20代の転職実例レポート
「転職理由を具体的に説明できれば、早期離職が不利に働いたことはなかった」~Oさんの転職実例レポート~

記事公開日: 2019年12月17日
最終更新日: 2024年03月18日
  • シェア
  • ツイートする
#

Oさん

24歳1年6ヶ月

印刷・製版業界

右向きの矢印

人材業界

写真サービス

右向きの矢印

求人広告制作

チェックマーク
転職時期
 2年目になった4月
チェックマーク
転職活動期間
 約3か月
チェックマーク
応募した数
 約30社
 / 面接した数
 8社
#

Oさん

24歳1年6ヶ月

印刷・製版業界

下向きの矢印

人材業界

転職・就職時期
 2年目になった4月
転職・就職活動期間
 約3か月
応募した数
 約30社
 / 面接した数
 8社

転職前は、写真を暗室でプリントするというニッチな仕事に就いていたOさん。なかなか業績が上がらないこと、そして入社時に交わしていた条件とは異なる部署異動があったことで転職を決意し、今は人材業界で求人広告を制作するというクリエイティブなお仕事をされています! 見事にキャリアチェンジ&給料アップに成功されたOさんに、転職活動に関する質問をぶつけてみましょう!

Q.Oさんは、なぜ転職しようと思われたのですか?

A.比較的規模の小さい会社に就職したのですが、会社の業績がなかなか上がらず…。

さらに望まない部署異動もあり、転職しようと思いました。

Q.なるほど。その部署異動が、転職を検討し始めたきっかけだったのですね。

A.はい。入社時には希望した部署でなければ入社しません、と伝えており、認められたため、入社しました。(認められず、入社しなかった人もいました。)

しかし、入社2年目になった4月にジョブローテーションとして異動があり…。「入社2年目」「希望した部署からの異動」「離職率の高い部署」ということで、転職を検討するようになりました。

Q.そんなきっかけがおありだったのですね。そこから転職を決意されたのはいつ頃でしたか?

A.部署異動から2ヶ月後、社会人2年目の6月頃です。

Q.その際にも何かきっかけがおありだったのですか?

A.私が仕事でミスをしてしまい、その報告をする際に一緒に部署としての改善案を提出したんです。こちらとしては、ミスをこのまま終わらせるよりも、次に生かせるミスにしたいという思いがあったのですが、幹部レベル以上の上司から「ミスした人はとりあえず謝っておけばいい」「改善案は次の代にお前が指導すればいい」など、建設的でない意見を受けました。先でお話したような望まない部署異動もあったので、ここで見切りをつけて退職しよう!と決意しました。

Q.条件とは異なる部署異動に加えて、自分の意見が反映されない、上司と考え方が合わない、というのも転職に繋がるきっかけだったのですね…。そこから実際に転職活動をし始めたのはいつ頃からですか?

A.実は部署異動があった4月の内に、転職サイトに登録して求人を探していました。本格的に面接に挑むようになったのは、退社してからでした。

Q.では、転職活動は退職されてから取り組まれたんですね。

A.はい。私の場合は大学院への進学も同時に検討していて、仕事、大学院入試の準備、転職活動を全て並行して進めるのは難しかったので…。

9月に退職して、10月から大学院入試と転職活動に本格的に取り組みました。

Q.転職活動をされていた中で、一番大変だったことは何ですか?

A.キャリアがないこと、ライバルは経験者であることを実感する瞬間でしょうか。

前職では特殊な仕事をしていたため、応募する求人の殆どは未経験の仕事で「早期離職は不利だ」とか、「とりあえず3年」みたいな言葉も気になりました。ですが、実際の面接では退職した理由をしっかり説明できていたので、ハンデを感じたことはありませんでした。
ただ、最終選考まで残った会社があったのですが、最終結果で「経験者であるもう一名を採用したため不採用になった」と聞かされ、落ち込んだりもしました。

Q.経験者と同じ土俵で勝負をするとなると、なかなか思うように進まない選考も出てしまいますよね…。ただ面接ではあまり不安を感じなかったとのことでしたが、面接ではどのようなことを聞かれましたか?

A.未経験の仕事を希望していたこともあって、これまでの経歴やスキルについてよりも、応募した求人の仕事内容への理解度や、やる気についての質問が多かったです。

Q.履歴書や職務経歴書ではどのようなことを書かれていましたか?

A.特殊な仕事をしていたため、その仕事で学んだことや、希望する職種との共通点など、次の仕事に生かせそうなことを書きました。あとは、チャレンジしたい仕事のために日頃勉強していることについても触れ、未経験でも今後成長しますよ、というのをアピールしました。

Q.次の仕事に直接繋がるスキルでなくても、どのように応用するかを伝えたり、成長意欲をしっかりアピールすることが重要なんですね。転職されて、仕事内容や職場環境はどのように変わりましたか?

A.現在は求人原稿の制作、運用のサポートをメインに、これまでのスキルを活かして画像制作などを行っています。

職場環境としては、残業時間は増えました。ただ実は、残業は最初から嫌な点ではなく、転職活動をしているときからあまり気にしていませんでした。それよりも重視していたのは「年間休日数」と「年収」で、結果どちらも増えたので、転職に対して求めていたことは得られたと思っています。

Q.今の会社・仕事を選んだ決め手は何でしたか?

A.会社の規模と、仕事の内容が決め手でした。前職では比較的小規模な会社で、かつ潰しがきかない職種ということもあり、会社や職種の安定性が気になっていました。また、仕事にはもっと裁量を持って働き、どんどん意見を言える環境が理想だったので、それらが叶いそうだと思った今の会社を選びました。

Q.新卒で就活したときと転職するとき、会社や仕事の選び方はどのように変わりましたか?

A.新卒の時は「好きな仕事」が「長く続けられる仕事」だと考えていて、その軸で就活もしましたが、今回転職する際には「安定した会社かどうか」、「スキルや知識が身に付くかどうか」などの軸が「将来につながる仕事」だと考え、選ぶようになっていましたね。

Q.転職活動を終えられた今、もし時間を巻き戻してもう一度転職活動するなら、もっとこうしておけばよかったと思うことはありますか?

A.その時できるだけのことを必死にすると思います。やはり転職には体力が必要で、もう少し必死に転職活動ができたのかな、と今になってみると考えることはあります。

Q.最後に、同じく転職・就職活動を頑張っている方々にメッセージを!

A.「こんな仕事がしたい」など漠然とした考えではなく、「転職・就職に何を求めているのか」「3年後どうなっていたいか」を実現する手段として、転職・就職活動をしてほしいと思います!

Oさん、ありがとうございました!

インタビューを終えて

Oさんは、「転職に求めるもの」をご自身の中でしっかりと持たれている印象でした。新卒で就職活動したときには見えなかった新たな視点も加えて、「なぜ転職したいのか」をかなり具体的に落とし込んで考えられていたので、納得いく転職ができたのではないかと感じます。

自分が持っている現状への不満や新しい環境への希望が漠然としていると、実際に転職活動を始めるまで時間がかかってしまったり、選考に進んでも入社の決め手が分からず前に進めなくなりがちです。ぼんやりと「転職したいかも…」と思い始めたら、まずは曖昧さをなくすための自問自答から始めてみるのもいいかもしれませんね!

20代の転職なら「Re就活」

20代・第二新卒・既卒のための転職サイト「Re就活」。 「もう一度、納得できる仕事を探したい」…というあなたの向上心に期待する企業との出会いが待つ転職サイトです。

まずは無料会員登録する