大学4年生の冬に行う就活!おすすめの進め方 「就活留年」「就活浪人」を選ぶ メリット・デメリットも解説

最終更新日: 2023年02月16日
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Re就活編集部 こむぎ

大学4年生の冬に行う就活!おすすめの進め方 「就活留年」「就活浪人」を選ぶ メリット・デメリットも解説

23卒の皆さんの中には、「今後どのように就活を進めたら良いのだろう」と思っている方もいるかもしれません。このコラムでは、今後の就活の進め方について、「23卒として」「就活留年(※1)」「就活浪人(※2)」の3つの方法をご紹介していきます。

※1就活留年とは・・・
学校を卒業せずに、意図的に学校を留年して就活を行う状態のことです。学校を卒業してはいないので、「新卒枠」での応募が可能になります。

※2就活浪人とは・・・
在学中に内定がもらえなかったり、内定を辞退したりしたために、学校を卒業してからも就活を続けている状態のことです。転職サイトなどでは、既卒と呼ばれることもあります。

目次

1章:「23卒として」「就活留年」「就活浪人」の就活を進めるメリット・デメリット

2章:「23卒として」「就活留年」「就活浪人」の就活の進め方

3章:Re就活編集部おすすめの就活の進め方

 

1章:「23卒として」「就活留年」「就活浪人」の就活を進めるメリット・デメリット

23卒_1章.pngこれからの「就活の進め方」は、大きく3つに分かれます。
どの進め方にもメリット・デメリットがあるので、確認していきましょう。

23卒として進める場合

メリット
・同級生と同じタイミングで、4月から正社員として働くことができる。
・新卒というブランドを活かして、就活できる。

スキルや実績などではなく、ポテンシャル重視での採用という、新卒の強みを活かして就職できることです。就活留年をした場合も新卒枠での採用となりますが、面接官を納得させられる「留年した理由」を伝えられないと、マイナスの印象を与えてしまいます。なので、新卒というブランドを十分に活用できることこそが、23卒学生として就活する何よりのメリットになるでしょう。

デメリット
・数か月の間で就職先を決めないといけない。
・残り少ない学生生活を就職活動のために使う必要がある。

23卒として就活をするなら、就職先を短期間で決める必要があるため、焦ることもあるでしょう。その焦りから、視野が狭くなってしまうこともあるかもしれません。無理やり就職して、「入社後にこんなはずじゃなかった」とならないように、「就職先を決める上で、どうしても譲れないこと」を明確にしておきましょう。


就活留年(24卒)として進める場合

メリット
・新卒枠で、もう一度就職活動ができる。
・現役生よりも時間に余裕を持って進められる。
・去年の経験を活かして、就職活動を進められる。

新卒枠でもう一度就職活動を行えることが、就活留年の最も良いことでしょう。また、しっかりと大学等の単位を取っていれば、卒業論文・サークル等と掛け持ちしている就活生より、余裕をもって就職活動を行えます。

デメリット
・留年する分の学費がかかる  
・相談できる就活生が減る
・就活留年した理由をしっかりと答えられないと、マイナス評価に繋がる可能性がある

留年するには、大学を休学すること・学費を払うなど、費用がかかります。さらに、周りの友達が4月から社会人になる場合は、同じ就活生として相談できる人が減るため、孤独を感じやすくなるデメリットもあるでしょう。また、面接などの選考では、「なぜ留年したのか」という質問は必ず聞かれます。その時に企業が納得できる理由を答えられないと、マイナス評価をされることもあります。「留年」に対する捉え方が企業によって様々であることを踏まえると、納得してもらえる理由を考えるのも難しくなるため、そこも1つデメリットになるでしょう。就活で留年した場合は、「どのような困難にぶつかり、どう考え行動したのか。その結果を踏まえ、この1年どのように頑張ってきたのか」について自分の言葉で伝えられるよう、しっかりと準備しておきましょう。


就活浪人(既卒)として進める場合

メリット
・社会人として働いている友人の就職経験を聞いた上で、仕事を選べる
・自分のペースで就活を進められる 

一足早く就職している友人から、仕事内容・職場環境など「働くこと」について現実的な面も聞いた上で就職先を考えられることは、大きなメリットでしょう。
さらに、既卒者は中途採用枠での応募もできるため、志望企業が採用を行っていれば、いつでも選考を受けることができます。新卒のように明確な採用スケジュールに沿って就活を進める必要はなく、選考を受けるタイミングなども自分で決められます。したがって、「自分のやりたいことを突き詰め考えてから、行動に移せること」や、「来年の3月を待たずに働けること」も、就活浪人(既卒)として就活を進める良さです。 

