正しい受け答えができているか

▼失礼のない来客対応ができているか

▼名刺交換の作法を心得ているか

▼ビジネスメールの作法を守れているか

身についていないと感じた場合は、ビジネスマナーについて本やインターネットにある情報から学び、実践してみましょう。

 

②仕事をスムーズに進められるコミュニケーションが取れるか

新卒1年目の転職だと社会人経験も浅いため、転職先の企業から業務内容だけではなく、仕事の進め方など様々なことを学ぶ機会が多くあります。そのため、何か分からないことがあれば、上司からの指示を待つだけではなく自ら聞きに行くなど、積極性が求められます。

また、このスキルは、上司とのやり取りで大切になる「報連相(報告・相談・連絡)」にも繋がってきます。報連相は仕事を円滑に進めるために必須となるので、選考中に企業は「報連相がしっかりとできるのか」という観点でも評価しています。報連相ができている状態とは、企業によって求められるものが多少変わるものの、基本的には、自分の仕事について先回りして考え、主体的に進められている状態を指します。

報連相が身についているか自信がない場合は、次のことを意識して日々の業務に取り組んでみましょう。

▼各業務について上司と業務完了となる基準の認識合わせをすること。

▼仕事の段取りを明確にすること。

これらを意識すると必然的に報連相の頻度があがります。この力を身に着けておくことで、転職先でも仕事が進めやすくなるメリットもあるので、頑張ってみてください。

 

③熱意があるか

特に新卒1年目での転職だと、企業から「またすぐやめてしまうのでは…」と思われることもあります。

なので、「しっかりとした志望理由を伝えられるか」が大事になります。「(現職では叶わない)転職をして実現したいこと」や「どの程度本気で考えているのか」を伝えなければなりません。第二新卒は経験・スキル面で判断されにくい分、熱意を企業から求められる傾向にあるので、「転職して叶えたいこと」を明確にしておきましょう。

また、熱意を伝えるためには、過去の反省を活かし、現状を改善するために行動していることを伝えることも有効です。たとえば、「就職活動で自己分析が甘く入社を決めたが、実際働いてみると、自分にはこんな仕事・環境があっていると思っている。だから、自分に合う環境で働けるように、自己分析はもちろん、転職を希望している職種で必要となりそうなスキルの取得に力を入れている。」など、自分の良くなかった点を素直に受け止め、現状の改善に努めている姿は、企業にあなたの物事に取り組む熱量の高さを十分にアピールできます。

「自分に合う職場選びができなかった原因」や「現職の環境で上手くいかなかった理由」を自分ごととして考え、それらに対しどのように改善しようと行動しているのかを振り返ってみましょう。

 

これまで紹介してきた社会人スキルや第二新卒の強みをアピールできるエピソードがあれば、転職を考えても良いでしょう。ただ、自信がない場合は、まずは今の職場でこれらの力を身に着けるために頑張ってみたり、自分の転職で叶えたいことを整理してみたりするのもおすすめです。

目の前にある課題と向き合うことで、今後転職をするときにも、社会人として努力したことをアピールできるからです。

 

 

2章:今から気軽に始められる転職活動方法をお届け!

転職というと、やることが多く仕事と両立するのは難しいと思っている人もいるかもしれません。ただ、転職活動は離職してからだけではなく、在職中にできることもたくさんあるので、この章では在職中でも気軽にできる転職活動をご紹介します。

 

①「転職したい理由」を明確にする

1章でも紹介した、ビジネスマナーや仕事をスムーズに進められるコミュニケーションは、日々の業務をやっていく中で自然と段々身についていくものでもあります。ただ、転職して叶えたいことは自ら考える時間を取らなければ、なかなか言語化するのが難しかったりします。なので、転職した上で叶えたいことを「仕事面」と「プライベート面」の両方の観点から考えてみましょう。これが後々、「転職の軸」を考えるときにも役立ちます。

 

②求人情報を見る・イベントに参加してみる

自分がどんな仕事に興味を持つのか「やってみたい仕事」を考えるきっかけになり、どんな人材を求めている企業が多いのかなど転職市場も知れるのでおすすめです。

 

③書類選考に向けての準備を進める

面接の前に書類選考を設けている企業も多いので、職務経歴書などの準備から始めてみるのも良いでしょう。提出した書類をもとに面接を行うので、事前に準備しておくことで、面接対策にもつながります。

職務経歴書では業務経験やスキルを書く必要があるので、「日々の業務で工夫し努力したこと」「業務を通じて成長できたこと」を振り返ってみましょう。まだ、該当する内容が見当たらない場合は、何か目的意識をもって仕事に取り組むことから始めてみましょう。

 

 

終わりに

今の職場のことで悩んでいたら、家族や友人に相談してみたり、リフレッシュする時間を取ったりするなど、仕事から一旦離れ、冷静に今の自分の状況を見てみることもおすすめです。

そうすることで、転職するにせよしないにせよ、今の会社に違和感を覚えている部分や、転職して実現したいと思っている部分も見えてきます。 

いきなり学生から社会人となり、慣れない環境で今までとは異なることを求められるなど戸惑うこともあると思います。自力での解決が難しい場合もあると思うので、そんなときこそ、社会人経験のある年上の知人や家族などに相談してみるのもいいでしょう。