【在職中の方へ】冬季賞与をもらってから転職する?しない?迷っているあなたに考えてほしいこと。

最終更新日: 2019年12月04日
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ばやま

【在職中の方へ】冬季賞与をもらってから転職する?しない?迷っているあなたに考えてほしいこと。

12月は多くの企業で「冬季賞与(冬のボーナス)」が支払われるタイミング。「賞与をもらったタイミングは転職をする人が多いと聞くし、自分も・・・」そう考えている方もいるのではないでしょうか?今回のコラムは、そこで転職をするかしないか迷っているあなたに、ちょっと立ち止まって考えていただきたい内容をお伝えします。

 

◆このコラムのポイント◆

・賞与の金額は転職理由にはならない!長い目で考えてみましょう

・賞与前後のこの時期。求職者は増えても求人数は大きく変わりません

・それでもこの時期に転職をするならライバルと差をつけることが肝心

賞与の金額だけで転職を検討することは止めておいた方が無難

 

「正直、期待していたほどのボーナスの金額がもらえなかった」そんな経験をされている方もいるかと思いますし、これからそんな思いをする人もいるかもしれません(そう思う人ができるだけ少ないことを願っています)。もしそうなった場合、「自分はこんなに頑張っているのに!その頑張りを評価してくれないなら辞めてやる!」と思うことや、年末年始に地元の友達と飲んでいるときに「アイツの賞与の金額と比べると自分のもらった金額ってメチャクチャ少ない・・・」と悲しい思いをすることもあるかもしれません。

ただし、その怒りや悲しい気持ちには一回フタをするようにしましょう。怒りや悲しみに身を任せて転職・・・実はそれは危険なことです。

言うまでもないかもしれませんが、賞与の金額はその会社の業績に連動するもの。ある調査では、東京オリンピックや大阪万博のため、建設業界は全般的に賞与の金額が高いとの調査が出ていました。お伝えしたいのは、今、賞与が低かったとしても、その会社や業界の業績が上向いているのであれば、賞与の金額はちゃんと上がっていく可能性が高いということです(もちろん、仕事を真面目に取り組んだことが前提ですが)。

もし、仲が良い先輩や知り合いの方がいればどのくらいもらっているのか聞いてみてもいいかもしれません(センシティブな内容なので聞き方には注意!)。将来的に自分はどのくらいもらえる可能性があるのか、一つの指標になるでしょう。

それに、もしあなたの社歴が短い場合、次の転職先では「1年目社員」と同じ扱いになるかもしれません。いつまでも賞与の金額が低いまま・・・というのは避けたいですよね。

賞与の金額とは別に、そもそも転職を検討している場合もちょっと冷静に。

「もらったタイミングだから丁度いいかな?周りも転職活動を始めているし。」と、お考えではないでしょうか?

賞与前後のシーズンは転職希望者が全体的に増える傾向にあります。それに合わせて転職サイトの求人数も増えていくから転職シーズン真っ盛り・・・と、今こそ転職のタイミングだと考えている方もいるかと思います。こうした場合でも、冷静に判断することが大切です。

確かにそうした傾向があることは間違いありませんが、昔に比べると少し様子が変わっています。転職希望者は賞与前後の時期に増える流れは変わりません。ですが、求人数の増加幅は昔ほど大きくありません。

▼こちらのコラムも参照ください。

「売り手市場の今だからこそ知りたい!複数の企業をうけた場合、どういった基準で入社先を選べばいいのか?」

上記コラムでもお伝えしていますが、今は空前の人出不足。売り手市場と呼ばれる中、求職者優位の状況が続いています。企業は少しでも早く良い人材を採用したいと思っているので、賞与前後でなくとも採用活動を実施し続けています。

そう考えたとき、賞与前後のシーズンは転職希望者が多く、企業数は他の時期と大きく変わらないということなので、他の時期より競争率が高くなるともいえるのです。なので、少し冷静になって、自分がやりたい仕事、求める環境が用意されている企業をちゃんと探し、その企業が活動を始めるタイミングを待つというのも一つの手です。

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そうは言ってもやっぱり今、転職したい!なら、ライバルに差をつけよう

賞与をもらったこのタイミングで転職をご希望の方。企業からすると転職希望者が増えるこの時期なので、人気な企業であればあるほど応募者が増えていきます。担当者は選考でも少し厳しい目で見ることが増えてきます。一方、賞与をもらったこのタイミング。求職者の中には周りに流されてなんとなく活動をしている人も少なくありません。

だからこそ、ちゃんと準備をした転職活動なら企業に与える印象を良くすることもできるし、ライバルに差をつけることもできるようになるもの。職務経歴書の内容や、面接で聞かれそうな質問への回答の準備、そして就職活動の際に行っていたような自己分析、他にもこれから取得可能な資格もあるかもしれません。

転職活動に向けて自分をアップデートすることで、志望企業への選考通過率はグッと高まるもの。後悔のない転職活動とするために、この時期は一歩立ち止まって、何が自分にとってベストなのか考えてみてはいかがでしょうか。

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