デメリット
・就活浪人したことについて、企業からマイナスのイメージを持たれることもある
・大学からの就職支援を受けられない場合もある
・新卒のように充実した、インターンシップ・体験入社制度があるわけではない
・新卒とは違う状況での就職活動になる

企業から「なぜ学生の間に就職しなかったのか」という見方をされることも、把握しておきましょう。大きなデメリットは、就活浪人(既卒)の方は新卒のときほど「インターンシップ・体験入社制度」がないことです。実際の職場を知りたいときは、自ら企業に問い合わせるなど、能動的に動く必要があります。

 

2章:「23卒として」「就活留年」「就活浪人」の就活の進め方 

23卒_2章.png1章で3つの進め方についてメリット・デメリットを見てきましたが、この章では、「どのように頑張れば良いか」など具体的な進め方をご紹介していきます。

23卒としての進め方

特に内定を持っていない場合、企業探し・書類選考・面接対策など、様々なことを短い期間で行う必要があります。自分1人でできるか自信がないときは、大学のキャリアセンターや、就活エージェントに頼ってみましょう。選考に必要な書類の添削、面接対策なども行ってくれるので、得意でない部分の対策を効率良く進めることができます。また、使う就職サイトを増やすなど、企業の探し方から見直してみてもいいでしょう。就職サイトごとに特徴があるので、自分に合うサイトを選んでみてください。※「就活サイト 特徴」で調べるとおおよその特徴を見つけられます!
就活が上手くいった友達に、直接コツを聞いてみるのも、手っ取り早い方法です。
新卒での就職活動は、初めて社会人として働く場所を決める時間でもあるので、周りの人の力を惜しみなく借りて進めてみることをおすすめします。

 

就活留年(24卒)としての進め方

24卒として就活を始める場合、採用スケジュールを頭に入れ、逆算して就職活動を進めるといいでしょう。企業の選考が始まるのは、経団連では6月とされています。去年の選考開始時期を思い返し、それまでに自己分析・企業研究など選考対策の準備をしておきましょう。
選考がまだ始まらないからといって、就活準備を先延ばしにしてしまうことは得策ではありません。なぜなら、就活留年は、一度就活を経験している点が強みではありますが、現役24卒生も徐々に就活に慣れてきます。なので、早め早めに行動することで、納得いく就活ができるようになるでしょう。

 

就活浪人(既卒)としての進め方

就活浪人として活動する場合は、新卒と異なる方法での就職活動が求められます。
既卒を募集している企業もありますが、新卒サイトで見つけられる企業数は少なくなってしまいます。なので、既卒を募集している企業が効率良く探せる、既卒向けのサービスを併せて使ってみることもおすすめです。既卒向けサービスには、新卒のときと同様に、既卒向け就職サイトや既卒向け就職エージェントなどがあります。
さらに、就活情報サイトからだけではなく、気になった企業のHPを見て、直接企業と連絡を取ってみるのも良いでしょう。
既卒は、学生よりも就活に使える時間を確保しやすいことに加え、自分で選考に進める時期も決められます。既卒の良さを活かすためにも、おおまかな就職したい時期を決め、「本当にやりたいことは何か」を考えた上で動くことをおすすめします。

 

3章:Re就活編集部おすすめの就活の進め方

23卒_3章.png学生生活も残り僅かで焦ってしまうこともあるでしょう。
ただ、23卒のあなたが「私にはもう無理かもしれない」という理由で、「就活留年」「就活浪人」の道を選ぼうとしているのであれば、まだ諦めるには早いと思います。「就活留年」「就活浪人」もどちらもそれなりの覚悟が必要です。23卒学生を募集している企業は、今もなお多くあるので、最後まで頑張ってみることをおすすめします。最後まで頑張り抜いてみたけれども、魅力的だと感じる企業に出会えなかった場合に、「就活留年」「就活浪人」の道を選んでみてはいかがでしょうか。23卒として最後までやり抜くことで、仕事に対するあなたが本当に望んでいることなども見えてくるでしょう。
23卒として頑張りたい方には、積極採用中の企業を探す手段として、Re就活の「23卒学生積極採用中の企業特集」も役立つと思うので、ぜひご活用ください。 
最終的に、就活浪人としての道を選んだとしても、Re就活では、『社会人未経験』『職種未経験』の求人を数多く掲載しているので、その際も参考にしてみてください。