更新日:2022年10月26日
転職活動をしていると、職務経歴書の書き方で悩む方も多いのではないでしょうか。職務経歴書は自分をアピールするための大切な書類です。書き方次第では採用担当者の印象が大きく変わってしまいます。この記事では、採用担当者に好印象を持ってもらえる、職務経歴書の書き方とポイントをご紹介します。
このページ下部に解説動画もご用意しました。合わせてご利用ください。
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目次
職務経歴書の書き方
職務経歴書に書くべき項
職務経歴書を書く時のコツ
読みやすいレイアウトになっているか
必要な情報が書かれているか
不要な情報が書かれていないか
職務経歴書とは?履歴書との違い
第二新卒・既卒の職務経歴書の書き方
職務経歴書はアルバイトや第二新卒の経験しかなくても必要
第二新卒や既卒のアピールポイントの例
職務経歴書をうまく活用して自分をアピールしよう
職務経歴書の書き方
職務経歴書の用紙の大きさは、A4用紙に縦の白無地横書き、枚数は1~2枚までが基本です。今はパソコンで書くことがほとんどです。実際作成すると分かりますが、パソコンで作成した方が編集・修正が簡単です。データを送信するだけでいいので、職務経歴書の添削もしやすく便利です。また、企業の採用担当者も読みやすく管理もしやすいので、パソコンで作成するのがおすすめです。決まった書式はありませんが、書くべき項目はほぼ決まっています。
職務経歴書に書くべき項
主に職務経歴書に記載する情報
1.タイトル
2.職歴要約
3.職務経歴
4.活かせる知識・スキル
5.自己PR
6.志望動機
|
1.タイトル
職務経歴書と書けば問題ありません。記入した年月日と名前を書きましょう。日付は、職務経歴書を郵送する場合は投函日、持参する場合は持参する日を記入。職務経歴書を送る際は都度確認し、日付を更新しましょう。また、履歴書の日付と合わせるのを忘れずに。
2.職歴要約
職歴要約は職務経歴書の「最初」に書きます。職務経歴書の概略を記載し200~300文字程度にまとめます。
3.職務経歴
どのような職に就いてきたか経歴をまとめて記載し、企業ごとに分けて書くようにしましょう。職務経歴で書く内容は以下のとおりになります。
項目 |
記入例 |
勤務先会社名 |
○○株式会社(資本金や従業員数がわかる場合は記載) |
在籍期間 |
20XX年XX月~20XX年XX月 |
経験職種 |
WEBディレクター・コーダー |
雇用形態 |
正社員 |
職務内容 |
(実績や業務内容を簡潔に記載) |
上記は最低限記載が必要な項目です。必要に応じて項目を増減しましょう。記載する必要はありませんが、辞める理由は必ず聞かれるのでポジティブな理由を準備しておくといいでしょう。
>>ポジティブな退職理由の例を見てみる<<
4.資格・スキル
資格・スキルは応募先企業・職種で活かせるものを選んで記載します。また、エクセルやワードといった仕事に活かせそうなPCスキルなども記載しておくと、プラスの印象を与えられる材料に。エクセルではマクロを作れたりすると業務効率化も図れるので企業からも評価してもらえる可能性が上がります。自分の持っているスキルは受ける企業に合わせてアピールしましょう。
5.自己PR
過去の経験やスキルから、どのように応募先企業に貢献できるか記載します。第二新卒や既卒で経験が少ないのであれば、意欲や仕事に対する姿勢、やりたいことに対して自主的に勉強していることなどを記載しましょう。また、過去の失敗や挫折を乗り越えた経験があれば、どのように乗り越えたのかを記載できます。職務経歴書の自己PRは履歴書と併せて自分をアピールできるチャンスです。どのように努力しているのか、どのように苦難を乗り越えられるのかを応募先企業にアピールできるとよいでしょう。
>>自己PRの書き方のコツを知って、より良い職務経歴書を作成する<<
6. 志望動機
応募する企業に対して、そこで働きたい理由を記載します。職務経歴書はフォーマットがないため、ある程度のボリュームで、履歴書に記載しきれなかった事柄について書くようにしましょう。履歴書の内容と矛盾しないように一貫性を持った志望動機を作成しましょう。職務履歴書の中でも志望動機の重要度は高く、内容に厚みを持たせることで自分をアピールすることができます。
>>まずは志望動機の書き方をマスターしてから職務経歴書を作成する<<
