面接で話を上手にするために知っておきたい「PREP法」とは?

最終更新日: 2019年11月01日
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玉田 誠一

面接で話を上手にするために知っておきたい「PREP法」とは?

就職活動であれ転職活動であれ、受けなくてはならないのが「面接」です。面接では、自分自身のことについて限られた時間内で上手に話をしなくてはいけません。就職活動、転職活動をしている方の中には、「話ベタだからうまく話せるか不安」と考えている方もいると思います。

そのような方にぜひ知っておいてもらいたいメソッドに「PREP法」というものがあります。PREP法を実践することで、話をするのが苦手な方でも、伝わりやすく好印象を得やすい話をすることができるようになるかもしれません。

面接でも活用できるPREP法がどのようなものか、見ていきましょう。

PREP法とは

PREP法とは、もともとは「わかりやすい文章を書くための法則」で、以下の要素から成り立っています。

Point(結論)

Reason(理由)

Example(具体例)

Point(結論)

これらの頭文字を並べて、PREP法です。

まず結論を述べ、その理由を説明し、具体的な例を出して、再び結論を述べる。この順序で文章を書くことで、意図が明確な文章を作成できるようになると考えられています。

文章をわかりやすくするための法則ですが、話をするときにも活用可能です。文字で書くか口で話すかの違いで、「伝わりやすいように話をまとめる」という点では共通していますよね。

それでは具体例を見てみましょう。

PREP法を使った話し方の例

PREP法を用いた「自己PR」の例を見てみましょう。

【回答例】

(Point)

私は、何事においても「チャレンジ精神」を大切にしております。

(Reason)

「臆せずチャレンジする」を意識することで、様々な発見や知識を得られ、結果として自分自身の成長に繋がると感じる経験があったためです。

(Example)

学生時代、人前に立つと緊張してしまうことを克服すべく、演劇サークルに所属してスペイン語劇に挑戦したりしました。何度もステージに立つうちに、人前でも緊張しにくくなったほか、人になにかを伝えるときには「伝わりやすい工夫をすること」が大切だと気付くことができました。

社会に出てからも、常にチャレンジすることを意識しております。前職で営業職として仕事に取り組む中では、専門知識を要する商談が多かったため、各クライアントの業界動向を自主的に勉強して商談に臨んでおりました。お客様からは「こちらの業界事情を汲んだ提案が嬉しい」とお褒め頂くこともあり、営業マンとして一歩成長できたと感じることができました。

(Point)

現在は、自分自身の今後のキャリア形成のために、ファイナンシャル・プランナーの勉強に励んでおります。学んだ知識を活かしつつ、今後も新しいことチャレンジする意識を持って、さらに成長していきたいと考えています。

この回答例における最初の「Point」は「何事においても「チャレンジ精神」を大切にしております」という部分になります。まず簡潔に結論を伝えることで、面接官も「チャレンジ精神について話をするのだな」とすぐに理解ができます。

それから「Reason」に移ることで、話が途切れることなくスムーズに進む印象を与えることができます。

理由を説明したことにより、「Example」が、唐突な印象を持たれなくなります。たまに「結論」の後にいきなり「具体例」を話し始める人がいますが、理由を説明しないと話が唐突に感じられるので注意しましょう。

そして、最後に、再び「Point」です。このときに大切になるのは、ただ冒頭の結論を繰り返すだけで終わらないことです。この回答例のように、「今チャレンジしていること」を添えながら結論を伝えることで、より説得力のある話になりますよ。

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PREP法を押さえておくことで、どのような方でも簡単に話をまとめられるようになります。話をするのが苦手な方は、「結論」→「理由」→「具体例」→「再結論」という順番を覚えておくようにしましょう。この順番で話をするように心がけるだけで、面接での手ごたえが大きく変わると思います。

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