【転職】求人票の「パソコンスキル(PCスキル)」には何を記載すればいい?面接と職務経歴書の場合の答え方もご紹介

最終更新日: 2023年09月20日
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Re就活編集部

【転職】求人票の「パソコンスキル(PCスキル)」には何を記載すればいい?面接と職務経歴書の場合の答え方もご紹介

更新日:2023年8月30日

求人票にある「パソコンスキル(PCスキル)」は何を記載すればいいのでしょうか。
面接でのパソコンスキルの答え方、また職務経歴書での記載方法を紹介します。

目次:

パソコンスキル(PCスキル)とは具体的に何を指す?

基本的なパソコンスキル(PCスキル)とは?

転職でパソコンスキル(PCスキル)を問われる理由

面接でパソコンスキル(PCスキル)について聞かれた時の答え方

パソコンのスキルアップ方法3選

パソコンスキル(PCスキル)に関するQ&A

基本的なパソコンスキル(PCスキル)を身に付けて、就職・転職に活かそう

パソコンスキル(PCスキル)とは具体的に何を指す?

転職や就職しようとする際に、求人情報を見てみると応募条件に「パソコンスキル(PCスキル)」について記載がある場合がありますよね。
ここでいうパソコンスキル(PCスキル)とは、パソコンを使用した文書や資料の作成、メール作成、ファイル管理などができるスキルのことを指します。
特に、オフィスでよく使用される「Word」「Excel」「PowerPoint」の3つのソフトについてどの程度使いこなせるかを問われていることが多いです。

基本的なパソコンスキル(PCスキル)とは?

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基本的なパソコンスキル(PCスキル)とは具体的にどのようなことを指すのか、「Word」「Excel」「PowerPoint」をそれぞれ初級・中級・上級に分けて説明します。
会社によって求められるスキルが違うので参考にしてみてください。

Word

Word(ワード)はMicrosoft社が開発・販売している「文章作成ソフト」のことで、文章作成をする上で様々な便利な機能があります。

基本的なWordスキルの目安
初級……基本的な文書の作成はできる。画像挿入などのレイアウトも調整できる。
中級……書式やセクションの区切りなども行える。ページごとの編集や目次作成などのやや複雑な作業も可能。
上級……グループ作業に関する機能も使える。校閲機能なども活用できる。  

Excel

Excel(エクセル)はMicrosoft(マイクロソフト)社が開発して販売している「表計算ソフト」のことで、計算をすることに特化しており、様々な便利な機能があります。

基本的なExcelスキルの目安
初級……基本的な関数は使用可能。表やグラフも作成できる。
中級……複数のシートを使った集計や、データの抽出ができる。
上級……マクロ機能を活用した自動化処理ができる。ピボットテーブルを使ったデータ分析が可能。

PowerPoint

PowerPoint(パワーポイント)はMicrosoft社が提供しているプレゼンテーションソフトウェアで図形や表、グラフなど組み合わせてプレゼン資料などを作成するのに特化しています。

基本的なPowerPointスキルの目安
初級……スライドが作成でき、動きをつけることが可能。
中級……スライドにWordやExcelのデータを統合できる。グラフィック機能が活用できる。
上級……グループ内で編集できる。校閲機能が使える。

転職でパソコンスキル(PCスキル)を問われる理由

転職でパソコンスキル(PCスキル)を問われる理由としては、企業が中途採用では即戦力になってくれる人を探していることがあげられます。
基本的なパソコンスキル(PCスキル)ができる=入社後スムーズに仕事をこなせる即戦力になると判断できる1つの材料となり、
入社後業務に耐えうるだけのパソコンスキル(PCスキル)を持っているかどうか判断するために質問をしている企業が多いようです。
しかし、企業・業種職種・仕事内容によって求められるレベルは異なるので事前にその会社が求めるレベルを調べておくことをオススメします。

面接でパソコンスキル(PCスキル)について聞かれた時の答え方

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面接でパソコンスキル(PCスキル)について聞かれた時、どう答えればいいのか、ご紹介します。

