既卒・第二新卒だと、何社ぐらい応募すればいいの??

最終更新日: 2022年10月31日
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Re就活編集部 こむぎ

既卒・第二新卒だと、何社ぐらい応募すればいいの??

転職を考えたときに、「既卒・第二新卒の人は平均何社ぐらい応募しているのだろう」と疑問に思ったことはありませんか。結論として、1社に全力をかけるよりも、複数応募した方が内定を獲得しやすい傾向があります。ただ、応募数の目安は、あなたの「転職で譲れないこと」や「転職したい時期」「希望する職種」によっても変わってきます。なので、自分に合う応募数を把握した上で応募できているかが大事になります。このコラムでは、1章で「1人あたりの平均応募数」、2章で「複数応募のメリット・デメリット」、3章で 「自分に合う応募数の判断基準」をご紹介します。

1章:1人当たりの平均応募数

2章:複数応募のメリット・デメリット

3章:自分に合う応募数の判断基準 

 

1章:1人当たりの平均応募数

Re就活コラム_平均応募数_1章.jpgRe就活を使って、4月から10月以内に応募した方の平均応募数の傾向を調べたところ、1人あたりの平均応募数は3.3社でした。(2022年4月26日から5月26日の1ヵ月にログインした会員で、過去6ヶ月以内に応募した社数を集計。)Re就活は、未経験・キャリアチェンジを歓迎する求人が多く、経験の浅い第二新卒でも選考に進みやすい転職サイトですが、全体の6割以上の方が複数の企業に応募していました。また、そのうちの約2割の人は6社以上応募していることも分かりました。就業状況や転職を希望する時期・業界によって応募する数は様々ですが、全体の傾向として、複数応募をしている人が過半数を占める結果となりました。

 

2章:複数応募するメリット・デメリット

Re就活コラム_平均応募数_2章.jpg冒頭で、複数応募した方が内定を獲得しやすいとお伝えしました。ただ、中には、「本当に複数応募した方がいいのだろうか」と疑問に思っている人もいるでしょう。なので、この章では、複数応募する際のメリット・デメリットを見ていきます。

メリット

1.企業を比較検討しながら、選考に進める

2.書類選考・面接の通過率を上げることができる

3.転職活動の期間を短くできる

1社に絞って転職活動をしていると、どうしても視野が狭くなってしまいますよね。複数応募すると、企業を比較しながら選考に進めるため、より客観的に応募先の企業を判断できるようになります。

また、各社選考の時期も近くなるため、前回の選考での反省点を別の企業に活かす機会も多く、選考通過率を高めることもできます。

さらに、転職活動の期間を短くできるメリットもあります。内定が出るまでには、1~3ヵ月ほどかかります。そのため、1社ずつ選考を進めるよりも、1度に複数の選考を進める方が効率良く転職活動を行えます。

 

デメリット

1.スケジュール管理が大変になる

2.1社あたりかけられる選考対策の時間が減る

3.内定のタイミングを揃えるのが難しい

1つ目のデメリットは、同時並行で選考を進めていくので、面接の日程調整などスケジュール管理が難しいことです。特に、在職中の転職活動は時間の確保が難しいことも多いので、仕事の閑散期や有給休暇を利用することもおすすめです。

2つ目のデメリットは、1社あたりにかけられる選考対策の時間が短くなることです。応募前に、書類選考で必要となる書類の作成、面接で伝える強みを何個か考えるなどの準備をしっかりとすることで、余裕をもって選考に臨めるようになります。

3つ目のデメリットとして、内定出しの時期は企業ごとに異なるので、内定のタイミングを揃えるのが難しいということです。これは、事前に選考スケジュールを聞いておき、内定のタイミングが大きくずれる場合は、内定を頂いたタイミングで交渉することをおすすめします。ですが、内定承諾の返事を1週間以上待たせてしまうことが、最終面接の前に分かっているのであれば、最終面接前に伝えた方が内定先の企業と良好な関係を築きやすいでしょう。

 

3章:自分に合う応募数の判断基準 

Re就活コラム_平均応募数_3章.jpg平均の応募数は把握できたけど、結局自分は何社ぐらい応募すれば良いのか分からなくなることもありますよね。この章では、自分に合う応募数を考える判断基準を3つご紹介します。

①志望業界・職種が決まっているか否か

決まっている

希望条件や転職で実現したいことが明確にあるときは、応募数を増やしすぎることは得策ではないでしょう。応募数にとらわれると、転職で叶えたいことがぶれてしまう可能性もあるからです。叶えたいことの優先順位を決めて、絶対に譲れないことを妥協せずに企業を選べているか確認しましょう。選考が上手くいかない場合も想定して、次に応募する企業も数社選んでおくと、安心して選考に望めるようになります。

 

決まっていない

自分のやりたい仕事が見つかっていないときは、多くの企業に応募することをおすすめします。応募先の企業研究や、実際に企業の人と話せる面接を通して、「その業界・企業・職種」の理解を深められるからです。様々な企業を比較することで、働く上で大事にしたいことも見えてくるでしょう。

 

②すぐに転職(就職)をしたいか否か

すぐに転職(就職)したい

次の就職先が決まるまでには、応募企業の選定や書類選考、面接と、意外に多くの時間(平均1~3か月)がかかります。そのため、すぐに転職(就職)した場合は、応募数を増やし、同時並行で進めていくのが良いでしょう。ただ、このやり方は、転職活動に割ける時間が多い人におすすめです。応募数を増やしても、選考対策がしっかりとできていなければ、内定獲得は難しくなるからです。1社ずつ対策できる時間を確保した上で、応募数を増やしましょう。

 

自分のペースを大事にしたい

転職活動には書類作成や面接対策のための時間も必要なので、応募数を増やすと、その数だけ時間をとられてしまいます。じっくり自分のペースで転職活動をしたい方は、1社1社選考に進めてみるのもよいでしょう。また、忙しくて時間がない方は、「自分の希望を実現できる企業」を厳選して応募することをおすすめします。本来ならば内定獲得できる企業でも、選考対策に割ける時間が少ないと、選考を通過することが厳しくなります。こうなると、転職のモチベーションを維持しにくくなるので、無理のない範囲で応募しましょう。

 

③希望職種は未経験職種か否か

現職と同じ業種・職種の転職を望んでいる

現職と同じ業界・職種の企業を探していて、転職先に求めるものがある程度明確なのであれば、「応募の数」には強くこだわらず、「転職で絶対に実現したいことをぶらさずに応募できているか」を大事にしてみましょう。また、転職で実現したいことがない場合は、それを考えるところから始めてみましょう。

現職と同じ職種が希望職種の場合は、これまでの経験や培ったスキルをしっかりと選考でアピールできるよう、選考対策の時間を増した方が良いでしょう。その時間も確保できるよう、応募する企業はしっかりと吟味しましょう。

 

未経験の業種・職種に転職を希望している

あなたのこれまでの経験やスキルの評価は、志望業界や職種で異なります。実際のところ、どのように評価されるかは企業の選考を受けてみるまで分かりません。思わぬ角度であなたのポテンシャルが活かせる仕事もあるでしょう。可能性を広げるためにも、未経験の職種にチャレンジするなら、複数応募してみてください。

 

これまで、「1人当たりの平均応募数」「自分に合う応募数」について見てきました。経歴で判断されない既卒・第二新卒の転職は、応募後の選考対策の質が合否に関わることが多いです。応募数をただ単に多くすれば良いのではなく、自分に合った応募数を考えながら、転職活動を進めていきましょう。