更新日:2022年10月26日
設備管理は、さまざまな業種で活躍できるお仕事です。実際、いろいろな業種の企業から求人が出されており、働く現場によって業務内容が変わります。それぞれの現場で活かせるスキルや経験も違うので、設備管理のお仕事に興味がある方は、自分に合った業種の求人を探すといいでしょう。
ここでは、ビル・工場・水処理場の設備管理を例にして、設備管理の仕事内容をご紹介します。
ビルの設備管理
ビルの設備管理は、オフィスビルや商業ビルなど、不特定多数の方が利用する施設・建物の安全や衛生を管理・点検するお仕事です。ビルメンテナンス業務(ビルメン)と呼ばれることもあります。
電気やガス、冷凍設備など、ビルにはさまざまな設備が備わっています。そのため、ビルの設備管理のお仕事を探す際には、それら設備に関する専門的な知識や資格が役に立つでしょう。ビルの設備管理のお仕事につく上で役に立つ資格は以下の通りですので、参考にしてみてください。
・第二種電気工事士
・2級ボイラー技士
・危険物取扱者乙種4類
・第三種冷凍機械責任者
しかしもちろん、無資格で働くことも可能です。
また、上記の資格も受験資格が定められておらず、誰でも挑戦できるものですので、興味のある方は取得にチャレンジしてみてもいいかもしれませんね(ボイラー技士に関しては、資格取得後、講習の受講が必要です)。
工場の設備管理
工場の設備管理は、設置されている機械などの管理、点検、修理を行い、工場が安全に稼働できるように保全を行うお仕事です。
機械の不具合は生産性の低下につながり、企業の損失につながるのはもちろん、お客様に迷惑をかけてしまいます。工場にとっては機械が最も重要なものであり、その管理を行う設備管理のお仕事も、非常に大切な役割を持ったお仕事であると言えるでしょう。
故障してしまった機械を修理したり、事前に点検を行い、故障を未然に防いだりするのが主な業務内容になります。機械に対する知識や観察力が必要なお仕事になります。
働きながら機械保全技能士、設備管理士といった資格を取得することも可能ですので、機械好きの方にとっては非常にやりがいのあるお仕事であると言えるでしょう。
水処理場の設備管理
水処理場の設備管理のお仕事は、人々が24時間365日、安全でおいしいお水を飲めたり、排水される放流水質が正常に維持されたりするよう、浄水施設や運転機器などの設備を管理するお仕事です。大型合併処理施設、終末処理場、漁業集落排水施設、上水道・簡易水道施設、埋め立て処分施設など、管理する設備は多岐にわたります。
水処理場の設備が正常に動かなくなると、お水が飲めなくなり、排水も正常に行われなくなります。人々の生活に大きな影響を与えかねないものですので、設備管理のお仕事は非常に重要な役割を担っていると言えるでしょう。

設備管理のお仕事は、設備の不調にいち早く気づける観察力が大切になるお仕事になります。いわゆる華やかなお仕事ではありませんが、縁の下の力持ちとして人々の生活を支える、非常に重要な役割を持ったお仕事であると言えるでしょう。
設備管理のお仕事に興味のある方は、ぜひ「Re就活」をご活用ください。設備管理のお仕事をはじめとして、たくさんの求人情報が掲載されていますよ。