既卒者が知っておくべき就活への心構え

最終更新日: 2019年11月19日
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前畑 泰広

既卒者が知っておくべき就活への心構え

既卒者の就活は新卒の方と比べると難易度が少々上がるものです。しかし既卒になってしまったからと言って就職が不可能になることは当然なく、既卒者としての就活の心構えをしっかり持って就活に臨めば、問題なく内定を手に入れることができるでしょう。

ここでは既卒で就活をしようとしている方が知っておくべき心構えについてご紹介します。

視野を広げる

もちろん、「自分がやりたい仕事」に絞って応募するのは大切です。しかしそのことにこだわりすぎるのはよくありません。やりたいことだけに固執することは既卒・新卒にかかわらず危険なこととも言えます。視野を広げて就活するようにしましょう。

とは言えなんでもかんでも応募先に入れていては時間と労力がかかってしまい、就活のスタミナがもたなくなります。「自分がやりたい仕事」に加え、「自分にできる仕事」を応募先に入れてみるのがいいでしょう。

「自分にできる仕事」であれば、自分のそれまでの経験やスキルを企業にアピールできますし、入社後に無理難題を押し付けられることもありません。

「自分にできる仕事だとしても、やりたい仕事じゃないと意味がない」と思う方もいるかもしれませんが、とにかく自分にできる仕事をさせてもらえる企業に就職できれば、それは自身の経験や経歴になります。そこでスキルアップしてから、転職するという道もあるのです。

自分自身を見つめなおす

誰であっても新卒だった期間はあったはずで、生まれながらに既卒者という方はいません。

既卒になってしまうのには、人それぞれ理由があります。そしてその理由はどんなものであっても本人にとっては「どうしようもなかった」ことであると思いますし、他人がとやかく言えることではありません。

しかし就職活動においては、必ずと言っていいほど、既卒者には「どうして新卒で就職しなかったの?」「どうして今まで就職しなかったの?」という質問がなされます。そのときに「どうしようもなかったんです」と言うだけではいけません。余計なお世話な質問に感じられるかもしれませんが、企業は仕事をしっかりしてくれる意欲的な人材を求めています。「仕事なんてしたくないから」という人を選ぶわけにはいきません。

既卒者は自分が既卒になってしまった理由をしっかり企業に伝える必要があります。自分自身を見つめ直し、企業が納得できる理由を考えておきましょう。

進んで自ら行動する

新卒の就活であれば同級生と一緒によーいドンで開始して、活動中もお互いに励ましあったり慰めあったり切磋琢磨しながら進めることができますが、既卒者の就活ではそうはいきません。既卒の就活は完全に個人戦です。

主体的に自ら進んで行動しなくてはいけないのです。「希望先の企業についてしっかり調べる」「興味がある企業があれば、応募できるかどうか問い合わせてみる」「業界に詳しい人がいたら、話を聞いてみる」など、積極的に行動しましょう。

ボンヤリ待っていても有益な情報は舞い込んできません。誰も手助けはしてくれません。

自ら動いていれば、周囲の人は自然と手を差し伸べてくれます。既卒で就活することは決して変なことではありませんので、頼るところは人に頼りながら、自ら積極的に行動するようにしましょう。「求めよさらば与えられん」の精神です。

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大変なこともあるとは思いますが、既卒は内定を貰えないという時代は過ぎ去りました。ここで紹介した心構えを持ち就活に臨めば充分内定を得ることはできます。

Re就活」ではほかにも既卒者の就活に有益な情報を提供しています。ぜひ参考にしてみてください。