応募したものの、面接行きたくない・・・
でも、欠席の連絡もしづらい・・・
ダメだってわかっちゃいるけど、今日はドタキャンしてしまおうかな・・・。
こんな経験をしたことがある人も意外といらっしゃるのではないでしょうか。
面接の日が近づいてくると、とっても気持ちが重くなってくる。誰だって少なくともそんな気持ちになったことはあるでしょう。
今回は、ドタキャンしてしまいそうな時の立ち向かい方についてお伝えします。
みんなのドタキャンって、何が理由なんだろう

Re就活で、アンケートを取りました。
「応募した企業の面接に無断で欠席した理由」(2018年9月調べ)
1位:急に不安になった・・・35%
2位:準備不足・・・25%
3位:具合が悪くなった・・・10%
「急に不安になった」。
なかなかリアルな心情ですよね。そうそう!と思った人も多いのでは?
また言い換えれば、急に不安になる原因は「準備不足」とも想定されるので、およそ上位60%の人が、準備不足が原因でドタキャンをしているとも考えられます。
ではどうやって立ち向かいましょう・・・。
面接が不安になるって・・・意外と当たり前なのでは。
就職・転職活動中、「早く内定が欲しい!」と焦る気持ちがゼロな人はほとんどいないでしょうし、面接に行けばご縁が無く“お祈り”されることだってあります。普段なかなか人には話さない「自分の心の中」を聞かれることだってありますし、予想もしていなかった突飛な質問をされるかもしれません。その上面接官が、とーっても怖い人だったらどうしましょう。そんな面接を「楽しみ!」「やる気が出てきた!!」と思えるおばけメンタルの持ち主は少ないでしょう。完璧に準備なんてしきれませんし、誰だって緊張しますし、なによりも精神的に疲れます。かく言う私も、今はRe就活編集部として働いていますが、もう一回面接しろ!なんて言われたら、やっぱり嫌です(苦笑)。
そう。考えてみるとドタキャンの種は誰の心の中にもあるのです。
何が言いたいかというと、まずは「ドタキャンしたい・・・」と思っている自分をダメだと思う必要はないということ。
「なんだ精神論かよ」。
でもこれがすごく大事なんです。
ドタキャンの種が芽生えてしまうと・・・

かと言って、ドタキャンして良いわけではありません。当然です。
もちろん応募した企業の方に迷惑がかかります。人事の方は、面接する一人のために面接時間以外にも、たくさん時間を取り、場所も押さえ、スケジュールも管理しています。
でも、そんなことより(←敢えて言います)、誰よりも自分のためにドタキャンはしない方が良いのです。
ドタキャンに限らず、「悪い癖」って、1度定着すると、「わかっちゃいるけどやめられない」状態に陥ります。そうすると何が起こるか。
1. 癖を直しづらくなる
2. 癖をやめられない自分に対して自己嫌悪を抱くようになる
3. 1と2によって、面接をドタキャンし続ける&面接に行かない自分にどんどん自信が無くなる
もう負のスパイラルです。
芽吹いたドタキャンはあなたの心にツタをぐるぐると絡ませ始めます。
いつかは就職・転職したいと思うなら、誰かのためではなく【自分のために】ドタキャンはしない方が良いのです。
ドタキャンの種が芽生えそうな時には

ドタキャンの種は誰の心の中にもあるとお伝えしました。潜伏して、心が弱まって芽吹くタイミングを今か今かとうかがっています。
まずは冷静に、今どうして自分がドタキャンしようとしているのかを考え直してみましょう。「急に不安になった」「準備不足」の背景にあることです。主にはこの2つなのではないでしょうか。
1. エントリーした企業への志望度が低い
本当に本当に、死ぬほど就業したい企業だったらきっと死ぬほど準備するのではないでしょうか。逆に、応募したものの準備する気力が起きなかったというのは志望度が低い表れかもしれません。
そんな時は、それでも面接に行ってみてはどうでしょう。ご縁が無くて“お祈り”されることもありますが、思いがけないご縁で逆に内定をもらえるかもしれませんし、実際に企業に足を運ぶことでその企業へのイメージや志望度が変わることだって往々にしてあるのです。
2. 面接に慣れていなくて不安/面接に落ち続けている
こうした理由で「とにかく面接が不安」という状態にある人もいることでしょう。
でもこの場合、今回の面接を見送ったところで、次回の面接も同じように見送ってしまう可能性が高いです。あえて厳しいことを言いますが、面接そのものへの不安や苦手意識は、面接に行くことでしか克服できません。
あるいは、エージェントサービスなどを利用することも方法の一つです。自己分析や面接の練習を一緒に行ってくれるので、準備不足を改善することができます。
そして、上記の検討の結果、がんばって面接に行くことを覚悟した場合、
≪ 面接で何か成果を残しましょう ≫
えっ!急にドキドキしてきましたか??
でもそれは、結果に関わらなくてもいいのです。「自己紹介がうまくできた」とか「いつもより笑顔を意識できた」とか「思いのほか志望動機がうまく言えた」とか。
なんでもいいのです。最終的に内定につながらなかったとしても、必ず次回の面接への自信につながります。これはドタキャンの種がとても嫌がることです。
ドタキャンの種を芽生えさせない方法
そもそも、種さえ芽生えてこなければ、こんなに葛藤することもないですよね。
そこでドタキャンの種に襲われない方法を2つご紹介します。
1. 企業とコミュニケーションをとる
いきなり知らない番号から電話がかかってきて、調べてみると応募企業だった・・・でもかけなおすのは緊張するなあ。なんてこともありますよね。それだけで、もう嫌になって面接に行きたくなくなってしまうことも。
でもそんな時こそチャンス。企業の人と連絡を取ってみましょう!
特に中途面接の場合、面接の管理も面接官も同じ人事の方が担当されている場合が多数あります。つまり、電話の人が、面接当日の相手かもしれません。電話で話すだけでも企業や面接のイメージトレーニングに繋がりますし、面接に行くハードル下げることができます。
もしも自分が電話に出られず、折り返した時には
「お電話をいただいたようですので折り返しご連絡をしました」
「先ほどお電話に出られず失礼いたしました」
などハキハキと伝えましょう。電話の印象も、面接官の判断基準に影響するものです。電話で好印象を与えられれば、面接を優位に進めることができます。
2. 将来をイメージして企業への志望度を上げる
先ほど、志望度が低いこともドタキャンの芽吹きの原因だとお伝えしました。
ですから、「こんな仕事/働き方をしたい」「この企業で働きたい」「こんな生活をする将来にしたい」など具体的に考えて見ましょう。
もちろん、自己分析なんて何度もしているという人も多いでしょう。しかし、こうした観点で改めて自己分析をし、それを基準に求人を見れば、検討方法も自ずと変わってきます。
すると、先ほどお伝えしたように、本当に本当に就業したい企業のために、準備への姿勢も変わってくるのではないでしょうか。

さて、いかがでしたでしょうか。心の中のドタキャンを根絶やしにできそうですか?
「面接行きたくない現象克服法」などと言いましたが、「面接に行くことでしか解決できない部分」が大きいのが事実です。
でも、面接に行きたくない気持ち(ドタキャンの種)は誰の心にもあります。
お伝えしたように、就活・転職が精神的にとても疲弊することだからです。ですから、まずは種が自分の心の中にあることを認めること、そしてその種をどうやって発芽させないかを考えることが非常に大事です。ドタキャンの種を発芽させないこと自体が、社会勉強だ!くらいに前向きに捉えて、面接に立ち向かいましょう。