企業が求めるレベルを把握しておく

必要なパソコンスキル(PCスキル)を細かに求人情報に書いている企業は少ないので、ご自身で面接時などに確認する必要があります。
例えば経理や事務職であれば初級レベル、マーケティング職やコンサルタント職であれば中・上級レベルを求められるでしょう。
また映像ディレクターであれば動画編集スキル、建築設計技術者であればCADスキルが必要であるなど職種によって求められるPCスキルには幅がありますので、
「●●は△年の使用経験があります」などのように、何のツールをどれくらい使用した経験があるかを伝えて、相手の求めるレベルを探りながら回答すると良いでしょう。

【実例】職務経歴書のパソコンスキル(PCスキル)の書き方

続いて、具体的な職務経歴書のパソコンスキル(PCスキル)の書き方を紹介します。

【回答例1】
「3年間勤めた前職ではWordとPowerPointは日常的に使用しており、基本的な資料作成の操作は問題ありません。また、Excelでは売上データの管理を行っており、グラフ作成やVLOOKUPやピボットテーブルを活用しデータ管理・分析することが可能です。」

【回答例2】
「前職ではWebコンテンツの担当をしており、Wordで目次や表、コメント挿入などの基本的な操作および、行政や論文サイトでの調査を行った記事作成が可能です。また、作成した記事のWordPressでの入稿作業も行っていました。」

【回答例3】
「Word・Excel・PowerPointを使うことができます。
前の会社では日常的に、Word・Excelを使用して業務に取り組んでおりました。PowerPointについては月に1回程資料作成していました。
Wordでは差し込み印刷を頻繁に使用しており、効率的に資料作成・印刷が行えます。
Excelの関数については、業務では使用していない関数やピボットテーブルなどを活用できるように、独学ではありますが学習を進めています。
PowerPointは社内用の資料を作成することが多かったため、必要であれば顧客向けに見やすいレイアウトも学んでいきたいと考えております。

所持していると伝えた方がいい資格7選

続いてもし既に所持していると伝えた方がいい資格、またその資格について詳しく紹介します。
・マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
・ICTプロフィシエンシー検定試験(P検)
・ITパスポート
・日商PC検定
・サーティファイの認定試験
・VBAエキスパート 
・CAD利用技術者試験

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

MOSはWordやExcelなどオフィスのスキルを証明する国際資格です。
試験内容はWord、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの中から希望の科目から選択可能です。『全国一斉試験』と『随時試験』の2つの受験方法があり、随時試験だと、ほぼ毎日試験を実施しています。
合格するとパソコンスキルの客観的証明になり、就職・転職では有利に働きます。

ICTプロフィシエンシー検定試験(P検)

P検はICT(情報通信技術)を活用する能力を総合的にはかる試験です。
5級から1級まであり、3級獲得で入社時に有するICT活用スキルを保持していると評価され優遇される場合がありますのでまずは3級獲得を目指すのがオススメです。
試験内容は、3級ですと、Excelでアンケート集計を行う、Wordでギフトカードを作成したりなどがあります。

ITパスポート

ITパスポート試験は、ITの基礎知識を習得していることを証明できる資格試験です。
ITに関する知識は、業種職種問わず必要になります。ITパスポートの試験を受けることで、業務に必要なITを安全に利用する知識、課題解決のためのIT技術などを習得したと証明になります。
またITパスポートは、人気の資格の1つであり所持していると企業から評価されやすい資格です。 

日商PC検定

日商PC検定は、商工会議所が実施している検定試験で、ITの活用に資する知識・スキルを認定する資格を習得できます。
ベーシックから1級まで4つのレベルに分かれており、基本的な文書作成やデータ活用から、1級は企業責任者としてのスキルまで問われる試験となります。

サーティファイの認定試験

サーティファイの認定試験はビジネスに必要な知識や技術を証明できる試験です。
7分野27種類の試験がありますが、Word、Excel、PowerPointに関する試験は合計4種類あり、それぞれ3級〜1級までのレベルに分けられています。
3級は基本的なレベル、2級は実践的なレベル、1級は実践的な技能を通じてさまざまな業務で応用できるレベルとなっています。

