『よろしかったでしょうかは間違い!?』間違って使いがちな敬語をご紹介!

最終更新日: 2025年01月29日
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Re就活編集部 こむぎ

『よろしかったでしょうかは間違い!?』間違って使いがちな敬語をご紹介!

実際に面接で敬語を使って話そうとすると「この使い方は正しいのかな」と不安に思うときもありますよね。「正しい敬語を用いて他者とコミュニケーションを取れているか」という点は、社会人にとって基本的な部分になるので、面接でも確認されます。なので、このコラムでは面接の際に焦らなくて済むように、ついつい使い方に困ってしまう敬語についてご紹介します。  

  

~目次~  

1章:間違って使いがちな「敬語」6選!    

2章:“できる社会人”を目指すために必要なこと  

  

1章:間違って使いがちな「敬語」6選!  

敬語_1章.png

この章では、間違っている使い方と正しい使い方を比較して紹介していきます。この機会に正しい敬語の使い方をマスターしましょう!  

  1.よろしかったでしょうか  

【×】次回の面接は、○月〇日でよろしかったでしょうか。  

【〇】次回の面接は、○月〇日でよろしいでしょうか。  

現在のことを確認するのに、過去形になっているため、日本語として違和感を与えてしまいます。「よろしいでしょうか」や「いかがでしょうか」という表現を使ってみましょう!  

  

2.いらっしゃる  

【×】 ご担当者は高橋様でございますか。  

【〇】ご担当者は高橋様でいらっしゃいますか。  

「いらっしゃいます」は尊敬語ですが、「ございます」は丁寧語です。相手に敬意を示すのには、尊敬語の「いらっしゃいます」が適切な表現です。「弊社の担当は小林でございます」というように、社員に対して使う分には問題ありません。  

  

3.お聞きになる  

【×】 ◯◯の件は、うかがっていますか。  

【〇】◯◯の件は、お聞きになりましたか。  

「うかがう」は謙譲語なので、敬意を表する相手の行動には使いません。主語が敬意を払いたい相手の場合は、「聞く」の尊敬語の「お聞きになる」を使うようにしましょう。  

  

4.~させていただいております  

【×】 現在の職場では○○の担当をさせていただいております。  

【〇】 現在の職場では○○の担当をしております。

文法的に間違いではないものの、「~しております」という表現を使うといいでしょう。「させていただく」とは、「相手の許可を取って行い、そのことで自分に恩恵を受ける」際に使われます。そのため、「参加させていただきます」は正しい使い方ですが、「希望させていただく」は一方的な行動なので間違った使い方です。  

また、「させていただく」という表現は、「させてもらう」の謙譲語になるので、「拝見させていただく」「申し上げさせていただきます」という謙譲語と使うと2重敬語になっていまいます。 「~させていただく」の前に入る動詞は謙譲語を使わないようにしましょう。  

  

5.おっしゃられる おっしゃられた  

【×】○○様がおっしゃられたことですが・・・  

【〇】○○様がおっしゃった内容ですが・・・  

 「言う」の尊敬語は「おっしゃる」「おっしゃった」です。「られ」は尊敬語なので、「られ」を入れると二重敬語となってしまいます。ほかにも「ご覧になられる」「お越しになられる」も間違いで、正しくは「ご覧になる」「お越しになる」と言います。間違いやすい言葉なので気をつけるようにしましょう。  

  

6.「存じ上げません」  

【×】○○さんがおっしゃっていた件につきましては、存じ上げません。  

【〇】○○さんがおっしゃっていた件につきましては、存じません。  

 「存じ上げません」は、基本的には「人」に対して用いられる言葉です。物や事柄に対しては「存じません」「わかりかねます」を使うようにしましょう。  

    

2章:“できる社会人”を目指すために必要なこと  

敬語_2章.png

面接前に言葉遣いを確認しているのは、事前準備を抜かりなく行うという点でとても素晴らしいことです。 中には、「日頃からもっと意識できていたら違っていたかも…」と、面接直前になって確認している自分に少し嫌気がさし、もっと正しい敬語を使いこなせるようになりたいと思われた方もいるでしょう。  

  言葉遣いはすぐに習得できるものではありませんが、今からだと遅すぎるということもありません!  日常生活の中で少し意識するだけでも、きっと効果が目に見えてくるはずです!  敬語を正しく使うには、その言葉の意味までしっかりと理解しておく必要がありますよね。正しい日本語を使おうとする意識を持つことが大事になってきます。  

  とはいえ、  

「そもそも、自分の言葉遣いが間違っているのかわからない」  

「正しい日本語が分からないから難しいんだよな…」  

と思った方は、「日本語の違和感」に気づけているかを改めて振り返ってみましょう。ちょっとこの表現おかしいなと気づけるようになることが大事です!   

・出版されている文章を読む 

・辞書を引く 

・ニュースを聞く  

 上記3つは正しい日本語を身につける上で実践しやすいものの例です。 

これらの文章にたくさん触れることで、「日本語の違和感」に対するセンサーが働きやすくなります。 

 

一度身についてしまうとなかなか修正することが難しい「間違って使いがちな敬語」ですが、自分のものにすることができれば、印象もぐっとあがります。内定に近づくためにも、できる社会人になるためにも、一度これらの身近なものから実践してみてはいかがでしょうか。  

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