評価が高まる『志望動機』のつくり方

最終更新日: 2021年04月14日
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評価が高まる『志望動機』のつくり方

志望動機を聞く理由

企業が志望動機を聞く理由は2つです。1つめは転職理由と一貫性があるか確認するため。もう1つはあなたの仕事における価値観や判断基準を確認して、自社との社風、カルチャーがマッチしているか、長く働いてくれるかどうかを判断するためです。

志望動機で伝えるべき3つのポイント

pixta_39830026_M.jpg志望動機で伝えるべきポイントは以下3点です。

【1】業界への動機

【2】職種への動機

【3】会社への動機

【1】業界への動機

“なぜ”その業界に興味があったのかを伝えましょう。

IT業界を志望している方であれば、「技術の進歩が早く、自分も成長できそうだから」「将来性があるから」だけでは不足しています。IT業界以外にも、将来性がある業界が存在する中で、なぜIT業界なのか?なぜ将来性のある業界で働きたいと考えているのか?なぜ成長したいのか?あなたの考えや経験を伝えるようにしましょう。

【2】職種への動機

“なぜ”応募する職種にチャレンジしたいのか、その職種でキャリアを積みたいと感じたエピソードや考えを伝えます。

未経験から応募職種にチャレンジする場合、「その職種で働く覚悟と、その職種で活躍するために取り組んでいる具体的な行動」を一緒に伝えましょう。その職種に関する本を読んでいる、動画を見ている、資格の勉強をしている…等。具体的な行動を伝えることで、意欲的に自己研鑽を続けることができる人である、という印象を採用担当に与えることができます。

【3】企業への動機

企業HPなどを見て、あなたが魅力的に感じた事業内容、理念、企業の考え方等を伝えます。それだけではなく、「なぜ魅力的に感じたのか」をセットで伝えることが重要です。注意すべき点は、魅力的に感じたポイントを伝える際に、その会社独自のお休み制度や福利厚生制度”だけ”を伝えてしまうこと。制度はいつでも変更する可能性があるので、その制度が無くなったら退職してしまうのでは?と捉えられてしまいます。

注意してほしいNGキーワード

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伝え方によっては採用担当にネガティブな印象を与えてしまうキーワードをいくつかご紹介します。

社会貢献

志望動機として「社会貢献したいから御社で働きたい」と伝えてしまうと、採用担当にネガティブな印象を与えることになるので気を付けましょう。なぜなら、世の中に社会貢献を全くしていない企業は存在しないからです。分野や影響範囲は違えども、どこかの企業や個人に貢献しています。

採用担当者が知りたいことは、あなたがどんな人や組織の役に立ちたいのか、ということ。働く人の役に立ちたい!と考えている人は業界、年代、職種等を明確にしていきましょう。

<例>

×社会貢献がしたいと思っています。

○福祉施設や介護施設で働く人たちの助けになりたいと思っています。

 

企業の事業や魅力を羅列

「御社ではこんな事業や、こんな事業をしていて、魅力的です。だから働きたいと思いました。」と事業内容を並べるだけの場合もネガティブな印象を与えてしまいます。採用担当が知りたいのは、あなたが”なぜ”その事業を魅力に感じたのかという理由です。

<例>

×御社では新卒向けの就活サイトや20代向けの転職サイトを運営しており、魅力に感じました。

○御社が展開している新卒向け事業に魅力に感じました。魅力に感じた理由は、人生を左右する就活で、知られていない優良企業を多くの学生に知ってほしいと考えているからです。なぜなら―…

 

沢山学びたい、研修・教育制度が整っている

「研修・教育制度が充実している御社で学ばせて頂きたいです。」という伝え方だと、受け身であると捉えられる可能性があるので気を付けましょう。企業が研修・教育制度を用意する理由は、1日でも早くあなたが即戦力となり利益を生み出すためです。企業は学ぶ場所ではなく、利益を生み出す場所という意識を持ちましょう。

20代の社会人経験が浅い方に対して、企業は自ら学ぶ姿勢を求めます。特にITエンジニアなどの専門性が高い職種は新しい技術等を自ら学び続ける姿勢が重要視されます。研修制度や教育制度が無いと、自主的に学ぼうとしない人なのでは?と思われるので注意しましょう。

<例>

×充実した研修制度が整っているので、沢山学ぶことができると思って志望しました。

○自主的に勉強を進めているのですが、研修制度があればより早く活躍することができると考えております。なぜなら―…

 

興味がある

興味は変わる可能性があります。採用担当からすると、興味が無くなったら退職してしまうのでは?とネガティブに捉えられる可能性があります。また入社当初は様々な経験を積んでほしい!と考えている企業にとっては、興味がある業務しかやりたくないのでは?と誤解され、仕事を任せられないな…と考えられてしまうことがあるので注意しましょう。

<例>

×ITエンジニアに興味があるので、志望しました。

○ITエンジニアという職種に魅力を感じています。なぜなら―…

 

やりたい仕事ができる

企業はあなたのやりたい業務をさせてあげるために採用するのではなく、そのポジションで成果を出すことのできる人を採用しています。あなたが「やりたい」と思っても、スキルや経験また他の社員の都合等、様々な要因も併せて組織が動いていることを知ったうえで志望動機に組み込むようにしましょう。

<例>

×御社の学生支援事業は私がやりたいと思っていたことなので志望します。

○事業全般に魅力を感じているので、どの職務内容であっても積極的にチャレンジしていきたいと考えております。その中でも特に御社の○○の事業は魅力的に感じます。なぜなら―…

 

成長したい

成長の定義は人によって違います。あなたにとっての成長とはどんな状態なのかを明確にして伝えましょう。営業職であれば、1,000万円以上稼げるようになる、大手企業を担当できるようになること等。ITエンジニアであれば、プロジェクトマネージャーになる、テクニカルスキルを磨き上げて、こんなプロダクトをつくりたい等。

<例>

×御社で成長したいと考えています。

○御社でマネージャーを目指したいと考えています。なぜなら―…

おわりに

伝えたいことは同じでも、伝え方や言葉一つであなたの印象は大きく変わります。可能であれば、自分以外の第三者から冷静な視点で確認してもらうと良いでしょう。Re就活エージェントからご紹介した企業の選考に進んでいただくと、各企業に合わせた面接対策をマンツーマンで行うので合格率をアップさせることができます。選択肢を広げたい場合なども一度Re就活エージェントをご利用ください。

 

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