VBAエキスパート

VBAエキスパート試験とはExcelとAccessのVBAスキルを証明する資格試験です。
AccessとExcelと2種類ありそれぞれベーシックとスタンダートにレベルが分かれています。
事務や、営業などであればベーシックのスキル、SEやプログラマーを目指す場合はスタンダート獲得を目指して勉強しましょう。
この資格を獲得すれば、マクロ・VBAのスキルレベルを証明できます。

CAD利用技術者試験 

CAD利用者技術試験は、CADと呼ばれる図面作成ソフトのスキルを証明する資格試験で、目的や目指す職種に応じて、2次元CAD、3次元CADを選択します。
どちらも2級から1級とレベルが分かれており、例えば2次元CADはCADシステムの運用やデータの管理に関する業務を目指す方を対象にしており、1級取得で高度な作図力の証明にもなります。
建築物の設計や機械の設計など、製図の作成を行う会社に就職するなら取得することをおすすめします。

パソコンのスキルアップ方法3選

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続いて、パソコンのスキルアップって具体的にどうすればいいのという方のために、スキルアップ方法を3選ご紹介します。

独学で学ぶ

1つ目は独学で学ぶという方法です。
現在はインターネットに多くの無料の商材や動画が掲載されているので、独学で勉強することは昔より始めやすくなっており、3つの中で一番勉強開始までの速度は速いです。
しかし、独学ですので、自分の意志が強くないと途中で辞めてしまう、習得までに長い時間を要してしまう場合があるので注意が必要です。

スクールで勉強する

2つ目の方法はスクールで勉強するという方法です。
スクールといっても種類は様々で、オンラインスクールと通学など通い方も選べます。
自分の今のスキルにあった内容を効率よく勉強でき、すぐに質問できるというメリットはありますが、スクール終了後の目標などを決めておかないと、結局学んだはいいが活用する場所がないなどに陥る可能性もあります。

資格取得を目指す 

3つ目は、具体的に取りたい資格を決めてその取得を目指すという方法です。
独学でもスクールで勉強するにも、目標が明確でないと勉強が捗りませんよね。
その際に具体的にこの資格が取りたいなど決めて勉強をしていくと受験日なども考慮して勉強できるので挫折しにくいです。
また履歴書に書くことができるので、モチベーションも継続できるのでオススメのスキルアップ方法となります。

パソコンスキル(PCスキル)に関するQ&A

この項目では、パソコンスキル(PCスキル)に関してよくある質問にお答えします。

Q. パソコンスキル(PCスキル)がないのですが、正社員として働けますか。

A. 結論から言うと、スキルがなくても正社員として働くことは可能です。
企業によって、事務職に求めるパソコンスキル(PCスキル)は異なるが、入社後にある程度の研修をすれば、キャッチアップができそうだと面接や書類などで企業が判断すれば、正社員採用も可能となります。

Q. パソコンスキル(PCスキル)が全くなくても事務職はできますか?
A.こちらも上記した通り、入社後にパソコンスキルの研修などがあれば、今は全くなかったとしても可能です。
また独学で資格取得も可能なので、「今こういう資格を取得しようと勉強に励んでいる」など面接でアピールすれば、現状スキルがなくてもポテンシャルを評価される可能性もあります。

Q.ワードの基本操作とは、どの程度のレベルを指しますか。

A.一般的にワードの基本操作とは、データ入力、文字装飾(太字、色、フォントなど)、 書式設定、印刷ができることを指します。
入力、装飾どちらにしても「見やすさ、わかりやすさ」を考慮した資料を作成できるかを重視される傾向にあります。

 

基本的なパソコンスキル(PCスキル)を身に付けて、就職・転職に活かそう

「パソコンスキル(PCスキル)」といっても様々で、業種・職種によって求めるレベルは異なってきます。
ですので、面接時にどれくらいのパソコンスキル(PCスキル)が必要なのか確認し、それに足りない場合は独学で勉強する、資格取得を目指すなど目標を決めて取り組んでいきましょう。
また既にスキルを持っている場合は、就職・転職に有利になる場合もあるので、忘れずに職務経歴書に記載しましょう。

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