職務経歴書を書く時のコツ
読みやすいレイアウトになっているか
まずは基本的なことですが、読みやすい文字やレイアウトになっているかチェックしましょう。本文部分は10.5~12ポイント。フォントのスタイルとサイズは統一します。行間も適度に取るように意識してください。表題や見出しはフォントサイズを大きくし、ゴシックや太字にするなどメリハリをつけると見やすくなります。採用担当者が読みやすく、理解しやすいことを心がけましょう。読み返す際に、客観的に見て自分が書いた文章が読みやすいかチェックしてみるといいでしょう。
必要な情報が書かれているか
必須項目などの企業が求めている情報が書かれているか確認しましょう。また、職歴やスキル、自己PRが応募先の業種と職種、また会社の事業内容に沿っているか確認しましょう。未経験や、第二新卒で職歴が浅く大きな実績がない場合でも、自己PR欄に「日々の仕事で工夫改善した点」や「受けたい職種に対して自主的に努力していること」などを書くことでアピールすることができます。
不要な情報が書かれていないか
重要な情報が伝わらなくなるので、余計な情報は書かないようにしましょう。例えば、連絡先(住所や電話番号)は履歴書に記載し、基本的には職務経歴書には書きません。また、「仕事に関連しない」趣味や特技、アルバイト経験やボランティア活動などを記載するのも要点がずれてしまう原因になりかねません。仕事に関連するものだけを書いて自分をアピールしましょう。ボリュームを増やすために不要な情報を書くと却って逆効果になります。
>>趣味やアルバイトの経験を自己PRに活かす<<
職務経歴書とは?履歴書との違い
職務経歴書とは「自分の経験やスキル」を時系列で記載したものです。職務経歴書は採用担当者に「自分は何ができるのか?」を知ってもらうのが目的です。一方、履歴書は氏名や年齢、趣味といった「プロフィール」を書くもの。採用担当者はその人の経験やスキルを把握するために、履歴書より職務経歴書の方をじっくり読むことが多いので、必ず用意しておきましょう。
第二新卒・既卒の職務経歴書の書き方
職務経歴書はアルバイトや第二新卒の経験しかなくても必要
経験の少ない第二新卒や、アルバイトの経験しかない方も職務履歴書を用意したほうがよいでしょう。経験が浅くても職務経歴になります。自己PRや志望動機の部分で、業務を通じて身につけた知識やスキルをアピールしましょう。職務経歴書を用意してないと「書類不備」と見なされ、選考に落ちてしまう場合もあるので注意してください。
第二新卒や既卒のアピールポイントの例
第二新卒や既卒の場合、書くことがないと思う方もいらっしゃると思いますがそんなことはありません。経歴がなくても、見方を変えることで強みをアピールすることができます。そんな方へ向けて、未経験・既卒のアピールポイントの例を紹介します。
具体的に行動し、結果としてあげられた成果を用いる
例)アルバイトしていた飲食店で、お客様の年齢層に応じて接客方法を変えたことです。 どうしたら満足していただけるサービスを提供できるかということを常に考え、子供用のおみやげをプレゼントする企画や、健康重視のメニュー提案などを実行しました。 その結果、勤務していた店舗への来客者のリピート率を従来に比べて8%上げることができました。
目指している職種や、業界に対して自主的に努力している
例)今まで事務職として働いていました。プライベートでWebサイトの運用に携わっていくうちにエンジニアとして働きたいという思いが芽生えました。現在、独学ではありますが、HTML、CSS、Java Scriptなどのプログラミング言語について勉強をしており、架空のWebサイトを作成し、スキルの習得に励んでいます。
>>未経験や第二新卒向け志望動機の例はこちら<<
>>未経験や第二新卒向け自己PRの例はこちら<<
職務経歴書をうまく活用して自分をアピールしよう
職務経歴書は採用担当者に自分を知ってもらう重要な書類です。職務経歴だけでなく、自己PRや志望動機など、必要な情報がきちんと書かれているか確認しましょう。また、企業が求めている情報が書かれているかも、重要です。職務経歴書は採用担当者にあなたの魅力を伝える大事な書類です。丁寧かつ分かりやすいよう記載して自分をアピールしましょう。
Re就活の転職コラムでは、第二新卒・既卒の方によくある悩みを解説しています。ぜひチェックしてみてください。
▼書類通過率アップ!?職務経歴書のつくり方