転職や就職活動をしていると、求人票の募集要項に「基本的なパソコンスキルをお持ちの方」という記述を見かけることも多いと思います。確かに意味は分かるものの「基本的なパソコンスキル」の基準が明確ではないので「どの程度のスキルがあれば良いのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
今回はこの「基本的なパソコンスキル」にフォーカスし、どの程度のスキルを持って入れば「基本的」なのかを紹介していきます。
パソコンスキルはWord、Excel、PowerPointを指していることが多い
就職活動で見かける「パソコンスキル」というものの多くはWordやExcel、PowerPointを指すのが一般的です。つまりこの3つのスキルがどれだけあるかということが企業側にとって気になる点なのです。それではそれぞれの項目を初級・中級・上級に分けて見ていきましょう。
Word
初級……基本的な文書の作成はできる。画像挿入などのレイアウトも調整できる。
中級……書式やセクションの区切りなども行える。ページごとの編集や目次作成などのやや複雑な作業も可能。
上級……グループ作業に関する機能も使える。校閲機能なども活用できる。
Excel
初級……基本的な関数は使用可能。表やグラフも作成できる。
中級……複数のシートを使った集計や、データの抽出ができる。
上級……マクロ機能を活用した自動化処理ができる。ピボットテーブルを使ったデータ分析が可能。
PowerPoint
初級……スライドが作成でき、動きをつけることが可能。
中級……スライドにWordやExcelのデータを統合できる。グラフィック機能が活用できる。
上級……グループ内で編集できる。校閲機能が使える。
面接でパソコンスキルについて聞かれたら
パソコンスキルについては面接時にも聞かれることがあるでしょう。
そういった際は「Wordができます」とだけ言うのではなく、先ほど紹介したスキルのレベルを説明していった方が印象としては良くなります。
例えば「Excelでは複数のシートを使って集計をした経験があります」というように、自分の経験を紹介していった方が、面接官がイメージしやすくなるためおすすめです。できるだけ具体的に説明できるように心掛けましょう。

もし応募先の企業から「基本的なパソコンスキル」を要求されているのであれば、先ほど紹介した初級〜中級あたりをマスターできていると問題ないケースが多いです。
Wordでは報告書やレポートなどを作成し、Excelでは簡単な関数を使った表やグラフを作成することもあります。そしてPowerPointを使ってプレゼンをする機会もあるため、これらのスキルを満遍なく養っておくことが転職・就職活動では有利になるといえるでしょう。
ご自身のスキルと照らし合わし、必要な箇所があればスキルを養っていきながら、Re就活を使って志望する企業を探していきましょう。